2017年04月30日公開|スバル
もう数年前になりますが、
メルセデスベンツW124の修理のお手伝いをさせて頂き、
それ以来ご無沙汰でしたが、
ここで旦那様の足車の新車入れ替えをなされたとの事で、施工ご依頼を頂きました!
残念なことに、
W124は不具合箇所が多く修理代が嵩み始めたとの事で、
今はメルセデスベンツSLKに乗り換えられてしまったとのことです・・・
尤も最終型でもすでに22年初期型では32年経過していますから、
維持コストがかかるのは当たり前です。
弊社お客様方でも多くの方が最近までお乗りでしたが、
ここに来て確かにめっきり減ってしまっています・・・
そういう私のW124正確にはS124もステーションワゴン初期型ですので、
既に28年走行距離も同じく28万キロに達していますが、
インジェクション及びミッションの大幅修理が必要な為、既に5年ほど前からナンバー落した状態で修理待ちとなっておりますが、
次から次へと他の手持ち車両が壊れてくれる為に、
一向にS124の修理費用が用立てられません・・・
現実的に実用に耐えうる型式のベンツとしては一番ベンツらしさを残したベンツです、
現在のベンツと乗り比べてみると、
現代のベンツにベンツ本来の重厚感はまったく感じられません。
変な話ですが、尤もベンツを良く知るヤナセのメカニックや営業マンですらこの様な感想を漏らしますから、
本質的車としての出来のよさはやはり124なのでしょう!
弊社新車施工では定番中の定番、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での、
ドアカップの施工です!
但し今回はフロント2箇所のみで、
リアドアはオートクルーザー機能があるので必要ないとのご判断で、施工はいたしませんが、そうやって少しでも施工費を削り他の必要な部分に割り振っていくのは、
お金の有効利用ですね。
あれもこれもと言っていては、
切がなくなってしまいますから・・・
今回冒険的施工とも言える、
ヘッドライトカバーへの、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の施工です!
何故これが冒険か?
ですが、今までの経験上形状の3次曲面に対しての、
フィルム追従が限界を超していると思われるからです・・・
実際1枚目の型取り張り込みでは、
余ったフィルムが縮み処理し切れなくまったくダメでした・・・
其れを踏まえ、引き延ばし限界までフィルムの大きさを小さくすることで、
なんとは貼り込みには成功しました!
が、中央の写真の赤で囲まれている部分は無理やり余ったフィルムを縮めて押さえ込んでいますので、
多少の糊ずれは起こしてしまっています・・・
これは事前に予想できていたことですのでご依頼に際、
「この部分収めに相当無理があるため、
それなりに糊ずれが起きますが其れでも宜しいですか?」
と、ご確認したところ、
「なにもしなければ数年で劣化して汚くなることに比べれば、
糊ずれレベルのことでしたら大丈夫です!」
との、ご同意を頂けていましたので安心して施工できました!
お引取りの際に糊ずれレベルをご確認いただきましたが、
オーナー様が予測されていたレベルよりもはるかに意匠性は保てているとの事で、
ご満足いただけました!
過去これで何台もが施工後、
「やっぱり剥がして・・・」
ありましたから、
かなりビクビクでした・・・
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”の、
全周施工もご依頼ただきました!
このお車もフロントサイドガラスには、
三角フィックスが有りますが、
今迄この部分も含め、
フロント基本セットで施工いたしてきていましたが、
最近の新車では特に1BOXタイプではこのような構造のお車が増えてきておりますので、
6月よりフィックス部分は追加施工対象とさせていただきます。
但し、
面積は非常に小さいので追加サイドガラスの1/2の価格といたします!
新車であっても、鱗落し剤を使用してのリア周り施工では、
この様に鱗落し剤が撥ねられてしまいます・・・
これは、新車であっても工場ライン出荷から、
一定期間は露天に晒される為と、
PDI及びディーラーでの洗車で、
極軽度であっても水染みが付着し始めているから起きている事象です。
簡易施工では、
新車だからと言って下処理なしで脱脂程度でいきなりコーティングを行なってしまうところも多いと聞いておりますが、
下地に不純物が膜となって存在していては、
いかに高性能のコーティング剤を使用したとしても、
その効果持続力は半減してしまうでしょう・・・
現在弊社が使用している鱗落し剤は、
現在弊社在庫でSOLD OUTしてしまいます・・・
材料価格の高騰でメーカーが生産を終了してしまいました。
今後これに変わる安全且つ強力な鱗落し剤が見つからない場合は、
全ウインドウライトポリッシュからの施工になってしまいますので、
只今全力で代替剤を探しております!
今回は前記してきたオプション以外にも、
“ホイルガラスコーティング”の施工をご依頼ただ来ました!
遠方よりお越しですので、
施工ホイル装着ですとダスト等で汚れてしまうのを嫌われて、
わざわざディーラーから借りた中古ホイルをお履き頂き施工ホイルは荷室に積載してお持ち頂きました。
施工ホイルはスポーク側面が黒で正面部分がポリッシュ仕上げですので、
ダスト付着があり除去の際に傷入れの可能性があるような場合は、
使用品扱いでしかも磨き処理が必要になってしまいますので、
一気に施工費が+50%と跳ね上がります、
この準備行動はオーナー様にとっても弊社にとっても正解行動です!
ボンネットの状態は、
ほとんど傷もありませんから状態としては良いのですが、
一寸気になったのは軽い酸化痕のようなものがあるような?
軽自動車ですが、
膜厚はギリギリでは有りますが100μ以上ありますから、
やはりスバル・ダイハツの軽自動車は安心です!
磨きはやはり新車定番の“01スタンダード・ソフト磨きコース”でのご依頼でした!
このお車で一番気になったのが、
この水染みと軽度の酸化痕です・・・
この時期1年の中で尤も、
酸化痕の付いてしまう脅威が高いでしょう。
と言うのは、
花粉と黄砂です・・・
春以降危険な樹液や虫糞と違い、これは駐車場所は問わず露天放置されていれば、
早ければ3日ですら酸化痕は出来てしまいます・・・
更にWAXやポリマーなど塗られている場合は、
それに油脂成分が溶け込んで更に付着や進行スピードを早めるリスクも高めます。
水染みはほぼ完全に処理出来ましたが、
酸化痕の内1割程度は残ってしまいました・・・
傷の場合は傷の状態観察で、
大体何μ程度の研磨が必要かわかりますが、
酸化痕の場合は、
表面観察では酸化深度はまったく読めません・・・
ですので、
仮にオーナー様からスポット磨きのご許可を頂いていたとしても、
スポット磨きを行なったとしても除去できる確信がありません。
無駄に周囲の膜厚消費をするだけになってしまう可能性が高いからです・・・
お持込時車体は綺麗な状態でしたけれど、
ポリマーがかかった状態でしたので、
はっきり傷の状態は確認出来ていませんでしたが、
1パネルだけは、
はっきりと洗車傷らしきものが数本確認されていましたので、
新車割引は保留とさせて頂いておりました。
案の定、磨き前準備洗車を終えてみると、
他のパネルも結構な洗車スクラッチ入ってしまっています・・・
色的にもそこそこ傷は確認しやすい色ですので、
この程度はしょうがないかもしれません。
オーナー様は現車確認の際に見えた傷をかなり気になされていて、
「01スタンダード・ソフト磨きコースで取れる?」
「なんだったら02スタンダード・ソフト磨きコースでも良いよ!」
とまで仰っておいででしたが、
「今見える傷のレベルが隠れていたとしても恐らくマックスの傷深度でしょうから、
十分01スタンダード・ソフト磨きコースでも対応可能ですから大丈夫です!」
と、ご案内した以上よほどのことが露呈しない限りは、
発見した傷は処理します!
このパネルの傷は完全除去出来ました!
このパネルがお持込の際に傷が確認できたパネルですが、
かなりの量の傷が入っていますが、
傷自体は非常に浅く、
洗車機で付くヘアースクラッチ程度です。
ポリマーって便利ですよね!
この様な傷であってもオーナー様には、
程度良好と安心しさせて納車できてしまうんですからねー
但し、
レベルの低いディーラーではポリマー自体が傷を隠してることすら知らずにやっている場合すらあるでしょうね・・・
このパネルも問題なく傷処理完了!
スズキ・ホンダの塗装と違い、
傷を取りたいがために一寸強めのプレス圧を掛けても、コンパウンドが絡みやすくなったり、焼きついたりしませんから、
磨きやすい塗装は磨き屋としては助かります!
但し、
今後トヨタ傘下となってしまったスバルは、
トヨタからのきついコスト管理に晒されていく中で、
今までのような塗料・塗装品質を維持し続けられるかが?
実際最新の塗料メーカーの使用塗料詳細を調べてみると、
どうも塗料は一部変わっているようです?
リアバンパーも理由不明の傷が沢山・・・
理由不明でもないか。
恐らく傷の入り方からみて、
犯人は洗車機・・・
輸入車・国産車問わず、
実は新車を平気で洗車機で洗っているディーラーは多いです・・・
但し、
スキルの低いディーラーマンが手洗い洗車するよりは、
現実的にはリスクはそのほうが相当低いですけどね!
リアバンパーの傷も完全除去出来ました!
01スタンダード・ソフト磨きコースで傷は取れると言ってしまっている以上は、
ここはある程度サービス磨き的部分も含んでもしょうがないですね・・・
ボンネットは3.6μの研磨ですが、傷が確認されていた部分でも、
其れほど研磨厚は大差ないでしょう。
酸化痕があったルーフはもう一寸磨きこんではいますが、
+1μは行っていないでしょう。
オーナー様にとっては、
恐らく傷自体が存在していたことが予想外の出来事だったのでしょうが、
逆説的に考えれば洗車をしていながらヘアースクラッチ1本すらないことの方が不思議ともいえます。
ので、
ものは考え方次第ですね!
DAIHATSU ダイハツ シフォン カスタム RSリミテッド(LA610F)コーティング終了
既存の弊社のお客様では有りますが、
実際弊社でコーティング施工をされるのは初めてですので、
どのようなご感想になるかは正直未知数でした。
この様に、弊社との関係の始まりが事故修理や細かな作業でと言う方も多少はいらっしゃいますが、
其処から本体施工に結びつくお客様は5割程度でしょうか?
お引取りに見えられての初見からのご感想は、
「想像をはるかに超えている、ビックリ!」
と、
ご夫婦共々ご満足をいただけたご様子で、
安心いたしました!
感激して頂けたのりでの話かもしれませんが今お乗りの、
「ベンツSLKも折を見て施工をしたい!」
と、仰ってくださりましたが、ここで新車をご購入されて且つ弊社でもこれだけ高額の施工をなされた後に、
またもう一台施工ではお小遣い・家計も大変でしょうから、
当てにせず当てにしてお待ちいたしておきます!
今回施行内容は事前にほとんどオーナー様が決めてこられておいででしたので、施工内容は多岐にわたりましたが、
左程時間消費することなくパッパと決まっていきました!
但し、予想外だったのはオーナー様は車輌クラスがSと思われていらっしゃいましたが、
体積計算をしてみると私も予想外のMでした・・・
当然事前に施行内容を決められていますから、
車輌クラスが1ランク上がれば予算はオーバー。
ここで施行内容の見直しが必要・・・
となると思いきや、同伴された奥様からも、
「折角久しぶりに買った新車だし、やりたい内容はそのままで良いんじゃない!」
との後押しを頂き、
変更無しとなりました!
面白いもので、
今迄奥様同伴でいらした方で、
お見積もりにおいて予算オーバーになってしまった際に其れを止めた奥様は、
私の記憶では1人だけ。
後の方は、予算オーバーになられて尻込みする旦那様を、
逆にけしかけていることがほとんど!
逆にだんな様一人でいらして、
見積もりが予算オーバーとなりその場の決断が出来ずに奥様との協議の為持ち帰りとなった場合は、
まずほとんどの場合施行内容の削減か施工グレードを下げ予算範囲内に収め直します。
勝手な想像ですが、奥様ご同伴でいらっしゃる場合は、
奥様も弊社での施工にノリノリですので文句は言われない!
だんな様お一人の場合は、
奥様を説得しての施工ですので予算オーバーしてまでの押し切りは出来ない・・・
大抵のご家庭は後者でしょう。
私の場合は相談すらせずに勝手に突っ走っちゃっていましたが・・・
但しこれからは、
そうは行きそうにも無いというよりも、
そんな余裕は私に無い・・・
と言うことで、今回施工のコーティングは、
“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”と決めていらっしゃいました!
数年前までは結構施工台数の多かったコーティングですが、
ハイブリッドクラスに新たにブリリアントが加わってからは一気に施工台数が減少していましたが、
以前このコーティングをご選択いただいている方のリピーター率は悪くありませんので、
実際施工してみるとその効果は体感して頂けるはずです。
日常使用車ですので、
やはり定番化しているレジントップコートもご依頼いただきましたが、
ここのところやけに施工台数がうなぎ上りの、
“レジントップコート・コクーンSP”でのご指定です!
弊社の施工ご依頼の傾向として、今迄あまり人気で無かった商品も、
ある方の施工をきっかけに急に人気商品になったり、
急に施工以来が減ったりということが結構有りますが、
どのような理由原因でこの様な事が起きるのかは?
但し、
レジントップコート・コクーンSPは3月よりNEWバージョンに切り替わりましたので、
以前に比べ機能性・耐久性とも向上している事実はありますが、
これ今迄公示していないので施工以来が増えている理由には結びつきません・・・
このたびは、てんこ盛りでの高額施工ご依頼頂きまして、ありがとうございました。
また、ご丁寧にお土産まで頂き、美味しく頂きました。
しかし、124仲間がまた減ってしまったことは悲しいですね。
これから陽気も過ごしやすくなり、お出かけの機会も増えることと思いますが、施工させて頂きましたお車やSLKでのドライブお楽しみください。
今後もよろしくお願いいたします。
会員クラス:準会員登録
車輌クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工1=ホイルガラスコーティング(新品=前面のみ)
オプション施工2=レジントップコート・コクーンSP
オプション施工3=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドア×鱗落し)
オプション施工4=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用=ドアップ×2箇所・ヘッドライトカバー)
オプション施工5=ステッカー剥がし(リアガラス×2枚)
物販=拭取り専用超大判クロス
施工料金:259.147円税込み(リピーター割引-5%・濃色車割り増し磨きランク2+15% 適応・物販含む・高速料金バック別途)
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