2017年04月02日公開|アウディ
愛知県からお越しいただきました、
ルノートゥインゴのオーナー様の旦那様ですが、
新車時に施工させていただいておりますが、今回奥様の車と同時にお持込いただき、
“メインテナンス施工”でのご入庫です!
実は今回のご入庫とは別に重大なご相談のご入庫前から頂いておりました。
と言うのは、20年ほど前に某ハウスメーカーで新築をされており、
今回なんと約3.000万円ものリフォーム工事を同じハウスメーカーさんに発注なされているそうですが、
年度末の30日がお引渡し予定になられているそうですが、
どうやら手抜き工事?
ではと思うような、
ずさんな工事でどうしたら良いかを迷われていらっしゃいました。
弊社は会社母体が建築会社のため、
その是非をお知りになられたいとの事でのご相談でした。
そもそもお客様の工事希望時期は5月であるにもかかわらず、
3月末完工をお願いされた時点でかなり怪しい・・・
この時期決算調整の為やっつけ工事で売り上げの悪い会社は、
詰め込み工事を行ないます。
実際弊社は基礎屋ですので、
建築基準法も適応されている部分も有りますが、こういう状態ですとメーカー側からの指示で、
「無視していいから!」
と言われる場合すらあります。
この時点で違法建築、
完全手抜きです・・・
そもそも今回のリフォームの問題は新築時まで遡ります。
2回の床を防音床とするためモルタル下地として、
其処に直接フローリングを張り込んでいますがマンションではないのでこの様な工法自体がおかしく、
普通はその上に根太を組み50mm以上の合板を轢き込みそしてフローリングです。
設計上これが無理だとしても、
防音用モルタルのレベル取りはフロアー屋等の専門業者が行ないますが、
どうやら普通の左官がやったようで床は不陸だらけ・・・
そこで今回のリフォームでは其れを完全に補修して、
レベルを出しフローリングを貼り直してもらうことが具体的に指示されていますが、
お引渡し前立会いで確認をしてみると、
フローリングはフワフワする部分が相当ある上、
床鳴りは二条城の鴬張り以上、
更にはゴルフボールを置くとかなりの勢いで部屋の済から隅へ転がって行きます・・・
音とボールは動画で見せて頂きましたが、
はっきり行ってありえないレベルです。
これ等を当然お客様は担当者に指摘すると、
「使っていれば馴染みますし、いずれ慣れますから!」
見たいな事を言ったそうですが、
そんなことあるわけが無い・・・
メーカー側に自主点検資料提出させたら、床レベルの点検表では不陸誤差は判例基準及びメーカーの自主基準、
大幅に上回っています・・・
これでどうして完工であり、完工金の支払いを求めれるのか?
当然クレームとし、
支社の営業部長が話し合いに来たそうですが、更に問題発言、
「不良工事であることは認めますが、
お客様責任がある可能性もありますので、
再工事の損害負担が発生するかも?」
この状態において、何処にお客様責任があるのか?
これ以外にもお客さまから色々な写真見せて頂きましたし、工事見積書も拝見しましたが、
写真上手抜き工事は数知れず、
見積書の単価も出鱈目です・・・
私から見ると、
これほとんど潜り業者の詐欺リフォームのレベルです。
これがハウスメーカの中では、
最高級と言う評判のメーカーのすることとは・・・
実は弊社もこのメーカー取引先であり20年以上メイン取引先として工事を請け負って来ましたが、
地元のこのメーカーは施工基準はめちゃくちゃ厳しい!
過去、
完成基礎のレベルがGL設計より3mmずれていて、
「壊してやり直せ。」
と言われるほど厳しいのに、
同じメーカーである以上施工基準は同じはずなのに、
この違いは何なのでしょうか?
簡単に言えば、
基準はありしも社内統制は取れておらず、
監査がされていない評判だけのメーカーと言うことなのかも?
3.000万のリフォーム自体早々ありえる価格ではなく、このメーカーの家を新築しても足りる価格ですし、
ローコスト住宅なら3軒立ちますからねー
此処まで来ると、
見積書自体の正当性も疑わしいですし、
隠蔽部の工事も設計書通りには行なわれてる可能性はかなり低いと思ってしまいます・・・
まずは“鉄粉クリーニング”を行ないます!
新車時施工から約2年半ぶりのメインテナンス、
鉄粉の除去ですが付着量はかなり少なめです。
オーナー様曰く、
「ずぼらな為、洗車機でしか洗車したことが無い・・・」
とのことですが、
逆に洗車機であるがゆえに頻繁に洗車可能なことが、
軽度の鉄粉付着状態で洗車されることで、
鉄粉が食い込む前に処理できていることに繋がっているのでしょう!
今回奥様のお車共に始めて弊社の、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”を、
全面施工でご依頼頂きました!
フロントガラス及びフロントサイド部分の水染み付着は、
非常に軽度でしたが、
スモークフィルムが貼ってあるリア周りのウインドウは、
かなり頑固な水染みに覆われてしまっています・・・
何故同じお車でこの様な違いが出てしまうのか?
簡単なことで、
スモークがある所は水の乾きが早い為、
水滴が蒸発する際、
水滴に含まれるアルキル金属基がウインドウに残ってしまいます・・・
これを繰り返すことで、
徐々に水染みが成長していってしまいます。
ウインドウの水染みも、
ボディの水染みも生成原理成分共に同じです。
ですので、激しい水染みを長期間放置していれば、ボディと同じようにイオンデポジットに成長し、
ガラス面すらクレーター状に溶かしてしまうことも起き得ます・・・
こうなってしまえば、
完全な状態に戻すことは不可能です。
弊社のスプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングは、
走行時の撥水効果を体感していただく事も大きな売りですが、
ウインドウに付着する水染みを防ぐことも大きな施工メリットです!
鉄粉が除去されましたので、次のメインテナンス作業である、
“スケールリムーバー”を行ないます!
まだまだ差ほど酷い状態には至っておりませんので、
現状水染みとして確認できるものの、
9割くらいは除去可能でしょうが、
残りの一割くらいは既にコーティング層及びクリアー層に対して、
イオンデポジットクレーターとなり食い込みしてしまっています・・・
スケールリムーバーはあくまで付着堆積しているアルキル金属基を溶かす為のものですので、
クレーター状に侵食されてしまっているものは改善は出来ません・・・
ですので、使用条件や管理条件的に水染みができやすい場合には、
目だって酷くなる前に小まめにスケールリムーバーを行なう必要があります!
機を逃し、既にクレーターとなってしまったものは、
磨きによりクレーター底面までの研磨が必要となりますが、
コーティング範囲内に収まっていれば、
コーティングを必要量研磨するか剥離する程度の軽度の磨きで済みますが、
クリアーまで到達していて侵食深度が深ければ、
#1.500~3.000くらいのペーパー処理が必要となってしまいます・・・
但し、
これもお車の現状膜厚の範囲での作業ですので、
現状膜厚が100μ以下であったり、
20μ以上研磨が必要なような深刻なクレーターでは、
再塗装が必要となってしまいます。
つまり、
小まめにメインテナンスを行なうと言うことはそれなりにランニングコストはかかりますが、
水染みを長期放置してしまうと大金が必要な施工になったり、
更に大事の再塗装と言う事になってしまいます・・・
これも個々の考え方次第ですがねー
9割がたは水染みスケールリムーバーにて処理できました!
今回のご依頼はスケールリムーバー1回施工ですが、
頑固な付着の場合は最大3回まで施工可能ですが料金は、
例:1回目20.000→2回目20%OFF16.000→3回目20%OFF12.800
となります。
今回の1回の施工では、
軽微な水染みは除去できましたが、
頑固な付着も多少見られその部分は残ってしまいましたので、
今回2台同時のご依頼を頂いておりましたから、
2回目のスケールリムーバーは“サービス”にて施工させていただきました!
Audi アウディ S3(8V)メインテナンス終了
2年半の間ほぼオンリー洗車機だったそうですが、
此処まで洗車機でも傷の入っていない濃色車は初めてです!
以前に比べ洗車機自体も相当良くなっていることも有りますし、
コーティングも改良が進みスクラッチ傷の入りにくい高硬度となったり表面フレキシビリティーが高くなっていることもあるでしょう。
実際古くからの常連様方の多くも以前は手洗いであった方たちも、
前記したような理由から、
現在は多くの方々が洗車機洗車に切り替えられています!
但し、フルサービスのGSでの洗車機使用では最後にスタンドマンによる拭き上げを行ないますが、
此処で派手に傷を入れられてしまうリスクがあります・・・
ですので、
拭き上げをしてもらわない代わりに、
「ブロアーをもう1往復してください!」
と、頼んでみててはどうでしょう?
新規のお客や通りすがりでは拒否されるかもしれませんが、
行きつけのGSとかでしたら聞いてくれるかも?
ちなみに私が利用しているGSでは総て対応してくれています!
別に脅してはいませんよー
ご希望がおありでしたら御紹介いたします!
また、水染みに関しても状態は軽度でしたのも、
やはり洗車機であるがゆえに洗い水がが乾く前に処理が終了できているからです!
車を大事にしているから手洗いという時代は既に過去かも知れません。
又、
何千円もの洗車代を支払ってのGSや洗車屋での手洗い洗車も、
何処のお店でも丁寧とは限りませんし、
傷を入れない保障など何処にも無いですから、
私の個人的見解ではお勧めは出来ません・・・
お引取り見えられて、
「これ新車と言っても疑われないくらい綺麗になったね!」
と、感激いただけたのは、
弊社会員様にのみ提供させて頂いている“リフィックス・コート”と言う、
シリカをベースにポリエステル樹脂と疎水・滑水強化をする添加剤を加えた、
特殊なメインテナンス材のおかげです!
通常のケミカル等では落とせないような頑固な汚れも除去できる能力を持っていますので、
初期症状の水染み(イオンデポジット)程度でしたら処理することも可能です!
又、シリカコーティングよりも表面密度が高い為、
非常に滑々した滑面性を持つ為、
シリカコーティングの通常の疎水・滑水よりも更に高い疎水・滑水性を持ちます。
但し、
これはあくまでメインテナンス材ですので、
シリカコーティングのような耐久性まではありませんから、
露天駐車車輌では1年くらいが寿命となります。
このたびは、2台同時の施工を頂、ありがとうございました。
お車の状態が素晴らしかったのには驚きました。
これからも大事にお乗りください。
PS:リフォームの件は、これからまだまだ交渉や工事管理等でストレスが続くこととなられるとは思いますが、私が調べたり聞き取りできることはご協力いたしますので、根気良くご対応ください。
正直リフォームはハウスメーカや工務店などから言わせると、新築以上に儲かるドル箱的な事をよく耳にいたしますから、見積もり書の金額の妥当性や施工自体の確実性には鼻から疑ってかかったほうが良いかもしれません。
これから更に二期工事もおありとのことですが、現場監督が見えられた際に同行して施工の進捗や状態を検分しながらのほうが良いでしょう。
頑張ってください。
会員クラス:準会員
車輌クラス:クラスM
施工コース:
オプション施工1=リフィックス・コート(会員限定施工サービス)
オプション施工2=鉄粉クリーニング(リフィックス・コート コース特別会員価格)
オプション施工3=スケールリムーバー(リフィックスコート コース特別会員価格・2回目サービス)
オプション施工4=車内光触媒コーティング(スタンダード×トランクのみ・車内施工済み)
オプション施工5=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・R基本セット×鱗落し)
施工料金:87.060円税込み(会員オプション割引-10% 適応)
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