2017年05月21日公開|スバル
長野県隣接県からお越しのご新規のお客様ですが、
この地域からお越しのお客様としては第一号です!
これは長野県の隣接県の中では、
道路アクセスが一番不便であることが大きな理由でしょう・・・
其れと、
老舗のコーティンググループに属す有名店舗もありますから、
わざわざ遠方の県外まで出かけられる方も少ないのでしょう。
そのような中弊社にわざわざ施行をご依頼ただいた具体的理由は最後まで判りませんでしたが、
理由はどうであれご依頼内容もてんこ盛りの高額施行ですし、
この5月は非常に暇である中でのご依頼でしたので、
本当にありがたいことです!
但し、この施行車ギャラリーの掲載内容に関しては、
仔細なご指示を頂いておりますので、
いつも毒舌全開で書かせて頂いてしまっている私にはどのように書けば良いのか?
と、
かなり文章構成には気を使う必要があり、
かなりぎこちない表現になってしまい常連読者の方には拍子抜けかも知れませんが・・・
国産車としては珍しく、
“ホイルガラスコーティング”のご依頼を頂きました!
関西方面で納車されその足で弊社にお越しいただきましたが、
その段階で300kmを超える走行距離となってしまわれるため、
扱いは使用品となってしまいます・・・
その為、
まずはその間に付着してしまっているブレーキダストの鉄粉の除去を行ないます!
紫色に変色しているものが、
鉄粉です・・・
この様にまず鉄粉クリーナーで付着鉄粉の除去をいたしますが、
ボディと違い強固な付着をしてしまっている鉄粉もある可能性がありますので、
この後更にトラップ粘土を使用して残留鉄粉を完全に除去して行きます!
但し、この作業はこのホイルのように黒の塗装部分がある場合は、
細かな擦り傷が入ってしまう可能性がありますので、
基本的にはトラップ粘土作業後に擦り傷を除去する為の磨き作業が必要となりますので、
割増料金がかかってしまいます・・・
が、今回はオーナー様の意向により、
「磨き作業は擦り傷が入ってしまったとしても行なわなくて良い。」
とのご意向でしたので、省かせて頂きました。
この様なご指示は初めてのことですが、オーナー様が必要ないと思われる作業は省く施行はご相談頂けば対処可能な作業に関しては、
極力ご希望には沿わしていただきます!
但し、弊社判断において作業を省くことが施行全体の施行クオリティーに影響を及ぼすと思える場合は、
ご対応できない場合もございます・・・
今回の施行は前面のみとなります!
国産車の場合であれば、欧州車のように極端なブレーキダストも出ませんから、
全面施行までは必要ないかも知れません。
最近の新車を見ていると、
以前に比べスバル・マツダ・ダイハツなどのお車では、
ブレーキダストが目に付くようになって来ていますので、
やっと制動力強化が必要なことを国産メーカーも多少は認識し始めたのかも?
先日とある懇意にしている輸入車専門メカニックと話をしている際に、
この方プリウスにお乗りですがなんと10万kmの走行距離になるにも拘らず、
「ブレーキパッドまだまだ残量が残っている!」
との事で、
これ欧州車では考えられないことです。
と言うか、
通常であればローターすら交換の必要が出ているはずです・・・
減らないパッドとローター=ランニングコストがかからない=ホイルが汚れない=ブレーキが利かない=国産車
減るパッドとローター=ランニングコストが高い=ホイルも汚れる=ブレーキ製動力は高い=欧州車
これは暗にスピードを出しても安心と言うことではなく、
不意の事態に止まり切れて事故回避が可能になるか!
ならないか・・・
と言うことです。
幾ら自動衝突回避システムが装備されていても、
根本的制動能力が低ければその制動能力範囲内でしか衝突回避は出来ません・・・
又、衝突回避システム自体の精度・能力も、
国産車と欧州車(主にドイツ車とボルボ)では雲泥の差があるようです。
先日TVで放送された番組のテストでは、
某国産VSベンツ&ボルボでは、衝突回避可能最高速度が3倍以上の差がありました・・・
価格差も似たようなものがありますが、
安全・安心はお金で担保されている事は否定できませんねー
新車定番の、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”、
こちらは全面施工でご依頼いただきました!
機能としての撥水は全ウインドウに必要は無いですが、
意匠性を保つ為の水染み付着防止には、
やはり全面施行がお勧めです。
多くの方は、リアウインドウ部分はプライバシーガラスやスモークフィルムを貼られていますから、
フロント部分に比べ数倍水染みは付着しやすくなりますので、
車庫保管車で日常使用をされないお車か、
よほど小まめにウインドウを拭き上げする方で無い限りは、
確実にウインドの水染みは日々成長していってしまいます・・・
ここのところ施行台数が増えている、
“車内光触媒コーティング”のご依頼も頂きました!
今回は“プレミアム”でのご依頼でしたが、
内装はレザーではありませんから、
スタンダードでも活性能力的には十分ですが、
黒いプラスチック部分での、
意匠性保持は明らかにプレミアムが上回ります。
これは、アンダー&トップコート共に酸化チタン結晶がプレミアムのほうが細かい為に、
コーティングされた際にチタン結晶が見えづらくなります!
車内光触媒の効果は、
車内環境を清潔に保つことが目的となりますが、
体臭や汗も分解されますし、
エアコン内部で繁殖するカビやバクテリアも抑制できますし、
食べ飲みこぼしで繁殖するダニや蚤も繁殖抑制できます!
但し、
光触媒が分解できるのは有機物に限定されますので、
無機物や無機臭などには残念ながらまったく効果はありません・・・
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”のご依頼ですが、
今回は小物でてんこ盛りです!
まずは定番の“ドアカップ”ですが、
淡色車の場合は傷が入ると黒く筋状に目立ちますので汚く見えますが、
フィルムを貼ることでこれを防ぐことが出来ます!
今のエクスペル・アルティメットフィルムでは、フィルムに傷が入ってしまっても、
お湯をかけることで相当傷は復元しますし、
紫外線による黄ばみも相当年数起こりません。
次は“リアバンパー上部”ですが、
ここはゴルフやアウトドアをされる方は、
荷物の出し入れで傷を入れやすい部分です・・・
主にこの様なハッチバック形状のお車の方のご依頼が多いですが、極たまにはセダンの方でもいらっしゃいます。
問題はこの“ヘッドライトカバー”ですが、
何が問題かと言うと形状・・・
前面部分からほぼ側面に90度に折れ曲がり且つ上面部分も90度に折れ曲がっています。
つまり3次曲面が非常に強くフィルムのたるみを処理しきれるか?
オーナー様には事前に、
「かなり無理な貼り込みとなりますので、
糊ずれ等の意匠性上の問題はある程度避けられません・・・」
とはお伝えしてご許可は頂いておりましたが、
貼り込みには相当時間費やしましたが、
思ったよりは意匠性確保が出来安心いたしました!
最後に“ドアエッジ”にも貼り込みました!
フロントは上端部から下端部まで、リアドアは上半分のみの施行です。
一昔前はエッジプロテクターのようなものをつけている方もいらっしゃいましたが、
流石に最近では滅多に見かけません。
ペイントプロテクションフィルムは約100μしか厚さはありませんから、
エッジプロテクターほどの防御性はありませんが、
相手が車のボディ程度でしたら十分効果はあります!
何よりも異物感がほとんど無いのが良いでしょう。
最近オーダーのされ方で増えているのが、
紫外線の当たらない“ドアインステップ”は、
“サングン・ペイントプロテクションフィルム”で施行価格を抑える!
エクスペルの70%の価格ですので結構節約できます。
では何故外部には使わないのか?
ですが、プロテクション能力はエクスペルと比較してもほとんど遜色はありませんが、
問題は製品化されてからまだ1年しか経過しておらず、
メーカー自体も紫外線劣化に対してはっきりとしたデーターが無いため、
紫外線による黄ばみなどが未知数な為と、
糊ずれが起こることを防ぐ為糊がエクスペルよりも弱い為、
洗車や風圧等外部ストレスに晒された際にはげやすい可能性があるためです。
然し、この様にドアを閉めてしまえば紫外線も当たらず、洗車機に入れたとしても直接にはフィルムが影響を受けないドアインステップ部分であれば、
上記したリスク要因は影響を受けないからです!
スバルは昔から塗料には拘ってきて、
ハードクリアー系を長年採用してきていましたが、
トヨタ傘下となったことでどうやらトヨタ系の耐擦り傷塗料、
所謂熱塑性型耐擦り傷塗料を採用したようです。
但し、御覧になって判るように膜厚はトヨタの平均的膜厚よりも、
20~30μ位厚く塗装されています!
但しコスト管理にうるさいトヨタのことですので、
いずれこの厚い膜厚もトヨタ並にされてしまうかも?
しかし、
トヨタと違い主要販売先が気候の厳しい欧州ですし、
日本人と違い1台の車を長く乗りますから塗装の厚さもとても重要な部分ですので、
其処を考慮して現行の方針を貫くのか?
納車の足でお持込いただきましたが、
簡易ポリマーがかけられてしまっていたため、
事前の程度確認では傷の有無ははっきり判別できませんでした・・・
この段階ではそこそこ傷があるように見えましたので、
オーナー様と協議の結果無難に“01スタンダード・ソフト磨きコース”をお選びいただきました!
磨き前の準備洗車が終了してみると、幸運なことに傷があるように見えていたのは、
実はポリマーに入った傷で、
洗車でポリマーを除去してしまうとトップ部分は傷0でした!
これで磨きの新車割引適応は決定です。
側面も非常に程度良好です!
が、右フロントドアサイドミラー後部には、
そこそこのダメージの傷が入ってしまっています・・・
とは言え、
傷と言えるレベルの物はこの1箇所だけでした!
この傷は洗車で付いたような種類のものではなく、
何かものをこすり付けたような傷です。
磨き取れる傷を3段階に区別するとしたら、
この傷は中程度の傷です。
01スタンダード・ソフト磨きコースであれば除去可能ですが、
01ライト磨きコースでは除去は可能であっても、
仕上がり感には多少の違和感が出たかもしれませんので、
磨きコースの選択としては正解だったでしょう!
予測通り傷は完全除去でき、
仕上がりもバッチリです!
01スタンダード・ソフト磨きコースでは、この様なある程度ダメージの強い傷がある部分はその傷の周囲を、ファーストポリッシュの強い磨きを、
最大3回繰り返しますが、
この段階ではその周囲と研磨の強さに差が出てしまうため、
このままでは意匠性的には差が出てしまいます・・・
然し、01スタンダード・ソフト磨きコースでは、
この後更に2段階の磨きが控えておりますので、
ここで生じてしまった意匠性の差を埋めていきます!
ですので、部分的に磨きの強弱が生じても、
結果として意匠性統一が可能になるわけです!
SUBARU スバル フォレスター 2.0i-L(SJ5)コーティング終了
何故かナンバープレートが付いていない?
これは理由はあまり定かではないですが、
恐らくリアナンバー下の部分にも磨きを行いコーティングされることを望まれたのでしょう。
この様なご希望をされたオーナー様は過去にもいらっしゃいましたが、
過去のお客様はディーラーに依頼なされて陸送で弊社にお持込引取りをされています。
が、
こちらのオーナー様はご自身で仮ナンバーをご用意されて自走でご入庫お引取りをされました。
ここまで拘られ、
ご自身の労力をいとわない方は弊社のお客様では珍しいいです。
このあと、
標板協会に行って封印も受けなければならないですから・・・
私も25年位前までは、
整備も総て自分で行い、
車検もユーザー車検で自分で陸自行っていましたが、
今では電球すら自分で替えませんし、
ジャガー以外は洗車すら自分ではやりません・・・
労力使うより金で総てを解決しようとする傾向です。
けれど、
ホテルから祇園までは叡電で行く事は貫いています!
年とともに、
気力体力共に失せて行きますねー
今回のコーティング選びは、
何よりも重要視されたのは耐久性と傷入れ防御力!
当初は、
マーベラスチタンコンビネーション×光触媒ボディコーティングをご希望されていらっしゃいましたが、
このコーティングはご希望されている方向とはコーティングの特性がまったく違う為ボツ・・・
この様なご希望では、
やはり“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”が落しどころでしょう!
洗車機でも十分対応可能ですし、
高膜厚ですから洗車機によるスクラッチ傷が目立つようになっても、
メインテナンス磨きでコーティングを残したままスクラッチ傷の除去も可能ですし、
経年劣化で機能低下しても、
機能は同じ状態を保持してリフィックス・コートで機能復活が簡単に出来ますから!
今回当然レジントップコート・コクーンも施行ご依頼いただきましたが、
ここのところご依頼がうなぎ上りの“レジントップコート・コクーンSP”でのご依頼でした!
STDとSPでは車格にもよりますが、
5割ほど高くなります・・・
その価格差をどのように捉えるか?
です。
5割高くとも、1ヶ月→1年
初期製膜保護機能→機能強化が+される
と考えるか?
初期製膜時だけ安全性が高められれば良し!
と考えるかの判断は、
個々の考え方と駐車環境などとのバランスでしょう。
絶対はありませんが、レジンを施行するべきか?
と言う判断においては、
施行はされるべきといえます!
其れと今回はアンダーコートのご依頼も頂き、
“ウルト・アンダーコート”の施行もお手伝いさせて頂きました!
もともと積雪の多い欧州を見据えた車種ですので、
他社国産に比べ防錆処理はきちんとされていますが、
お住まいの地域も積雪地帯ですし、
地下水融雪がされていますから雪よりもそちらの方がダメージは深刻かもしれませんが、
マフラーまでのフルコートですので安心感は高いでしょう。
とは言え、
定期的には下回り洗車は行って下さい!
この度は、遠方より且つ高額な施行を頂きまして感謝に耐えません。
このクラスのお車で此処までてんこ盛りの施行をご依頼いただくことは稀ですが、このお車を出来るだけ長く良好な状態を維持して乗り続けられたいと言う思いは十分理解できますし、そのご協力が出来ましたことは光栄です。
管理方法等お判りになられないことも多々あるかと思いますが、この様な施行をされたお車は、それなりの対処方法が必要ですから、疑問に思われたことは気兼ねなくご質問下さい。
但し、来月くらいから京都出店の準備に本格的に取り組み始めますので、不在の時も多くなりますので、メールのご返信は時にラグが生じるかもしれませんがご容赦下さい。
出来るだけ、リアルタイムでご対応するようには努力いたします。
良い状態が出来る限り維持できますことを願っております。
会員クラス:準会員登録
車輌クラス:クラスLL
施行コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSP
オプション施工2=車内光触媒コーティング(プレミアム)
オプション施工3=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドア×鱗落し)
オプション施工4=ホイルガラスコーティング(使用品=前面のみ)
オプション施工5=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用=ヘッドライトカバー・ドアカップ×4箇所・ドアエッジ×4箇所・リアバンパー上部)
オプション施工6=サングン・ペイントプロテクションフィルム(ドアインステップ×4箇所)
外注施行=ウルト・アンダーコート(フルコート+サスペンション・シャーシブラック+マフラー・耐熱シルバー)
施行料金:540.995円税込み(新車割引磨き-10%・代車使用無し割引-5%・淡色車割引磨き-5%・耐擦り塗装割増磨き+20% 適応・外注施工費含む・高速料金バック別途)
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