2017年07月18日公開|フィアット
会員様ですが、
左フロントフェンダーに凹みを伴う傷が付いてしまったため、
そこの板金塗装とその部分の再コーティング、
ついでにオプション施工のご依頼でご入庫いただきました!
こちらのオーナー様座禅に関してはプロ!
私も最近座禅を始めましたが初級者中の初級者です・・・
私が座禅に訪れている宗派では、
“心頭滅却すれば火もまた涼し”ではないですが、
無心になり座禅に望むことを指導されますが、
こちらのオーナー様の宗派では雑念は雑念として受け入れて座禅をするのだそうです。
同じ禅宗でも、こんなに根本的座禅の取り組み方に違いがあるのは驚きです!
私が思うに、
雑念煩悩を残しながら集中するほうが困難のような気がします・・・
最近仲の良いお客様方には、
「座禅や写経や写仏楽しいですよ!」
「是非体験して下さい!」
等と勧めていますが、体験した方いるのだろうか?
これかなりのこじ付けでしょうけど、集中する自己コントロールができるようになれば、
ワインディングでの走りは速くなるかも?
と言うのは、
こいつより速く走ろう自体が雑念・・・
雑念に支配されれば、
自身の走りが見えなくなる。
集中すれば、路面や車からの些細なインフォメーションも見えてくる!
ブラインドカーブの先の状況も、
心の目で見えるようになる。
なんてある訳ない・・・
と思うでしょ、ところが先日ル・マンを見ていて解説者の方が、
今年の最年長は65歳のドライバーがいるとか。
体力的には明らかに若手よりも劣っていますから、瞬発力には欠けるそうですが、
ロングスパンでの平均ラップタイムは相当速いそうです!
これは経験値の積み上げによる引き出しの多さが、
状況対処能力を非常に上げてるからだそうですが、
これは平常心の維持にも繋がっているそうです。
つまり、
集中している際に怖いとか怒りとかの雑念に影響をされにくい精神安定性ということでしょう!
更なるこじ付けとして、
これは磨き&コーティングにも通ずるところがあります。
若い方は体力ありますから力技に陥りやすい・・・
私のように老人になれば体力ではかないませんから、
経験値から来る引き出しの多さで勝負します!
目も悪くなりますので、
見て傷を確認するのではなく、
五感と心の目で傷を探す。
最近雨後の竹の子の様にこの業界新規出店が続出していますが、
若くてエネルギッシュで探究心に燃えている方などは、
引き出しはほとんど無くともこれから積み上げていける時間という武器が有ります!
然し、私のような年齢になってしまっていて、たいした経験地も無く体力も無く残された時間にも限りがあるのでは、
これはまったく無駄な徒労に終わるでしょう・・・
上記したル・マンドライバーも5年やそこらの経験で今の走りが出来ているのではなく、
何十年もの積み重ねとたゆまぬ努力からの集大成ですから!
プロの世界は、
思いつきや下手な口先だけで、
本物のプロになれるほど甘くありません・・・
ましてや人のふんどし借りてとか、
拝借してきたような技術と知識ではお話にはなりません。
世の中それほど、
甘くはありません・・・
さー、
私は残された僅かな時間で、
このオーナー様のような座禅のプロに何処まで近づけるやら?
煩悩・雑念はOKといえども、
私の場合度を越していますからねー
今回のご依頼の一つ、
“鉄粉クリーニング”です!
が、
鉄粉クリーニング中にカメラ壊れてしまいました・・・
因って、
使い方すらよく判っていないスマホでの撮影ので、
撮影に時間がかかってしまった為に、樹脂パーツが酸化されない様にミストを吹きかけてしまっため、付着していて溶け出した鉄粉が相当水で薄められてしまっていますが、
ジャストタイミングでの鉄粉の溶け出し量は半端ありませんでした。
今年一番の付着量であった事は間違いありません・・・
こんなことで一番とは言われたく無いでしょうが。
確か車庫だったような?
お住まいの近くには幹線道路はありますが、交通量は少ないですし鉄道も通っていない、煙突のあるような大きな工場もなし、
廃棄物焼却場もないのに何故?
今回もう一つのオプション施工、
ヘッドライトカバーへの“ラジカル・コーティング”です!
くどいようですが、
この施工はあくまで会員様のみにご提供している限定サービスです。
まだ新車購入から1年半ですから、
今回は磨きは無しで、
丁寧に脱脂だけ行なってまずはラジカル・コーティングを施工します!
特殊なバーナーを使用して、
熱変性シリカを焼付けコーティング行ないますが、
施工仕様書通りに施工した場合焼付け面は60℃になります。
基本的にはこの温度であればゴムなどでも燃えたり変色はありませんが、
私のやることですので絶対ではありませんから、
周囲5cmは耐熱アルミマスキングで養生は欠かせません!
ラジカル・コーティングが終了したあと、間髪入れずにトップコートである、
“専用トップコートWコーティング”を行ないます!
このコーティング剤は、
透過性のあるプラスチック所謂PP素材専用のコーティング剤です。
然しいかに専用と言っても、
物理的にシリカコーティングはPP素材面に密着皮膜は完全には作り出すことはできません・・・
どれほど優れたコーティング剤だったとしても、
半年が密着限度です。
その為ベースコート若しくはプライマーとしてラジカル・コーティングを施工するのです。
これにより、
密着不可であったヘッドライトカバーは“官能基”に覆い尽くされ、
トップコートが密着します!
それは、塗りこみした時点で違いが端的に判ります。
塗りこんだ瞬間から、
コーティング剤の初期硬化が始まります!
本来このコーティング単体での塗りこみですと、15分以上のブランクを空けないと初期硬化は始まりませんが、
10秒も在れば同じ状態になります。
又単体塗りこみの場合は、
Wコートしたとしても膜厚はWコート分製膜しませんが、
ラジカル・コーティング後であれば、
官能基の結合引力によりキチンとWコート分の製膜を果たします!
但しこの施工、
新車若しくはこのお車のように磨きが必要ないレベルのヘッドライトカバーに有効で、
既に劣化してしまっていてクリアーを磨く若しくは除去の必要がある場合には、
効果はありますが多少の曇り若しくは斑ができてしまう可能性があります・・・
ですので、施工をご希望される場合には、
新車時若しくはできるだけ早い段階での施工が望ましいです!
この左フロントフェンダー、
色は暈しでクリアーは一枚吹きで再塗装されています!
弊社の再塗装(契約業者外注)では、この様な再塗装の場合は、
フロントバンパー・ヘッドライト・ウインカー・フェンダーモール、
総てを脱着した作業となります。
基本的にはマスキングでの寸止め塗装は行いませんし、
クリアー暈しも行ないません!
正直この方法ですので、
塗装費用は高額となります・・・
が、
マスキングの寸止めや暈し塗装では、
いつ何時不具合が出てくるかは予想がつきませんし、
必ず不具合はいずれ生じてきてしまいます。
弊社では、
“安かろう悪かろう”はご法度・・・
“価格なりの高品質”をモットーとしています!
今回は保険は使わず自費施工ですので、
コーティングの補修は再塗装パネルのみです。
“01スタンダード・ソフト磨きコース”で磨き、
既存で施工しています、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”を再施行いたしました!
FIAT フィアット パンダ 4×4 4WD (13909)
コーティング補修終了
施工中にカメラが壊れた為に急遽○○ダ電気に言ってカメラを物色しますが、
デジカメすら最近では廃って来ていて品数が非常に少ない・・・
始めは電気屋だから?
やはりビックカメラ等に行かなくては品数はないのか?
と思っていたら、違うらしい。
デジカメメーカーも統廃合によりメーカー数自体が少なくなり、
それに際して廃盤商品も続出しているとか・・・
結局は以前使用していたデジカメのような機能のものは無く、
極力それに近い機能を持ったものでの選択しかできませんでした。
このデジカメ市場狭所化もスマホの高性能化に伴って、
デジカメの市場も奪われているのでは?
一つのアイテムで今までなら複数のアイテムを持たないと対応できなかったことが可能になるのは確かに便利でしょうが、
結局はある一部に消費は集中し経済は万遍性を失い企業間格差が増大していくのでしょう・・・
実際弊社お客様でスマホ関連の会社では、従業員数は僅か数十人の会社にも拘らず、
社長の年収2億5千万円だそうです!
この会社の役員の方曰く、
「うちの会社は0or100みたいなもので、
スマホに変る次世代の新たなツールが出てくれば終わりでしょう・・・」
時代は正に末世ですね・・・
この話と関連して?
でもないですが、
最近研磨剤メーカーさんからの商品開発の協力要請が数社から来ています!
始めは眉唾物と思ったいましたが、
先日弊社まで訪れ名刺を見れば東証一部上場企業、
しかもいらしたのは開発を担当する部署(子会社)の理事長。
聞けばこの会社も半導体の伸びと同時に急成長を遂げてきたそうですが、
頭打ちになりつつあるために新たな商品新たな分野への進出をもくろんでいて、
今取り組んでいるのは自動車用コンパウンドだそうです。
既に8月には試作品が出来上がるとの事で、
商品化に向けての共同開発を弊社に依頼なされにおいででした。
今まではロボット研磨での研磨剤を作っており、
部分的には世界シェアの8割近くを持っているとか、
車のように手作業で研磨が必要なものは実績がないため、
弊社にその試験及び検証と営業マンへの磨きの技術指導を依頼したいらしいのです。
似たような話は10年以上前から、
中国企業やアメリカの研磨機材メーカーからもありましたが、
今までの話はほとんどボランティア的で弊社に何のメリットも存在しませんでしたから、
総てお断りしてきていましたが、
今回は有償だそうです!
協力費としてお支払い頂けるのか?
商品化された場合に販売権利を頂けるのか?
これ等は今後稼動し始めるまでに決めるとのことですが、本当にこれが収入に結びつくレベルの話であれば、
磨き屋やめて屋号の通り研究所になりますかねー
弊社コンサルティング曰く、
「これで年収1億円ですね!」
とか言っていますが、そもそも自動車用研磨剤売って1億円の利益出すには、いったいボトル何本売ればなるの?
ありえないですね・・・
最近と言うか今年から、ご依頼いただく作業が丸ごと一台の今までのような施工から、
部分的な施工やメンテナンス的な依頼が急増してきていますが、
まだ良くは検証出来てはいませんが、今までのような短期買い替えではなく、
購入維持期間が延びてきているのでは?
この傾向は私からすると至極真っ当なことだと思います。
今あるものを出来るだけ永く飽きずに使う、
それには手を掛けながら大事にする!
目新しさで新し物新しい物と追い続けるのは、燃費がよいからと理屈をつけてみても、
減価償却費考えたら本当に経済効果あるの?
燃費が良くても、
新車一台を作るのに消費される資源と排出される二酸化炭素量考えたら現実ECOなの?
結局は、
トヨタのような巨大企業の拡販戦略に踊らされているだけでは?
今お持ちの車を、
大事にしてメンテナンスしながら乗ることを検討してみましょう!
この度は、お忙しい中やり繰りを頂ご入庫お引取り頂きまして、ありがとうございました。
お車の状態は傷を含め良い状態にはありましたが、鉄粉の付着量だけはビックリいたしました。
私なりには原因を考えてみましたが、ピンと来ませんので一寸お考えになってみて下さい。
防ぐことが可能な原因があるのでしたら、避けることができるのであればそれに越したことはありませんので。
来月はお忙しくなられるでしょうが、この暑さですので、お体ご自愛下さい。
会員ランク:準会員
車輌クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ、・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング(左フロントフェンダー)
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(左フロントフェンダー)
オプション施工1=鉄粉クリーニング(左フロントフェンダーを除く12パネル)
オプション施工2=ヘッドライトカバー(ラジカル・コーティング=会員限定施工)
オプション施工3=ヘッドライトカバー(専用トップコートWコーティング=会員限定施工)
外注施工=板金塗装(左フロントフェンダー)
施工料金:132.437円税込み(会員オプション割引-10%・淡色車割引磨き-5%・ソリッド塗装割増磨き+10%・輸入車割増磨き+10% 適応・外注費含む)
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