2017年07月14日公開|ハーレーダビッドソン
神奈川県のプレミアム会員様ですが、
今回はハーレーをお買いになられ弊社提携レッカー業者を使われお持込いただきました!
このロードスポーツはハーレーの中でも尤もスポーティーなバイクといえます!
とは言え1.200ccの250kg越えですので、もう20年もバイクから遠ざかっていた私には、
移動させるのも恐怖です・・・
車のツーリングに出かけると、ワインディングでローライダーやポリススタイルの集団に出くわすことがありますが、
この手のハーレーはたちが悪い・・・
コーナリングスピードは異常なほど遅いくせに、
集団であることを良い事に一切道を譲らず後方は長蛇の列。
因って私の中ではハーレー乗りのイメージは非常に良くない・・・
ヘルスエンジェルを代表とする、
バイカーチンピラのイメージもダブりますし。
但し、
このロードスターはその手のハーレーとはまったく違います。
贅肉を限界までそぎ落としスリムな車体に、
走りを意識した装備にあふれていますので、
これならワインディングもヒラヒラ楽しめるでしょう!
ハーレーというよりどちらというと昔のトライアンフ的かも?
しかもトルクは90Nm越えのものすごいパワーがありますから、
ドン亀的ハーレーとはまったく別物です!
今では流石にバイクに乗りたいとはまったく思いませんが、
もし又バイクに乗るとすればこのロードスターは第一候補ですねー
このロードスターを改造してダートとラッカー仕様なんかもかっこ良いでしょう!
弊社では滅多にバイクの磨きやコーティングのご依頼はありませんので、
正直何処をどう施工してよいやら悩んでしまいます?
とりあえずは、
磨ける部分は総て磨いて、
素材的にコーティング不可の部分以外は手が入る限りコーティングするしかないでしょう!
然しハーレーの塗装クオリティーは非常に高いです!
エンブレムやラインなどは総て塗装で作り出されていますが、
クリアー表面の高さは均一に塗装されています。
これはまずはラインやエンブレム部分に色を入れ、そこをマスキングしてからそれ以外に色を入れるのでしょうが、高さをそろえる為に色入れ終了後にペーパーで完全に平滑面に仕上げた後にクリアーを塗装しています。
クリアーも恐らく完全に鏡面ができるまでペーパーをかけているのでしょう、
超鏡面で柚子肌はまったく存在しません!
このクオリティーの塗装、
普段車しか塗装していないような塗装屋さんではまずできない技術です・・・
ことによると、
ハーレーの塗装はロールスロイスより上かも?
Harley-Davidson ハーレーダビットソン
ロードスター コーティング終了
今回使用させていただきましたコーティングは、コーティングを行なう素材や場所により、
3種類のコーティング剤を使用しています!
まずは、通常の塗装が入っていたり熱が一切加わらないところは、
“グラスコート・アルティメット ハイブライテンズ”で施工しました!
このコーティング剤を選んだ理由は、
過去このコーティングをオーナー様のお車2台にも施工させていただいておりますが、
非常に気に入っていただけているとの事と、
塗装以外のメッキやプラスチック部分にも施工可能という理由です。
塗装部分でグラスコート・アルティメット ハイブライテンズを施工した部分は、露天には置かれませんし雨天も乗られることは無いでしょうが、
一応保険的に“レジントップコート・コクーンSP”も施工して有ります!
今回施行内容は、施工予算上限だけを決めて後は、
「出来る限り細かなところまで、最良と思う選択で行って下さい!」
との事でしたので、
使用で来うる最高のコーティングを使いできる限りのことを目指しましたので、
今回は正直原価無視で施工いたしました!
次にバイクで一番問題の熱を帯びる個所へのコーティングですが、
これが一番厄介です・・・
メッキもあればマッド塗装もあれば耐熱特殊塗装の部分と表面素材がまちまちですので、
意匠性も当然ですが、
これ等の素材に定着で来うるものでなくてはなりません。
色々検討しましたが、
此処はやはり耐熱性が一番高い“ガラスホイルコーティング剤”を使用するのが堅いでしょう、
耐熱1.300℃ありますから、
マフラーでも問題無いですから!
然し、
施工し始めて正直なところ後悔し始めました・・・
なぜならこのコーティング剤、
キチンと製膜させる為に4回の塗りこみをしなければならないですが、
手が入るか入らないかの所を4回行なうには指と腕の筋が攣って来ます。
しかもこのコーティング剤は、非常に分子構造が細かい為耐熱塗装で表面密度が粗い部分では、塗りこみの濃さに斑がある場合、
塗装吸い込みにも斑が生じ表面が斑になってしまいます・・・
その為、4回塗りこんで拭き上げた後に、又斑のある部分を再度均一になるように塗りこみ拭き上げを繰り返さなければなりません。
この作業通常車では起き得ない作業ですので、
相当ストレスでした・・・
最後に、革シートに車でも使用している“マッドクリーム”を塗りこんで終了です!
外部に晒されるバイクのシートですので、
革の保湿は奪われやすいので、
革を良い状態で保つには行なっておいたほうがよいでしょう。
今回いつもとは違う悩める施工でしたが、
いつものような繰り返し作業ではなく、
その都度考えながら施工をしなければならなかったことは、
良い勉強となりました!
最近仕事もあまり考えながら試行錯誤で行なうことも無くなり、
ある意味マンネリ化の作業となっておりましたので、
こういうことも偶にはいいですね。
とは言え、
バイクのコーティングは極力避けたいというのも今回感じました・・・
今回はまだまったくの未走行車でしたので事前のクリーニングや脱脂には苦労はありませんでしたが、
これが使用過程車となるとこの事前作業が相当困難を伴うでしょう・・・
簡単にできることだけをやってというようなバイクコーティングなら良いですが、弊社のご依頼いただくようなお客様方には、
その様な小手先の施工ではご満足は頂けないでしょうから、
これはバイクコーティングを簡易的に施工なされている店舗さんに、
任せたほうが無難ですね!
基本的には、
弊社ではバイクコーティングは撤退したします・・・
常連様や会員様でどうしてもという場合には、
ご相談下さい!
この度もこの様にご丁寧なご感想メールを頂きました!
毎度毎度、ありがたいかぎりです。
と思い拝読していると、
陸送料が前回よりも高かった?
事前に前回と同じでと打ち合わせしているにも拘らず、
勝手に料金変更してはいかんでしょう・・・
ということで、すぐに確認をすると、
どうやら消費税分を上乗せしたらしい。
けれど、前回は込みでしたからこれは打ち合わせと違う・・・
「すぐにお客様に書留にてお返しするように。」
と、指示をいたしました。
が、お客様からは再度メールを頂、
返金無用との寛大なお言葉を頂きましたが、
この様なお気遣いはありがたいですが、
決め事は決め事ですし、
間違いは間違いですので此処はキッチリいたしましょう!
本当に良い人過ぎて、
涙出ちゃいます!
この様な手違い、
今後は絶対無い様に再確認をするようにいたします。
ご迷惑をお掛けいたし、本当に済みませんでした。
この度も陸送依頼までされての弊社ご依頼、ありがとうございました。
これからは、釣だけではなくバイクもと趣味は広がり、家族サービスもされてですので、休日は忙しくなりますね。
とは言え、バイクは守ってくれるものがありませんから、本当にお気をつけてお乗り下さい。
以降、管理で不明なことがございましたらご連絡下さい。
この度は、ありがとうございました。
会員ランク:プレミアム会員
車輌クラス:特種クラス
施工コース:
コーティングコース1=グラスコート・アルティメット ハイブライテンズ ガラスコーティング(熱のかからない塗装・メッキ・樹脂部分)
コーティングコース2=ホイルガラスコーティング(足回りを含め熱を帯びるヶ所)
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(艶あり塗装部分=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーンSP(艶あり塗装部分)
オプション施工2=レザーマッドクリーム(シート)
施工料金:100.000円税込み(オーナー様ご指定施工金額)
メーカー別
月別バックナンバー