2017年08月16日公開|BMW
お盆の入りにロータスをお引取り頂いた東京のお客様の、
入れ替えでお持込いただきましたBMWの施行ですが、
帰省されているお盆中に施行完成と言う結構ハードなご依頼です・・・
結局は、現社屋での営業を開始して、
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆と世間的に大型連休となるときに、
休めたことは皆無、
1回もありません・・・
親戚主催のBBQも、
「どうせあいつは仕事しているのだろう?」
と言うことで、
娘には誘いが来ても私には何の打診もなし。
既に忘れ去られた存在となっているような?
仲の良い有人も奥さんと、
東北の豪華温泉旅行に行ってしまっているし、
祇園の芸妓さんも実家に帰られているのか音沙汰は無いし、
弊社&倶楽部のBBQは延期になるわ、
家族内では重大問題が持ち上がり毎日がストレスだし、
特に今年のお盆はやるせない・・・
ただ、近隣のお新盆に伺った際に、地区のいまや重鎮となられている方と出くわした際、
「以前の役員会でのお前の意見、亡くなった親父そっくりで、
正論であれば最後は一人になってでも引かない姿勢はたいしたものだ!」
「今後更にこの地区の為、頑張ってくれ。」
と、
褒められ激励して頂いたのは嬉しいですが、
私京都に移住する為動いている真っ最中ですので、
正直返事に窮し逆に申し訳ない気持ちになってしまいました・・・
故人の話が出るのも、お盆ならではですねー
今回初めて、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”のご依頼を頂きました!
施行範囲は“フロント基本セット”のみでしたが、
既にフロントガラスでもワイパー稼動範囲外は、
この様にかなりダメージの深いイオンデポジットだ出来ていますが、
既にクレーターになっている部分すらあります・・・
ですので、今回施行範囲外のウインドウにはスモークフィルムも貼られていますので、
更に状況は悲惨なのですが、
オーナー様は余りそれは気になられてはいないそうです・・・
車好きなのは間違いないのですが、
弊社常連様とは意匠性に関してのこだわりの持ち方はかなり感覚が違われているようです。
お帰りの際はあいにくの雨天でしたが、
スプラッシュビューの持つ強力な撥水は体験して頂ける天候でしたけれど、
ご感想はいかがだったのでしょう?
今年鉄粉除去をおこなわさせて頂いているお車は、
例年に比べかなり付着量の多いお車が多くそれにビックリしていましたが、
このお車は更に飛びぬけています・・・
ディーラーコーティングも購入なされて行なっていらっしゃるとお聞きしていますし、
地下駐車場だそうですし使用も週末のみと頻度も低く環境的にも恵まれているはずなのに、
何故にここまで鉄粉が付着してしまっているのか?
磨き前の下処理として行なっている作業ですので、クリーナーは1回のみ行ないますが、通常はこの1回で残存する鉄粉があっても、クリーナーに軟化されていますから、
爪先で擦ってあげれば除去されるのですが、
今回の残存鉄粉はこの段階でもガチガチです・・・
乗られる頻度も低いことから、
洗車の頻度も低いでしょうからこうなるのですかね?
今回購入したカメラ、
どうも傷が上手く写らない・・・
視覚的には今見える傷の10倍以上は楽に存在しています。
スクラッチも凄い量では有りますが、
完全に爪が傷に引っかかるレベルの、
ハードダメージの傷もものすごい量ですけれど、
中古車として購入される前から存在していたのか?
購入されてからの洗車管理でこうなってしまったのか?
は、
弊社管理車両では無いですので、
判断は付きません・・・
が、このお車の前に施行させて頂いたエリーゼの状態を見る限り、
オーナー様ご自身の洗車管理の方法の不適切さによる傷も相当あることは想像できます・・・
状態的にはかなり程度不良といえますので、
今回の磨きの適当な選択としては03スタンダード磨きコースとなりますが、
オーナー様ご自信が今のこのお車の傷の状態自体を気になされていないそうですので、
つまりリセットの必要性自体を認識されていないことになりますから、
今回はある程度ということで“02スタンダード・ソフト磨きコース”となりました!
都会でせわしなく生活されていると、洗車をされる際などでも、
田舎の方のようにご自身の車をまじまじ観察する余裕も生まれてこないのかもしれません?
自分自身の東京生活時代を思い返してみると、
クラウン・ランクル・サファリと乗り継いでいましたが、
サファリなどソリ黒であったにもかかわらずWAXかけて多少傷が収まっていれば、
それ以上は気にしていかなかったような気がします。
←が磨き前の状態・・・
→がファーストポリッシュのハード研磨後の状態ですが、
大分これだけで傷処理されています!
このファーストポリッシュ後に更にセカンドポリッシュで、
更なる傷取りのための磨きを行い、
ここまでの磨きで入れてしまったポリッシャー傷を取る為の
サードポリッシュを行い、
最後に艶を上げる為の仕上げ磨きを行なう工程を踏むのが、
02スタンダード磨きコースとなります。
これ素人の方にはなかなか御理解いただくのは難しいいですが、他施行店で仮に同じような工程を踏んで磨き上げたとしても、
傷の除去レベルと仕上がりの艶が同じになることはありません・・・
いうに及ばず、
これは施行者の技術レベルの違いも有りますが、
使用選択するポリッシャー・コンパウンド・バフ等の機材選択を、
各々のお車により最適な組み合わせをチョイスできうる機材に対しての知識と、
過去の施行経験多さから来る引出しの数の違いです。
磨き終了してみても、
この様に深い傷は残ってしまいました・・・
この傷残りも、
恐らくは磨きコースを03スタンダード磨きコースで磨いていれば、
除去は可能だったでしょう。
何故この様に深い横方向の線傷が多く存在しているのか?
田舎なら良くあるパターンは草や小枝に擦ってしまい・・・
は確率は高いですが、都会ではその確立は低いでしょうから、
考えられるのは前記している鉄粉付着にあるかもしれません?
あれだけ大量の鉄粉が付着している上に、
相当大きな鉄粉もありましたから、
その状態で無造作に手洗い洗車してしまえば、
付着鉄粉を引き摺ってこの様な傷は入る可能性は非常に高いです・・・
都会での手洗い洗車では、
スポンジ等で洗う際に常に流水をかけながら洗うことは洗車環境的にほぼ無理ですから、
付着鉄粉をスポンジがかみこんだまま洗うことになりますからこうなるでしょう。
その様な状況を避けるためには、
洗車機洗車に切り替えるか?
事前の高圧スプレーを相当丹念に繰り返し行なうか?
でしょう。
これ、洗車屋さんやGSなどで手洗い洗車を依頼するようにされたとしても、
起こりえる傷つきはほとんど解消はされないでしょう・・・
トップ部分も残る傷はあります・・・
02スタンダード・ソフト磨きコースでは、
規定研磨厚は6μですので、
それ以上の深さで入ってしまっている傷は、
残ってしまいます。
但し、
この様な深い傷は通常管理で、
気をつけて扱っていれば早々入るものではありません・・・
まともな洗車機であればこの様な深い傷はまず入りませんから、
個人的見解からすれば、
洗車機洗車に切り替えられたほうが無難のような?
私ならそうします!
施行して気付いたのは、
左フロントフェンダー板金塗装修理がなされています。
が、
かなり雑な仕事がされています・・・
オーナー様はされていないそうですので、
前オーナーか販売したディーラーが行なった修理でしょうけれど、
色が明らかに黄色がかってしまっています・・・
赤丸で囲んだ部分は、
パテ縮みが起こっていますし、
板金塗装屋さんの磨き時点で焼き付を起こした痕跡すら残ってしまっています。
これ以外にも左クオーターも再塗装がなされていますが、
Aピラーまでクリアーが入っておらずCピラー上端部分で暈していますが、
既に暈し痕は露出してきていますので、
今後更に暈し痕は目立つようになっていくでしょう・・・
中古車購入はこの様なリスクは背負い込んでいます・・・
販売店に修理履歴を確認しても、
軽度の修理ではほとんど実際把握されての販売はなされていないでしょう。
ですので、
中古車購入ではこの様なリスクが隠されていることを容認して購入されるか、
ご自身の目でまじまじと観察されてリスクが無いことを確認するしかありません。
過去弊社のお客様で、国内でも指折りの有名ディーラーから1.000万円超のお車を購入されてみると、
実は横転して修理がなされていたということが、
後に発覚したなどということすらありましたから・・・
BMW ビーエムダブリュー 130i Mスポーツ(UD30)コーティング終了
施行前点検時にダメージ予想をした上で施行内容検討をいたしますが、確かに線傷が多かったことは判断付きましたが、
此処まで深い線傷の量が多いとまでは判断は出来ていませんでした・・・
とは言え、
施行内容検討では03磨きコースも提案はいたしましたが、
「そこまでの意匠性回復は望まない。」
との事でしたので、施行してみましたが、
オーナー様自身は傷に関してほぼ無頓着ですので、
この程度に止まる意匠性回復でもご不満は無いのかもしれませんが、
施行者としては、
傷確認用ライティングで磨いても傷が見えるのを容認しながら施行進行していかなければならないのは、
後ろ髪を引かれる気持ちになってしまいました・・・
このメールは先に施行させていただいたロータスのご感想メールですが、
お引取り時には無感想でしたが、
後日この様にご自宅でお車を観察された後に、
この様にご満足いただけていると受け取れるご感想をいただけるのは、
これまた大変嬉しいことです!
とは言え、お引取り直後にメールを頂くと、
本文を読み出す前にはクレームのメールかも?
という恐怖はいつもありますが・・・
このお車でのお引取り時にはご感想はありました。
思われていた以上のリフレッシュにはなった旨の、
お言葉が頂けました!
但し、
修復歴は無いものと思われてましたが、
実際には前記しましたような修復履歴が明らかになり、
それに関しましては中古車購入であられるという妥協の言葉もありましたが、
やはりショックは見て取れました・・・
「磨くということは、
綺麗にはなってもその結果問題点もはっきりしてきてしまうのですねー」
見たいに。
今回のコーティングは、ロータスの時のようにとろりとした艶感ではなく、どちらかというといかにもガラスコーティングが施工してある的な、
パッキリした意匠性をお望みでしたので、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ハイブリット”となりました!
弊社施行車輌では、
今回のような撥水コーティングの施行は1割にも満たないですが、
車体色はアルピン・ホワイトⅢですし、
車庫保管で日常使用も週末のみという条件ですので、
撥水のリスクである水染みも小リスクであることから反対はいたしませんでした。
其れと、
弊社施行前に行なわれていたディーラーコーティングも撥水でしたが、
施行前の段階での水染みの形成も非常に少なかったことも、
今回撥水を施行しても問題はほとんど起き得ないだろうという安心材料もありました。
連続で2台の施行を頂きまして、ありがとうございました。
今回のお引取り時も約2時間も雑談してしまいましたが、東京へのお帰りの際の渋滞は大丈夫でしたでしょうか。
心配されていたゲリラ豪雨にも遭われずに帰ること出来ましたでしょうか。
ご質問いただきましたロータスのアルミローターの研磨ですが、一般的ローター研磨の機械では難しいとの事は弊社提携工場からも言われましたが、金属加工業の旋盤であれば歯さえアルミ用のものを持っていれば加工可能だといっていました。
お知り合いに確認してみて下さい。
もし無理との事であれば、弊社の常連様で金属加工業の社長様沢山いらっしゃいますので、対応していただけるか問い合わせて見ます。
弊社が事務局を努めるツーリング倶楽部のツーリングは、なかなか関東方面は少ないですが、来年は伊豆の可能性もありますので、ご都合がつきましたらご参加下さい。
ツーリングの予定は弊社HPにて随時ご案内いたしておりますので、ご確認下さい。
この度は、弊社ご利用いただきまして、ありがとうございました。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード・ソフト磨きコース(本来程度良好使用過程車向け=傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
施行料金:158.929円税込み(準会員新規施行割引-10%・代車使用無し割引-5%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10% 適応・高速料金バック別途)
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