2017年09月09日公開|アウディ
プレミアム会員様先日のM5との入れ替えで、
メンテナンスでのご入庫を頂きました!
毎年この時期に必ずご入庫いただけますので、ありがたいことです。
毎年定期的にメンテナンスにご入庫いただくお客様は、
弊社ではそう多くはありません・・・
数年毎にトラブルを感じられてメンテナンスにいらっしゃる方も、
全体から見れば小数です。
先日もとあるお客様が事故にあわれ、
保険会社よりTELがあり弊社コーティングがメンテナンスが義務付けされていないことに疑問を感じられ問い合わせがありました。
業界全体ではコーティングメンテナンスがコーティング保障継承の条件のようになっているところがほとんどですが、
これ本当に必要なのでしょうか?
きちんとしたガラス系コーティングであれば、
主成分のほとんどは無機質のはずですから、
毎年メンテナンスをしなくても、
コーティングの機能は低下はしたとしてもなくなることは無いはずです。
では義務化されたメンテナンスで何を行なっているのか?
といえば、ほとんどの場合機能強化(一時的ごまかし)のために、
ポリマーを塗りこんでいるだけです・・・
これをメンテナンスと言うのはおかしい・・・
既存のコーティング自体が改善されているわけでは無いですし、
コーティングが受けている外的ダメージを除去している訳でもありません。
私が思うメンテナンスとは、
既存のコーティング自体が機能強化されたり、
既存のコーティング表面への外的ダメージを除去することと考えます!
つまり、既存コーティング自体にメンテナンス剤が浸透し、
分子結合若しくは架橋結合をする処置をして機能強化をさせるとか、
表面的にダメージとなっている鉄粉やイオンデポジットを除去したりでしょう。
本来あるべきコーティングメンテナンスはこう在るべきと思いますが、
この様な作業だとしても来年メンテナンスを行わなかったら、
コーティングの保障が継承されないということには繋がらないと思います。
その段階で既存コーティング自体が塗装上に存在しているのであれば、
存在保障はされなければおかしいでしょう!
結局はこのシステム、
施行店側からすれば1年毎の定期収入の確保とお客様の囲い込みの手段ですし、
保険会社からすればメンテナンスを受けていないことを理由に、
コーティングの賠償を拒否する口実にしているだけです・・・
このようなこといつまでも続けているから、
未だに“コーティングなんて詐欺みたいなもの”と言われるのです。
義務化するのではなく、
オーナー様が必要と感じればメンテナンスすればいいですし、
必要なければしなくても構わないでしょう!
そもそも、お車のそのときの状態に関係なく、
一律のメンテナンスでOKということ自体理屈としてまったくおかしな話です・・・
このようなこと考えずに、この様なシステムのコーティングを疑問を感じずに、
依頼されてしまうオーナー様にも問題はあります。
極論ですが、1年間車庫の肥やしとなっていて稼動していない車に何故メンテナンスが必要なのか?
逆に、露天駐車で1年間に数万キロ走行している車が、
何故に一律のメンテナンスで保障されるのか?
まったく理解できません・・・
今回ご依頼のメンテナンスは、
まずは"鉄粉クリーニング”です!
ほぼ平日は通勤使用されているそうですが、
其れにしては鉄粉の付着は少なめです。
利用頻度が高いことで、
洗車頻度も高くなり、
結果鉄粉付着が少なくなっているのかも知れません!
鉄粉クリーナー自体はケミカルとしては結構強いものですので、
コーティングに対してはそれなりにストレスとはなりますが、
かといって鉄粉付着が進行して行っている状態で洗車をすれば、
鉄粉を引きずることになりますから、
洗車傷が入りやすくなってしまいます・・・
捉え方によっては“両刃の剣”みたいなことですが、
オーナー様にとって維持すべき優先事項が何処にあるのか?
でしょう。
このあとシャンプー洗車をして、
次のご依頼作業である“スケール・リムーバー”平たく言えば、
水染み(イオンデポジット)除去作業を行います!
ルーフを除くパネルの水染み付着は極々軽度ですので、
ほぼ完全除去できました。
このスケール・リムーバーも鉄粉クリーナーと同じでコーティングにはストレスとなります・・・
然し、
水染みは放置すれば意匠性的も目立ちますし、
進行して行けばコーティングを溶かしてイオンデポジットクレーターになって行き、
さらには塗装に対してもクレーターを作っていってしまいます。
此処まで進行させてしまえば、
磨きで処理するにも相当の高額費用が必要になりますし、
塗装状態や膜厚によっては再塗装をしないと修繕不能ともなりかねません・・・
つまり、スケール・リムーバーはコーティングに対してだけのメンテナンスではなく、
塗装状態を維持する為にも必要なメンテナンスです!
ルーフは濃色のため、
同じトップ部分でもボンネットよりも、
ダメージは深刻です・・・
虫糞・樹液と思われる酸化痕が目立ちます。
ご自宅の駐車環境は露天ですし、
周囲に樹木がありますので、
このようなダメージを受けやすい環境です・・・
その為、
今回はルーフのみ“02スタンダード・ソフト磨きコース”で磨いて、
再コーティングをいたします!
とは言え、
酸化物付着は3日もあればコーティングを酸化させ溶かしてしまうほど強力ですので、
既に塗装まで酸化させてしまっている部分もあるでしょう・・・
やはり塗装まで既に酸化されてしまっている部分あります・・・
クリアーが酸化されると白っぽく白濁してしまいますが、
これはクリアー表面だけでなく深度ももって白濁してしまいますので、
痕跡は残ってしまいます。
結局半分くらいは除去可能でしたが、
残り半分はうっすら痕跡は残ってしまっています・・・
露天駐車では避け様の無い脅威ですが、
小まめに付着確認をしてすぐに付着物を除去するしかリスク低減の方法はありません。
昨年のメンテナンスでは作業は此処まででしたが、
今回はこの後“レジントップコート・コクーンSP”を行ないます!
本来レジントップコート・コクーンは、
メンテナンス剤ではなくベースコート保護用トップコートですが、
今回ご選択のSPは短期保護ではなく1年間の保護残存をいたしますので、
コーティング機能強化剤としてのメンテナンス剤効果も併せ持ちます。
但し、
リフィックス・コートと違いコーティング表面研磨性や傷埋め効果はありませんから、
車輌状態が良好で無い場合にはリフィックス・コートを施行したほうが効果的です!
このお車もやはりまだまだ昨年施行のウインドウ撥水コーティングは、
バリバリ効果維持できていますが、
施行直後と比べればワイパーが稼動した分だけはフッ素の剣山は短くなっていますので、
その分撥水は弱まってはいます・・・
それが許せないと感じてしまうのは性格ですねー
私の車も当然施行は行なってありますけれど、
数年前の施行ですのでガラコ程度の撥水力ですが、
施行直後に比べればワイパー稼動率は高くはなりますけれど、
撥水しないわけではないですので許容できてしまいます!
これも性格ですねー
と言うか、
商品消費だけして収入にはならないなら施行し直さないと言うのが本音かな?
これも、
ぐうたらな性格と言うこと・・・
結局、
フロント基本セットの“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”、
再施行です!
ライトポリッシュで既存コーティングを剥離していく作業中、
バリバリ撥水残っているのを強引に削り落としていきますから、
やりながらも“勿体無いなー”と思いつつの下処理です・・・
尤も、
これで雨降りに気分良くお車運転することが出来るのであれば、
オーナー様はご満足でしょうから、
それは其れですね!
Audi アウディ S1 スポーツバック(8XCWZF)
メインテナンス終了
またまた新車時の施行直後みたいな意匠性に戻りました!
とは言え、
入庫時から状態バリ良いのですがね。
ほぼ毎日の通勤使用をなされ且つ露天駐車車で2年経過していてこの程度が保たれているお車は、
そうは存在しないでしょう!
恐らく弊社管理車輌で同条件のお車の中では、
飛びぬけて程度がよいのは確実です!
オーナー様の小まめな管理の賜物ともいえます。
外装程度が際立ってよいお車の共通する事として、
車内及びトランク内が常に綺麗で整頓されています!
樹脂部分に埃が乗っていないどころか、
カーペットフロアーにすらほとんど砂すら落ちていません。
やはりこれも性格ですねー
連続2台の施行今回も、ありがとうございました。
先日も話題となった今後購入検討できるお車ですが、やはりアストンマーティンぐらいしか無いでしょう。
値落ちの恐ろしさは有りますが、それは短期買い替えの対象車種がもう無い状態においては、長期保持することを前提とすれば問題要素とはあまりなら無いでしょう。
県内にディーラーが存在しない不便さや怖さは確かに有りますが、V8モデルにすればそれほど故障もしないでしょうから、どうですか行ってみませんか。
私も今回の京都出店の暴挙がなければ、DB9あたりも行ってみたい思いもありますが、流石にこれ以上の博打は打てませんのでおとなしくしておきます。
ご存知のようにこれ以外にも暴挙進行中ですので、これ等暴挙のかたがつき更なる余裕があるようでしたら後に続かせていただきますので、まずは露払いをお願いいたします。
この度もご入庫いただき、ありがとうございました。
会員クラス:プレミアム会員
車輌クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(ルーフ)
磨きコース=02スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好使用過程車向け=酸化痕除去磨き・鏡面仕上げ×ルーフ)
オプション施工1=鉄粉クリーニング(ルーフ以外)
オプション施工2=スケール・リムーバー(ルーフ以外)
オプション施工3=レジントップコート・コクーンSP
オプション施工4=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトP)
施行料金:78.483円税込み(会員オプション割引-10%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割り増しランク2磨き+15%・コーティング補修基本料含む 適応)
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