車磨き研究所の施工ギャラリー
ＳＵＢＡＲＵ スバル ＷＲＸ Ｓ4 2.0ＧＴ―Ｓ（VAG）
2017年09月24日公開｜スバル
神奈川県よりお越しのご新規のお客様です！
ご出身は長野県だそうです。
施行前には1回お打ち合わせでもお越しいただいておりますので、今回の施行のために3回も往復いただきありがたい限りです。
最近では関東方面へは出かけることがめっきり減り、
神奈川県は伊豆・箱根までは行きますがそこから先はもう数年も足を伸ばしたことがありませんし、
横浜・横須賀・鎌倉あたりなど10年以上もご無沙汰ですので、
最近の道路事情にはとんと疎かったのですが、
新湘南バイパスや圏央道などが出来大分アクセスが変ったことを今回初めて知りました！
以前は特に夏場などには渋滞で辟易していましたが、
最近では大分緩和されたとの事で、
久々に行って見たくなりました。
２０代前半の頃は横浜にも住んでいましたし、
方向性は違えども車好きの先生のような従兄弟が七里ガ浜におりましたので、
この頃の休みの日は東京よりも神奈川で遊んでいることのほうが多かったです。
この頃一時レーサーレプリカのバイクに嵌り、
当時の上司にGPレーサーのお兄さんがいらっしゃる方がいて、
毎週週末早朝にはターンパイクと椿ラインにバトル練習に行っていたものです。
この当時、
プロダクションレースでαレーシングというところからお誘いがありましたが、
今となってはその時何故お断りしたかは覚えておりませんが、
あの時２輪のレースの世界に踏み込んでいたらどんな人生になっていたんでしょう？
今の宮城光見たいかも？
まあ１００％無いでしょうね、
当時の私の無茶振りからしてまず死んでいたでしょう・・・
先日マン島TTのドキュメンタリー見ていたら、
マン島TTに２０年出ていると８割のレーサーが死亡していると言っていましたが、
現役レーサーで出場し続けている方は、
「死ぬかもしれないとは判っているけれど、辞めようとは思えない！」
「死ぬかもしれない前提だから結婚はしない！」
等といわれていましたが、
ここまでの覚悟が出来るのは既にオタクではなく完全に中毒ですね、
私は立派と思ってしまう・・・
私は周囲から見れば立派にオタク＆プッツンにしか見えていなかったでしょうが、
意外とチキンですし飽きるのも早いかも知れません・・・
暴走族→４輪サーキットレース→２輪ロードレーサー→２輪クラッシック→４輪オフローダー→４輪スポーツカー→４輪クラッシックなど、
興味は転々としてきましたからね。
然しそのバイクや車への興味もほとんど失い、
今では古典や神社・仏閣や其れに付随する修行や習い事に興味が行って、
今回の京都出張所構想も実はスタートはそこにあります！
極親しい友人で私生活を詳しく知る人ほど、
「祇園遊びに嵌りすぎて、そこまでするか・・・」
と言われますが、
あくまで祇園は２次的要因であってそれが理由ではありませんから！
念のため。
とは言え、世間的常識行動からすれば、
逸脱した行動であることは確かですが、
既に50代も折り返し地点を過ぎ、
安泰だけを貪ってただ老いて行くのは死ぬより私には辛いかも？
モデファイにメチャクチャお金をかけられています！
センス的には統一されていますし、
一部を除けばかなりクオリティーも高く作りこまれています。
但し、神奈川で賃貸住宅に住まわれ、このお車を新車で購入されて、更に此処までモデファイにお金を費やせば、
収入のほとんどは車に消費されてしまいます・・・
相当の高収入であれば別ですが。
車好きの方でも方向性は皆さん違いますが、私の仲間やお客様を見てきて感じるのは、
モデファイにのめり込む方、
機能性・性能にのみお金をかける方、
車そのものを高いものを選択する方色々ですが、
消費するお金に限度をつけて期限もある程度区切って嵌らないと、
気が付いたときには私みたいに後戻りできなくなってしまいます・・・
今は満足でも、
これから先後悔するかも？
という、
警戒感は持っていたほうがいいでしょう！
まだ新車購入から2年経過したところですのでヘッドライトカバーの、
くすみなどが出ているわけではありませんが、
この後“プロテクションフィルム”の貼り込みのご希望がありますので、
折角貼り込みをされるのですから、
念のためきちんとした下処理をしておいたほうがいいですから、
“ライトポリッシュ”で磨き上げます！
下処理の磨きが終わりましたら、
いよいよ本命の“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の貼り込みとなりますが、
綺麗に貼り込め剥がれや浮の心配が無いのはこのくらいの3次曲面形状が限界です！
何故か国産車の多くは、ライト全体を同一曲面率にせず上部だけを水平方向に折り曲げてあります。
その為、
フィルムが追従しなくなってしまいます・・・
此処のところ施行した国産車の中では、
一番綺麗に納めることが出来ました！
今回ご依頼の施行で一番苦労したのが、
この“サングン・ペイントプロテクションフィルム”の、
リアドアインステップへの貼り込みです・・・
オーナー様のご希望で、
「出来るだけ広範囲に！」
だったのですが、通常であれば↑の写真の破線より下部分が最大貼り込み範囲ですが、
約2倍の範囲をご希望です・・・
難しい形状ですが型取りだけはものすごく上手くできたのですが、
←写真部分がどうしてもフィルムが貼り付かない・・・
サングンのフィルムはエクスペルに比べ糊が弱いので曲面率に糊が追いついていきません。
3時間ほど苦闘した結果無理という結論に至り、
切り出したフィルムを一番曲面率がきつい所で2分割することにいたしました。
苦渋の決断でしたが、
これにより何とか貼り込みは終了できましたが、
突合せ部分は多少のクリアランスが生じてしまいました・・・
私の腕ではこれが限界です。
但し、
それでも1枚貼りで可能になる特殊な方法があります。
貼り込み前に貼り込み困難個所に事前にラジカル・コーティングを行なう！
そうすれば十中八九貼り込みは可能になりますが、
追加料金で10.800円が生じてしまいますが、
今回結構な高額施行になっておりますので、
一寸言い出せませんでした・・・
新車時に、
どうやらディーラーでスリーボンドのコーティングをなされておいでのようですが、
僅か2年で跡形無くコーティングは消滅してしまっています・・・
本来有償メインテナンスで保障継承されていくスタイルのはずですが、
ディーラーからメンテナンスの案内も無かったそうです。
金取り主義ではない良心的ディーラーともいえますが、
不親切とも言え微妙です。
ですので、
2年間メンテナンスは行なわれていませんから、
そこそこ鉄粉付着は見られ床に紫の鉄粉が溶け出した水が溜まります・・・
問題はこの後作業終了してみると、
あまりに大きな鉄粉が食い込んでいる為に、
クリーナーでは溶かしきれず相当数がまだ食い込んだままです。
それらは、
磨きながら一つずつ除去していくこととなってしまいました・・・
この部分、
鳥糞が落ちていたところを、
無理やり擦り落としてつけてしまった傷・・・
相当深いダメージです。
改善は出来ても完全除去は難しいかも？
スリーボンドの撥水コーティングを、
濃色車で且つ完全露天駐車車輌に施行してしまえば、
この様に水染み・イオンデポジット・クレーターの餌食になるのはいたって当たり前のことです・・・
しかも海岸地帯ですから、
海風には海水に含まれるミネラルが大量に含まれていますから、
内陸部で言えば強アルカリの地下水で洗車をしているようなダメージを受け続けますから、
これはやばいでしょう。
ＴＥＬ出始めてお問い合わせを頂いた段階ではオーナー様は、
「傷はそんなに入っていないと思いますから、水染み以外の状態は良いと思います！」
との事でしたが、
いやいや立派に傷沢山入っています・・・
極端に多いほうとも言えないですが、
程度がいい方とは言えません・・・
但し、都会で賃貸に暮らされていて、
洗車は洗車場での手洗いという洗車環境が限られた中では、
こうなっちゃうのも仕方ないですが。
そう考えると、
いっそ洗車機にするというのも選択肢としてはありなのですが、
このように黒のお車ですとどうしても洗車スクラッチが見えてきてしまいますから、
どうしても“五十歩百歩”的にはなってしまいます・・・
何を優先して、
何処で妥協するか？
ですね。
今回の磨きは、
“02スタンダード・ソフト磨きコース”です！
傷量的に言えばベター若しくは最良の選択は、
03磨きコースと思っていましたが、
思いのほか、
イオンデポジットや傷が上手く除去できました。
知り合いの同業者の方々の多くは、
「スバルの黒は磨くのが非常に難しく、嵌り込んで時間がエンドレスみたいになる・・・」
と仰いますが、私は国産車の黒の車の中ではスバルの黒このクリスタルブラックシリカは、
磨きやすい部類に入ります！
丁度施工中に、
弊社が仕上げ等でメインに使用しているポリッシャーメーカーの方が、
今開発販売を検討している新ポリッシャーの意見を聞きにいたした際にこのお車を見て、
「これ新車？」
「いえ、使用過程車で傷取りから磨きしていますよ！」
というと、
「じゃあ、ギヤかダブルのみで磨いたんでしょう？」
「違いますよ、
初めの2段階はシングルで磨いていますよ、
それは家ではどの車でも同じですよ！」
と言うと、
「この塗装にシングルかけてしまっても、シングル傷やオーロラ処理すること出来るんだー」
と、
驚かれていらっしゃいましたが、
メーカーさんたちは自身の取扱商品だけで検証をされることが多いですので、
プロはプロでも引き出し数は少ないです・・・
逆に私のようなプロテスタント系の何処にも属さない根無し草は、
制約が無いですから何でも試して見ます！
通常ではありえないと思われがちのことでも、
いざ試してみると効果絶大と言うことも極稀ではありますが新たな発見もあります。
結果引き出し数が増えて行きますから、
状況対処能力が上がります！
無駄に沢山あるように感じるポリッシャー・バフ・コンパウンドも、
実際捨て銭になっているものも沢山ありますが、
その無駄に思える投資有ったからこそ弊社の今があるともいえます！
人生も同じで、
安全な生き方は安定は生むでしょうが、
イレギュラーな自体での判断力・行動性は生まれてきません・・・
無謀と思えることでも、チャレンジしてみて仮に失敗に終わっても、
それは経験値としてその後の判断に生かすことが可能にもなります！
但しそれには、
日々の行動一挙手一投足考えながら行動し記憶にキチンと止めておくことが必要です。
つまり、
だらだらでは駄目って事！
結果02スタンダード・ソフト磨きコースの最大研磨膜厚6μを研磨しても、やはりボンネットの鳥糞を無理やり擦り取った、
傷の一部は残りました・・・
多くの方は、
鳥糞が付着したまま放置すると、
塗装が酸化され傷んでしまうことはご承知されていますが、
ではどうやって除去することが一番効果的でダメージを入れずに済むのか？
と言うことは、
まずご存じない・・・
単純に考えて、
ただでさえ固着しているものを擦れば傷は入りますし、
しかも鳥糞には虫の殻や砂土なども含まれますから、
擦れば深い傷が入るの当たり前です・・・
安全な除去方法は、
弊社お客様には皆さんにお教えしています！
ＳＵＢＡＲＵ スバル ＷＲＸ Ｓ4 2.0ＧＴ―Ｓ（VAG）
コーティング終了
折角遠方からお越しですので、
少しでもオーナー様にご満足いただけるようにと努力のかい有って私から見ての意匠性変化率仕上がり感共に、
十分満足のいく出来栄えだと自負しております！
自画自賛のしすぎですかねー
オーナー様もお引取りに見えられ、
お車の大幅な意匠性の変化に十分ご満足をいただけたご様子でした！
ご満足いただけた結果でしょうか？
更にカーボンフィルムの施行のご相談も頂きましたが、
これだけのため弊社まで足を運んで頂くのも大変と思い、弊社が懇意にしているフィルムメーカーの元インストラクターが神奈川に店舗を構えておりますので、
そこをご紹介させていただきました。
腕さえ良ければ近隣の方がいいでしょうから！
其れと、サイドロッカーに取り付けたエアロが色は後吹きなのですが、
素材に塗料が密着していない為に浮いてしまっていて、
既に一部が剥離し始めています・・・
どこがやられたか？
迄はお聞きしていませんが、
完全にやっつけ仕事です・・・
しかも取り付けは両面テープでの取り付けだそうですので、
修理をしようとすれば現塗装の剥離代のほかテープ糊の除去費用もかかりますから、
弊社ご依頼ですと結構な金額がかかる可能性をお話いたしましたが、
年末くらいに弊社にご依頼をいただけるそうです。
今回、
オーナー様にはご信頼をいただけたようです！
今回コーティング選びでは、
結構レアな選択を頂きました！
当初から、
ガラスコーティング×光触媒ボディコーティングのＷコーティングにもご興味をお持ちのようでしたけれど、
この場合のベースコートのガラスコーティングが標準以外での施行が出来ないか？
とのご質問を頂きました。
標準ベースコートのガラスコーティング並みの密着を作り出せるものは、
マーベラスフィニッシュ・プレミアムとマーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッドとなります！
この2種類は何故それが可能かと言いますと、
これ等コーティング剤には光触媒の主成分である酸化チタンが含まれているため、
酸化チタンは分子間結合引力が発生する為に他のコーティング剤でＷコーティングするよりも、
密着強度は高まります。
オーナー様がお選びになられたのは、
“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド×光触媒ボディコーティング”の、
Ｗコーティングとなりました！
駐車環境が露天＋濃色車ですので、
通常であればレジントップコート・コクーンは必須となりますが、
光触媒ボディコーティングをトップコートとして施行された場合は、
必要なくなります。
と言うのも、機能性でまったく同じ役目をするわけではなりませんが、
十分その代行役は光触媒が勤めてくれるからです！
この度は遠方よりわざわざ施行ご依頼頂きまして、ありがとうございました。
今後もお住まいの関係上洗車にはてこずられるとは思いますが、出来る限り洗車中の乾燥にはお気をつけください。
又シャンプー洗車時のシャンプーの丁寧な洗い流しにもお気をつけください、光触媒では界面活性剤は酸化還元できませんので、しっかりと洗い流して下さい。
今後も色々なカスタマイズをご検討中とは思いますが、余り無茶なお金の消費は勿体無いですので、よくよくご検討の末お決め下さい。
カーボンフィルムのほうは、直接ＴＥＬして頂きお打ち合わせ下さい。
この度は、初回施行にもかかわらず、高額施行頂きましてありがとうございました。
ＰＳ：サイドロッカーエアロの修理に関しましては、ご予定が決まりましたらご連絡下さい。
車輌クラス：クラスＬ
施行コース：
コーティングコース＝マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング
磨きコース＝02スタンダード・ソフト磨きコース（程度良好使用過程車向け＝傷＆イオンデポジット除去・鏡面仕上げ）
オプション施工1＝ヘッドライトカバー磨き（ライトポリッシュ）
オプション施工2＝エクスペル・ペイントプロテクションフィルム（ヘッドライトカバー）
オプション施工3＝サングン・ペイントプロテクションフィルム（リアドアインステップ×2箇所＝広範囲）
物販＝拭取り専用超大判クロス
施行料金：267.239円税込み（耐擦り傷塗装割増磨き＋20％・濃色車割り増しランク1磨き＋20％ 適応・物販含む・高速料金バック別途）
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