2017年10月15日公開|BMW
弊社にいらっしゃるようになられて、
今まで必ず毎年なんらかの施行を頂いております、
会員様ですが今回はオプション施工でご入庫いただきました!
中古車で購入され、
内外装・機関部等も相当手を入れてきていらっしゃり、
恐らくこの年式の同グレードで此処まで程度の言いお車は無いであろうというくらいに仕上がっております!
但し、今までより綺麗になればなるほど気になっていたのが、
ヘッドライトカバーの曇り・・・
全体が同じようにやつれていれば左程気になりませんが、
ほかが綺麗になればなるほどこの部分が目立ってきていました。
まだこの段階では曇りはありますが、
クリアー剥離を起こしている部分はありませんので、
磨きは“ミディアムポリッシュ”で行けそうです!
但し、先週工程に空きがありましたので弊社代車のアウディのヘッドライトカバーを磨いてみると、劣化状況的には同じような感じで年式も近かったのですが、いざミディアムポリッシュのファーストポリッシュを施行してみると、
雨落ちしたように点々とクリアーがなくなる部分ができてしまい、
結局はハードポリッシュでクリアー全剥離となってしまいました・・・
磨き後どのような表面処置をするにしても、ヘッドライトカバーのPPの保護膜としての、
クリアーは残せたほうがより劣化防止の為には良いのは当然ですので、
ミディアムポリシュのファーストポリッシュで曇りが取れてクリアーが残っていてくれることを願います。
大丈夫でした、
クリアーは残した状態で磨き完了!
今回ご相談いただいた時点では、
会員専用コースのラジカル・コーティング+専用トップコートWコーティングの予定でしたが、
先日のランドローバー・ディスカバリーの例もあり、
このお車のように経年劣化してしまったお車の場合は、今後まだ永くお乗りになられる予定がおありで且つご予算が許すのであれば、
紫外線透過率の低いプロテクションフィルムの方が曇り防止には効果的です!
そんな話をオーナー様にしてみたところ、オーナー様も先日のブログを読まれていたため、
“エクスペル・プロテクションフィルム”での施行に変更となりました。
この様にヘッドライトカバーの形状が単純形状であれば、
型取り貼り込み共にスムーズに行きます!
ですが、
何故に国産車特にトヨタの車はヘッドライトカバーの形状をより複雑な形状にするのでしょうか?
機能的に考えても何のメリットも無いと思うのですが・・・
それでも、デザイン的にカッコイイとかのメリットがあるのであれば良いのですが、
私には爬虫類・両生類・虫化しているだけで、
逆に車の印象をおかしくしているだけにしか見えないのですが。
単純形状ですので、型取り→貼り込み共に一切調整もせずとも、
一発で綺麗に決まりました!
ヘッドライトカバーのエッジに対して、
1mmくらいのクリアランスで張り込めましたので、
フィルムの存在は一切判りません。
現在車庫も建設中とのことで、
これでご自宅勤務先共に車庫駐車となられますので、
今回のこの措置によりヘッドライトカバーの劣化防止策は10年以上効果持続できるでしょう!
BMW ビーエムダブリュー 323i Mスポーツ(VB23)
エクスペル・プロテクションフィルム貼り込み終了
お引取り見えられたオーナー様は御覧になられた瞬間に、
ビックリなさいました!
「こんなに綺麗になり、
其れによって此処まで印象が変わるとは思っていませんでした!」
「予想以上です!」
と、
大変ご満足頂けました!
こちらのオーナー様とはいつも長話をしてしまうのですが、
今回もお持込時お引取り時共に雑談に花が咲いてしまいました。
と言うのも、このお車も初年度登録から既に9年が経過していますがオーナー様は、
「恐らく私が車を運転できる最後までこの車には乗り続けるつもりです!」
とのことでしたが、
そうなると後20年以上は年月が残されています。
そうなると、
生産から30年を経過することに!
然し、
今のメーカーは何処のメーカーも短期で部品供給を止めてしまいます・・・
実は此処に来て私の車の数台にも不具合が有り修理に出しましたが、
ジャガーは14年経過状態で既にルーフライナーは在庫無し、
ウインドウメッキモールも在庫無し、
フロントウインドウは国内在庫3枚、
既にバックオーダー受け付けも終了し再生産はしないそうです。
レンジローバーは、
クルーズコントロール系部品は総て在庫無し、
同じくルーフライナーも在庫無し、
総てのレンジローバーで壊れてしまうメーターカバーも在庫無し、
この部品にいたっては専門店ですら中古部品すら無しですので、
ばらばらになってしまったプラスチックをアロンアルファーのようなものでつなぎ合わせるしかありません・・・
当然バックオーダーも受付していませんし、
再生産も無し。
メルセデスベンツにいたっては、
W124のエンジン内部の部品も既に多くは部品在庫無し。
当時このエンジン60万キロ保障だったのに、
まだ28万キロ時点で部品なくなってしまいました、
これ詐欺でしょう・・・
てな事で、
オーナー様幾ら大事に乗り続けようと頑張ってみても、
部品が無くて修理不能に陥ることは確実です・・・
今回ラッキーなことに弊社常連様から同年式のS124を頂く事ができましたので、
どちらを生かすかは別として部品取り車が出来ましたが、
20年以上経過しているお車を乗り続けようとするには、
部品取り用のスペアカーが必要ですね。
旧車に乗り続けようとするには苦難の時代となっています・・・
いっそ50年くらい昔の車であれば、
逆にアフターマーケット部品あったり、
部品自体を改造してコンバーションしてしまうことも可能ですが、
流石にこの時代の車となると実用性はありませんから趣味車としてしか使えませんから、
趣旨は変わってしまいます・・・
旧車好きからすれば、今の今メーカーの対応、
単に新車入れ替えを促進したいがゆえの切捨て・・・
まだまだ十分に使用できるものを捨てなければならないように仕向けるのは、
経済戦略の世界的愚行です。
最新=最良と言っているメーカーですらクラッシック復活の為、
部品生産を再開しているメーカーもあるのですから、
金儲けがしたいのであれば部品代何倍でも良いですから部品作って!
この度もご入庫いただきまして、ありがとうございました。
これでほぼ出来うること総ては網羅することが出来ました。
年式からすれば、驚異的意匠性を保持できている状態です。
恐らくこれから不具合が出始め修理代も掛かり始めるでしょうが、構造的傷みを遅らせるには予防整備をきちんとしていきましょう。
出費は大きいですが、駄目になってから直すよりは結果的には小額で済みますし、コンディション維持にも繋がります。
私も今の所有車何処まで維持可能かは判りませんが、出来る限り乗り続けようと努力します。
とは言え、次回のレンジローバー車検ではマフラー交換宣告されていますが20万だそうですので車検費用は40万果たして払えるのか。
お互い頑張って出来うる限り大事に乗り続けましょう。
京都出店の折には、ご家族で遊びにいらしてください、お待ちいたしております。
会員ランク:準会員
車輌クラス:クラスM
施行コース:
オプション施工1=ヘッドライトカバー(ミディアムポリッシュ)
オプション施工2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ヘッドライトカバー=アルティメット使用)
施行料金:36.180円税込み(会員オプション割引―10% 適応)
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