2017年10月17日公開|トヨタ
施行いただいてから、
弊社のコーティング専用シャンプーをご使用いただいており、
今回もシャンプーを4Lご購入に見えられましたが、先日確認をして、
「在庫僅かだから注文しておかなければ!」
と思ってはいたものの、此処のところの忙しさやイベントがあったため、
すっかり忘れてしまっておりました・・・
何とか1Lだけはありました・・・
その際、
「此処のところ洗車があまり出来ておらず、かなりの水染みが出来てしまっている・・・」
とのことで、お車を拝見して見ますと、
確かに水染みイオンデポジットできてきてしまっておりますし、
酷いのは水垢・・・
既に手遅れの感もありそうですが、
試しにスケール・リムーバーを行なってみますと、
完全に除去できます!
つまり、
今ならダメージ残さずイオンデポジット除去可能です!
が、これが数ヵ月後にはどうなのか?
と言うと、これはなんとも言いがたいですが、
無理となってしまう可能性は否定できません・・
と言うことで、オーナー様このままお車を置いていかれ、
“スケール・リムーバー”を施行いたすこととなりました!
今年は本当にメンテナンスのご依頼多いですが、
特に9月10月はメンテナンス月間みたいです。
これはオンシーズンに蓄積したダメージを除去しておいて、
更に過酷なダメージ環境になる冬に備えておきたい!
と言う、発想なのでしょう。
その様なわけでメンテナンスを行ないますが、
まずは定番の“鉄粉クリーニング”を行ないましたが、付着は露天駐車車輌ですので当然ありますが、
環境的に言えば意外と少ないでしょう!
濃色車の場合、淡色車のように溶け出した鉄粉はボディ面では判り辛いですが、一番↑の写真のようにクリーナーが鉄粉と反応すると酸化しますので、
その際この様に白い泡ができている部分は鉄粉が酸化している箇所となります。
これがとかされてボディ面を流れ落ちると、地面に紫色の溶けた鉄粉の染みを作ります。
相当洗車はしていなかったのでしょう、
屋外の写真では写りにくいですが水垢汚れは相当のものです・・・
水染みも量的には一寸やばいくらいの量の形成が見て取れますが、
試し施行での状況からして、
形成されてしまってから左程時間経過はしていないでしょう。
“スケールリムーバー”はスポンジに液剤を垂らし、まずは一定面積に満遍なく塗りこみ初期反応をさせ、すかさずそのスポンジで力を入れないようにして何回か擦ることで、
水染み(イオンデポジット)の固形成分を分解して除去していきますが、
大きな染みになっているものはピンポイントで更に擦ってあげないと分解しませんでしたので、
間一髪でイオンデポジットクレーターに成長する寸前だったでしょう!
たまたまシャンプーを購入に見えられ、
水染みの話題になったことからお車を拝見して、
試し施行をして、
そのまま本施行に移行したことは、
突然の出費とはなってしまいましたが、
お車にとっては間一髪のベストタイミングでした。
幸いにもイオンデポジットクレーターになる寸前での施行でしたので、
水染み(イオンデポジット)は100%完全除去が出来ました!
オーナー様のお住まいの地区は水道水の水質も、
県内ではかなり悪い地域ですし、
洗車も洗車場で行なっているため地下水を循環ろ過した最悪の水質の上、
温泉地に近いため大気中には硫黄などの成分まで含まれていますので、
車をケアする為の洗車自体が非常にリスキーと言えます・・・
もしかすると、洗車を行なえていなかったことがこの程度の水染みで治まっていたのかもしれません?
と言うのも、今施行が空いている為家内が7年間使用した後弊社代車としても1年半経つアウディをリセットしていますが、
磨き屋の妻たるものが露天駐車で洗車は下手をすると半年くらい行ないませんので、
黒と言うこともあり水染み(イオンデポジット)は、
一寸娑婆ではそうは見かけないくらい悲惨な状態です・・・
見た感じからすれば、
相当イオンデポジットクレーターに進行していて、
ある程度にするには05磨きコースは必要だろうと思える状態ですが、
そこまで時間は避けないため02スタンダード・ソフト磨きコースで磨いてみると、
流石に8年半経過車ですのでイオンデポジットクレータになっているものもありますが、
トップ部分でも磨き処理しきれないものは1~2割程度ですし、
側面は1~2%程度を残して磨き取れてしまいました!
このことから考えると、
やはり洗車での水染み形成アルキル金属基の付着の繰り返しが、
雨水での更なるアルキル金属基の付着を誘引していると思われます・・・
雨水に含まれるアルキル金属基は非常に微量ですので、
水道水や地下水の大量に含まれるアルキル金属基の付着が無ければ、
雨水だけでは急速なイオンデポジットクレターへの進行はしにくいと言うことかも?
そうなると、洗車の頻度や方法・使用する水質によっては、
ご自身の良かれと思って行なっている洗車で逆に車を傷めていることとなります・・・
私自身もあまり洗車はしません。
尤もあまり車に乗らないことも有りますが、
ベンツは最短でも1ヶ月に一回程度洗車機。
ジャガーは乗る前日に極軽く手洗い。
レンジローバーにいたっては、
年に2~3回くらいしか洗いませんが、
どの車も使用年数からすればイオンデポジットの形成は非常に軽度です!
弊社常連様で以前は暇さえあれば洗車していた方がいらっしゃいますが、
やはり激しい水染み形成に悩んでおられて、
上記したように頻繁な洗車が原因では?
と言うことで、
洗車の頻度を極力少なくして頂いた結果、
以前に比べて明らかにダメージレベルは緩和されました!
絶対ではありませんが、参考にしてみて下さい。
TOYOTA トヨタ オーリス ハイブリッド(ZWE186H)メンテナンス終了
グッドタイミングだったと思います!
オーナー様もお引取りで確認をされ、
「良いタイミングでした、綺麗になって良かった!」
と、
お喜び頂けました!
本当は、
ウインドウのコーティングもフル施工でなさりたい旨のお話は有りましたが、
今月はイレギュラーに今回の施行と自賠責保険の更新がおありとの事で、
出費が嵩んでいるそうですので、
来春の施行となさるそうです。
だけど自賠責保険て車検単位での加入のはずですから、任意保険の間違いだと思います。
前記しましたように、
洗いすぎは問題を引き起こしますが、
洗な過ぎも問題はあります。
と言うのも、
虫糞と思われる酸化痕は数箇所ありましたが、
既にもう結構な酸化をしてしまっています・・・
酸化痕は極初期なら磨きでも除去可能ですが、
時間経過してしまい酸化深度が深くなってしまえば、
スポット磨きや05磨きコースでも除去は出来ません。
更に進行して行けば、
クリアー剥離して其処から有色部分との密着面に水が浸透していくと、
広範囲のクリアー剥離などにも進行しかねませんから、
甘く見てはいけません・・・
このリスクを防ぐにはやはり洗車や日々の付着物の確認が必要ですが、
あまりに汚れが酷すぎれば其れも見落としてしまうでしょうから、
適度に洗車を行なうことは必要です!
あまりにお忙しくて洗車が出来ないのであれば、
GSや洗車屋さんでの手洗い依頼や洗車機も必要です。
放置することで起こるリスク。
洗いすぎることで起こるリスク。
人に依頼することで起こるリスク。
洗車機によるリスク(スクラッチ傷)。
ご自身が何を許容できて、
何が気になるのかの優先順位で決まってくるでしょう。
このたびは、予定外の施行となってしまいましたが、施行前の長期放置の意匠性低下状態を考えれば、ここで即決頂いたのは正解だったと思います。
これは個人的見解ですが、今回ほど洗車していない期間が開いてしまうようでしたら、程度の良い洗車機を探して洗車機に入れることはされたほうが良いと思います。
特にこれからの季節、洗車も億劫になりますし、エンカルによるお車やコーティングへのダメージも有りますので、多少のスクラッチ傷は許容していくほうが良いと思います。
又今回はお土産まで頂きまして、ありがとうございました。
オプション施工での来春のご入庫お待ちいたしております。
ありがとうございました。
車輌クラス:クラスM
施行コース:
オプション施工1=鉄粉クリーニング
オプション施工2=スケール・リムーバー
物販=レギュラー・シャンプー(1L)
施行料金:37.581円税込み(物販込み)
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