車磨き研究所の施工ギャラリー
ＭＡＺＤＡ マツダ アクセラ 15Ｓ（BM5FP）
2017年11月26日公開｜マツダ
プレミアム会員様の奥様のお車ですが、
２年半前に事故でご入庫頂き、
それ以来の“メンテナンス”＆“オプション施工”でご入庫いただきました！
このお車以外にも、通勤の足としてお使いのお車を新車に入れ替えられ、
クリスマスよりご予約を頂いております！
購入されたお車はシビックの欧州生産のものだそうですが、
このお車かなりの大人気のようですね。
特にMTの人気が高いようですが、
オーナー様は敢えてATを買われたそうですけれど、
それは週末車輌としてお持ちのBMWがMTの為、
敢えてATにされたそうです。
確かにMTは楽しいですが、
常に選択肢がMTしかないのも中年以降は結構きついですからねー
そう言う私自身も、
MTは殆ど乗らないアングリアと2CVだけとなり、
他は総てATになっちゃいましたしね・・・
昨年の１２月は弊社始まって以来の暇さでしたが、
今年は本日既存のお客様がご予約にいらっしゃいますし、
これで工程ががら空き状態は避けれそうです。
既に今年は来年の３月の施工も３台確定しておりますので、
全般的にあまり予約状況が芳しくなかった今年とは違い、
来年は期待できそうです！
かといって、
予約表が総て×マークになるのも冬季特に今年は困るのです・・・
１点は、
１１月暇であったことから、
ずーっと念願だった自己所有車後ジャガーの施工が残っているのと、
常連様から頂く約束になっているS１２４も使用開始前には施工終了をしてしまいたいので、
予約状況に空きが必要なのです！
２点は、今後の私の身の振り方ですが、今までに候補としては、
- ３月京都出張所オープン
- 出家して修行僧になる
- 人道支援でシリアに移住
でしたが、3は外務省にお聞きしたところ、
正規での渡航手段は無く違法入国となってしまうため、
命の保障は無い上にテロリストとして逮捕の可能性も高いとのことでしたので、
これでは犬死になってしまうため断念しました・・・
2は、秋より目当ての寺院があり交渉を重ねてきていましたが、
修行僧としての受け入れは既にOKを頂いておりましたが、
ご夫婦のみの小さな塔頭寺院の為私の住むところが現状無いことが問題になっていましてけれど、
先日住職より連絡があり、
おくりの一部を改装して住居スペースを確保してくださるそうですので、
現実的になってきました！
１は、現在不動産屋さんが駐車スペースの京都市からの買取交渉を行なっていますが、
この結論が２週間後には出る予定です。
仮にこの交渉が失敗に終われば、
現交渉物件は白紙になりますが、
代替物件では現在の予算ではまず無理とのことですので、
そうなればこれ以上の融資を受けてまでの冒険は１００％暴挙となるのは確実ですので、
よほど運が良くいい物件が出ない限りは京都出店は諦めることとなります・・・
そうなると２が最有力候補となります！
どちらにしてもこの動き、
年末から春にかけて動く機会が増えますので、
施工予約に余裕が無いと動きが取れなくなってしまいます。
３点は、
いかにせよ弊社所在地は冬季は北海道並の極寒地ですが、
作業上水を使用しなければならないですけれど、
その作業は天候と時間をみつつとなりますので、
通常時期よりも予備日設定が必要となります。
寒冷地の悲しさですねー
しかも、
夏に比べエアコンの電力消費量も多くなりますし、
ジェットヒーターの灯油代も一日２．５００～５．０００円も掛かっちゃいますから、
場合によっては施工費＝経費で終わりなどと言う事もありますので、
冬季施工は出来れば燃料チャージ頂きたい位ですが、
流石にそうも行きませんし・・・
ヘッドライトカバー完全にいっちゃっています・・・
↑写真の白くなっている部分は既にクリアーではなく、
素材であるPPが露出してしまっていますが、
PPは柔らかい為洗車だけでも傷が入っていってしまいますが、
既に相当深い傷まで入れてしまわれています。
出来ればこうなる前の傷み始めの時に施工していれば、
殆ど新品並の回復は可能ですが、
此処まで放置してしまってからの回復は完全には無理です・・・
本当は、
新車時点でコーティングなりフィルムなりで保護しておいて上げることが一番なんですけどねー
此処まで傷んでしまうと、
“ヘビーポリッシュ”でのヘッドライトカバーの磨きとなってしまいます！
それでも、PP自体に入れてしまった、
深い傷は完全に除去することは不可能です・・・
国産車ですので通常は＃1.200のペーパーでクリアー剥離をするのですが、
このお車のヘッドライトカバーの形状が全体が曲面ですし、中央部には凹凸形状も存在している為ポリッシャーのあたりがあまり芳しくなく、
作業効率が悪い為今回は＃８００でのスタートとしました。
ただし＃８００ですから当然＃1.200に比べ研磨後の表面の荒れは粗くなりますから、
その後の＃3.000での中間処理は丁寧に行なう必要があります！
ですので、
結果あまり施工時間自体は変わりませんが、
ペーパーの消耗枚数は減らすことが出来ます！
つまり、
工賃は換わらないですが、
消耗品原価は抑えられる。
たかがペーパーと思われるでしょうが、
木工用金属用と違い結構高価なんですよ・・・
磨きが終了したら、
今後劣化進行を遅延させる為の措置として、
まずは会員様専用施工である、
“ラジカル・コーティング”を施工いたします！
今ではGS・ディーラー・修理工場などでも、
ヘッドライトカバーのクリアー保護と称して、
ヘッドライトカバーへのコーティングを施工しておりますが、
正直な話これは殆どやりっぱなしでは意味はもちません・・・
と言うのは、
ヘッドライトカバー用コーティング剤はほぼ総てシリカですが、
シリカは官能基と言うものが素材に存在しなければ密着は出来ませんけれど、
ヘッドライトカバーの素材であるPPには官能基は全く存在していませんし、
クリアーが残っている状態で施工したとしても、ヘッドライトカバー用クリアーは密度が高い為コーティング剤のスパイク効果も出ないため、
コーティング剤の長期密着は出来ません。
どれだけ高価で高性能のコーティング剤を施工したとしても、
有効な効果期間は半年はありません・・・
つまり数ヶ月毎に繰り返し施工を続けない限り保護効果は殆ど期待できず、
捨て銭的施工でしかありません。
ですので、
弊社では会員様にのみヘッドライトカバーへのコーティングを効果を持たせるため、
バインダーとしてラジカル・コーティングの施工を提供いたしております！
ラジカルコーティングは、
特殊な熱変性シリカをバーナーで焼付けコーティングすることで、
官能基の存在しないPPを官能基に埋め尽くされた状態にすることができ、
トップコートとして施工するヘッドライトカバー専用コーティングの密着を作り出すことが可能となります。
但し、この様にPPまで一度傷んでしまったヘッドライトカバーは、
曇りまでは行かないにしろ既にPP内部に劣化は及んでしまっている為に、
長期的に劣化を食い止めるまでには至らず、
3年ほどでPP内部にある劣化が表面的に現れてきてしまいます・・・
これを更に防ぎたい場合には、
プロテクションフィルムを張り込むという方法になりますが、
これはコーティングよりも紫外線反射率が高いことと、
水が完全にPPに浸透できなくなる為に、
PPの劣化を数倍遅らせることが可能になります！
但し、
コーティングに比べ価格は2倍以上となりますし、
形状が複雑であったり曲面率が高い場合は施工できません・・・
現行国産車では施工可能な車種は2割程度でしょう。
このお車も施行不可です・・・
バインダーであるラジカル・コーティング施工修了後仕上げに、
“専用トップコートWコーティング”を施工して終了です！
通常このトップコートをヘッドライトカバーに直接施工する場合は、
塗りこみしてから数分間初期硬化を待って拭き上げが必要となりますが、
ラジカル・コーティング施工後の場合は官能基の力で瞬間硬化していきますので、
塗りこみ→拭き上げは間髪いれずに行わないと塗りこみ斑が出てしまいます・・・
其れと、
通常はシリカコーティングはWコーティングつまり重ね塗りを行なったとしても、
重ね塗りした分だけ厚く製膜することは出来ません。
初期製膜してしまったものに幾ら重ね塗りをしても、
固体と液体が分子結合や架橋結合は出来ないからですし、
別々の製膜としては密度が同一ですから密着することが出来ません・・・
然しラジカル・コーティング施工後は前記しましたように官能基に覆い尽くされますので、
シリカに対して高い密着性を作り出しますが、
更に分子間結合引力のように官能基によりシリカに対して強い吸引力を発揮しますので、
効果の有るWコーティングが可能になる訳です！
今回のメンテナンスは、
会員様専用サービスの“リフィックス・コート”をメインとして、
まずは下処理の“鉄粉クリーニング”を行ないます。
お客様からは、
「相当鉄粉付着してると思うよ・・・」
とのことでしたが、
実際施工してみると初回施工から3年半経っているにも拘らず、
付着は極少量でした！
正直車内の汚れ方から見て殆どお手入れはなされていないことは想像できていましたので、
私自身も相当量の付着があるものと思っておりましたが、
ある意味肩透かしを食らったような感じです。
何故此処まで鉄粉付着が少なかったのかは？
です。
ＭＡＺＤＡ マツダ アクセラ 15Ｓ（BM5FP）
メンテナンス＆オプション施工終了
今回お車の程度はかなり良い状態に保たれていました！
前記しましたように、
鉄粉の付着も少なかったですが、
水染み（イオンデポジット）の形成も僅かで、
“スケールリムーバー”により8～9割方は処理出来てしまいました。
残った1～2割のイオンデポジットも、
イオンデポジットクレーターに進行してしまっているもの以外は、
“リフィックス・コート”により除去されてしまいました！
又、奥様がお使いですからお子さんも乗られる機会が多いと思われますが、
大抵この様な使用用途のお車ですと傷は結構入っているものですが、
前回施工からの経年数を考えるとかなり傷は少ないと言えます！
扱いに気をつけられていることが最大の理由でしょうが、
必要最小限の洗車回数に抑えられていることも大きいと思います。
私が今まで見てきた中で、
「洗車が趣味ですので週に1回は手洗いしています！」
みたいに、
大事にするつもりが故に弄りすぎている車は、
一部を除いて大抵傷が多く入っていますが、
洗車頻度は低いけれど的確な洗車をなされている車のほうが、
程度の良い車は多いです！
先日暇に任せて足車のベンツ再施行を10年ぶりくらいに行なってみましたが、
この間洗車は施工当初は極偶に手洗いをしていて、
この数年は多くて月に1回洗車機に入れる程度でしたが、
確かに洗車機によるスクラッチ傷はかなり入っていましたけれど、
深さを伴うような傷は殆ど入っておりませんでした！
つまり、
気を使うべき点だけはキチンと押さえて、
普段はあまり神経質になり過ぎない程度の管理のほうが、
結果意外と程度は保たれているものです。
尤も、
これは駐車条件とボディ色との兼ね合いも大きく影響はしてきますが。
このたびも、ご入庫いただきまして、ありがとうございました。
外装程度が意外と保たれていたのは驚きました。
然し、車内の汚れはかなりヘビーでしたので、できるだけあそこまで行かないうちにはお掃除をなさって下さい。
あそこまで汚してしまいますと、掃除機をかけるにも大変になり、面倒だから又後送りという負の連鎖になってしまいますから。
12月には更にシビックの施工ご予約いただいておりますが、ギリギリにはなってしまうかもしれませんけれど、何とか年内納車には間に合わせるよう努力いたします。
ご入庫お待ちいたしております。
会員クラス：プレミアム会員
車輌クラス：クラスL
施行コース：
会員専用オプション施工1＝鉄粉クリーニング
会員専用オプション施工2＝スケールリムーバー
会員専用オプション施工3＝リフィックス・コート
会員専用オプション施工4＝ヘッドライトカバー（ラジカルコーティング×専用トップコートWコーティング）
オプション施工＝ヘッドライトカバー（ヘビーポリッシュ）
施工料金：84.350円税込み（会員オプション割引―１０％ 適応）
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