2017年12月23日公開|フォルクスワーゲン
ご新規のお客様です、
東京より認定中古車としてご購入されたそうですが、
サービスで施行されてるカービューティープロのコーティングの施行が気に入られないとのことで、
再施行のため弊社にご依頼頂きました!
最近このように車輌販売にコーティング施行をサービスでと言う話はよく耳にします!
果たしてこれはオーナー様は得しているのでしょうか?
確かに自社施行でる場合は、
ことによると本当にサービスの可能性はあります!
然し、
基本的にはディーラー内に専門施行技術者をおいているところはありませんから、
形だけの施行になりますから、
意匠性や性能を求めるのはナンセンスとなります・・・
では外注で専門業者に発注してではどうでしょう?
これは、施行業者に支払いが発生していることですので、
実際にはオーナー様からは料金は頂かなくとも、
鼻から車輌代金に上乗せされているだけの話です・・・
つまりただではない。
此れがまだ優良施工店に依頼されてるのなら価値は出てくるかもしれませんが、
地元ではない限りその可否は判断付かないでしょう・・・
仮に優良施工店に依頼していたとしても、
業販の仕切りは6~7掛けとなりますから、
その施工店さんがエンドユーザーと同じ作業手間をかけることはまずありません。
はっきり言えば、
価格成りの事しかしません・・・
ですので、
販売価格を決めてサービスでコーティングをしてくれると言う話があった場合は、
「その分の施工費販売価格から値引きして下さい!」
と、
交渉したほうが良いでしょうね!
僅かではありますが、過去に拝見した車の中には、その様なサービス施行をしてもらったが故に、
逆に程度が悪くなってしまっているものすらありましたから・・・
但し、コーティング施行に望まれることが、キーパープロレベルで十分満足できる方の場合は、
場合によってはサービス施行でも良いかもしれません!
この型のゴルフまではアナログメーター!
今の新型はご他聞にもれず、
ゲーム仕様のデジタルメーターですが、
それがあたかも素晴らしいもののようにカタログ等では謳われていますが、多くのユーザーの方其れを魅力的と感じているのでしょうか?
勝手な私の主観ですと、車を移動のための足としてしか見ない方には、
便利性は確かに高くなりますから歓迎されるでしょうが、
人車一体感など車とのコミュニケーションを求める方からすると、
ゲームで車を運転しているように車との距離感が開いたように感じるだけで、
決して歓迎はしないと思うのですが・・・
仮に私が新車を購入するとしたら、
まずは基本手にアナログメーターである車であることは絶対条件です!
ゴルフのパネルレイアウトは昔からそう大きく変化はしてきていませんが、
ボディデザインもそうですが其処が大きなゴルフの魅力でもあるでしょう!
私も1台だけ、
30年ほど前の東京時時代にゴルフⅡを短期間乗ったことが有りますが、
その後従兄弟そして従兄弟の長男と、
かなり長期に乗り継がれましたが、
細かな故障は頻繁にあったようですが、
基本的には丈夫な車ですので、
長年に亘って活躍していました。
昔からゴルフへの私の評価は、
良い車なのだけど、
価格とのバランス評価では値段が高すぎる・・・
これは、
ベーシックモデルからこのRに至るまで総てに感じることで、
例えばこのRも基本的にはアウディのS3と同じ車で価格も同価格帯に近いですが、
ボディデザイン内装デザイン素材どれをとってもアウディのほうが価格なりと感じてしまいます。
価格をもう一寸下げるか、
素材をもう一寸いいものを使うかすれば、
選択してくれるユーザー増えると思うのですが?
上記したことに繋がりますが、
このカーボンフェイクトリムもRと言う名を冠して且つ価格を考えれば、
フェイクは使うべきではないでしょう・・・
86じゃないんですから。
Rと言う名を冠する以上は、
Rと言える素材を使うべきで、
フェイクでお茶を濁す手法に終わるのであればSで良いのでは?
これゴルフに限ったことではありませんが、
今の自動車メーカーはあまりにも利益優先的になりすぎ、
ユーザーがその車に何を求めて欲しいと感じるのか?
を見間違っていると思います、
良い例がジャガーやマセラティですが、
確かに生産台数は増えているでしょうけれど、
過去のオーナーたちが離れていってしまっているメーカーに、
将来性は無いでしょう・・・
購入されて1ヶ月ですから、サービス施行でコーティングがなされているのも1ヶ月前と言う事になりますが、
其れにしては鉄粉付着ありますねー
しかもリブのあるエンブレム周辺からの鉄粉の溶け出し方は結構なものです・・・
これ見る限り、
細部の洗浄もろくにやってないですねー
コーティング施行も、
恐らく下処理(磨き)は行なわず、
塗ったくって終わりという感じでしょう・・・
と言うのも、
傷が集中している部分に必ずコーティングの拭き残しがありますが、
傷が集中している部分は当然塗装肌が荒れていますから、
塗りこんだコーティング剤が滑面部分よりも凹部に入り込む分厚塗りとなります。
塗りこみ厚に極端な違いがでれば当然初期硬化スピードに違いが出て、
厚塗りした部分は初期硬化が遅くなりますが、
拭き上げは早い部分にあわせて行なわれる為、
その様な場所では拭き残しをしやすくなります・・・
尤もこのことはリスク予想範囲内ですから、
丁寧な業者であれば拭き上げ時若しくは終了直後にライティングで点検するでしょう。
こうなっている以上、
この業者さんは点検はしていませんね・・・
そもそもこの様な事は、下処理をしての施行であれば、
かなり傷のある部分の凹凸は軽減されある程度の滑面性が確保されますので、
起こりえないのですから、
やはり下処理はされていないのは確実でしょう・・・
トップ部分の状態は左程悪くはありません!
ルーフには既にイオンデポジットクレーターに進行したものも、
中央部分には目立ちますが、
幸いにも一番目立ちやすいボンネットにはありませんでした。
傷も多少はありますが、
2年落ちの使用過程車であればこのくらいはしょうがないでしょう!
あくまで使用過程車ですから、
新車のようなクオリティーを求めるのは無理です・・・
とは言え、
少しでも良い状態の車を探されるべきでは有りますが。
多くの中古車を求められる方は、
走行距離を非常に気になされますが、
低走行=程度良好と言う構図は確実ではありません・・・
其れよりも出来れば1オーナーで、
販売されている車屋さんがそのオーナーから直接買い取ったもので、
オーナーのことを知っていて車輌使用条件や整備履歴などが、
完全に把握出来ているものが一番ベターです!
代車は別として、
私が乗る中古車であればこのような車意外は買ったことはありません。
側面も使用過程車としては傷は少なめですが、
付いてしまっている傷はかなり深めです・・・
赤丸に囲われた部分は、
先にも触れたコーティングの拭き残しですが、
このようにガッツリ白く且つ肌触りまでザラザラした拭き残しは滅多にありません・・・
大体あったとしても、薄くぼんやりした感じで触感的にも判らないものですが、
此処までしっかりした拭き残しであれば拭き上げ中に気が付くと思うのですが?
今回ご選択いただいた磨きは、“02スタンダード・ソフト磨きコース”ですが、
全体の傷量的には妥当では有りますけれど、
深い傷には歯が立ちませんから、
本当はスポット磨きも併用してあまりに目立つ傷は処理したいところですけれど、
ご来店時御予算は10万円とのことでしたので、
このコース選択時点で大幅な予算オーバーですのから、
流石にそこまでのご案内は出来ませんでした・・・
このパネルにあったような、単純な線傷は02スタンダード・ソフト磨きコースの範囲内で、
除去は出来ました!
コーティングの拭き残しも、
ガチガチのガラスコーティングではなく、どうやらポリマーとガラス系のあいのこの様なものらしく、
ファーストポリシュ1回で簡単に除去できました!
これ逆にガチガチの本物のガラスコーティングであれば、
磨きで除去は出来ない可能性もありました・・・
過去にその様な車1台だけ経験ありますが、ガラス溶解剤使用しなければならず、非常に強い薬剤ですので、
塗装まで影響が及ばないか冷や冷やの施行でしたが、
このとき使用されていたコーティングメーカーさんがとても協力的で、
色々のアドバイスをいただきつつ施行できましたので事なきを得ました!
秘密主義の業界ですので、
この様な事は稀です!
殆どのメーカーさんは、
「商品詳細情報に関しては、一切お教えすることは出来ません・・・」
と、言われてしまいます。
これ例えば、そのコーティング剤の販売店であったとしても、
情報開示を拒否されることすらありますので、
弊社が基本的にオリジナルコーティングに拘り続けるのは、
オリジナルコーティングであれば情報開示拒否はメーカー側は出来ないことも大きな理由です!
ほぼボンネットの傷は一掃できたはずです!
但し、特に側面には何かで作為的に強く擦ることで付いたような傷が集まっている部分が数箇所ありましたが、
これはどうにもなりませんでした・・・
傷のエッジが丸みを帯びた為に、光の反射が柔らかくなりましたので、
極端には目立たなくは成りましたが、
前記いたしましたように完璧を期すならやはりスポット磨きが必要でした。
然し、
施行は予算あってのことですので、
やったほうが良いと言う事とやるべきかは別話です。
正直予算に無理をしてまでの施行は、
過度の期待を持ちやすくなりますから、
オーナー様にも施工店側にもあまり良い事は起きないでしょう・・・
Vokswagen フォルクスワーゲン ゴルフ7 R(AUCJXF)
コーティング終了
今回この時期でスタッドレスタイヤを装着していないこともあって、
1ヶ月近くのお預かりとなりましたが、
言っている私本人もメインカーにはスタッドレスタイヤは装着しません。
その為、
この時期は長距離に出かける際は天気予報と睨めっこになります。
が、それでも大丈夫と思い出かけてみると、
局所的に降雪に見舞われたりと言う事は、
過去に何回か経験がありますので、
冬季100%乗らずにいられる場合以外は、
やはりスタッドレスタイヤは履いていて方が無難でしょう!
チェーンと言う非常手段もありますが、
距離的制約もありますし、
スポーツタイプの車ではインナーフェンダーなどへの干渉破損の可能性も有りますから、
これも出来れば避けたほうが無難でしょう。
今回はご予算の話が多くなってしまいますが、
施行内容の優先度を磨きに持っていったため、
コーティングの予算は残っていませんでした・・・
実は社用車ですので今回の施行は会社経費なのですが、
会計士さんから10万円までと上限を切られているそうで、
其れを越える部分は実費となってしまうとのことです。
ただ、弊社お客様には会社経費での施行の方は多くいらっしゃいますが、会計士さんから予算を切られる場合でも、
20~25万円位を上限として言われる場合が多いようですし、
中には上限リミット無しと言う場合もあります。
本来税法上の解釈の問題ですから、
このように経費認定金額に大きな幅が存在すること自体不思議ですが、
意外とはっきりした規定が無いようです。
例えば、乗用車の社用車での購入においても、
スポーツカーは駄目とか、
私用使用もあるから購入代金の何割までしか駄目とか言われる場合もあるようですが、
過去弊社ではまだ建築事業部しかないときに、
広告宣伝車としてロータスの新車を購入しましたが、
税理士もOK税務署からの指摘もありませんでした!
以前このようなことを税務署の徴収官の方にお聞きしたところ、
正直はっきりした規定は存在していないそうで、
各税務署員の個人見解に依るところが大きく、
会計士や税理士が制限をするのも、
訂正申告等の指摘を恐れて上限設定をしているそうです。
訂正申告勧告が多くなると、事務所自体の信用度が下がり、
契約している会社への税務調査の比率が高まることを恐れて、
経費上限額を下げたがるようです・・・
話は逸れましたが、その様なわけで今回は弊社ガラスコーティングでは一番のスタンダードクラスである、
“マーベラスフィニッシュ”となりました!
以前と言っても10年位前には、
一番人気だった時期もありましたが、
順次ラインナップを増やしていく中では埋もれたコーティングとなってしまい、
恐らく5~6年ぶりくらいの施行となります。
このコーティングは、弊社では一番スタンダードクラスに位置いたしますが、例えばキーパープロで言うならば、
クリスタルキーパーとダイヤモンドキーパーの中間点くらいには位置するものですので、
コスパ的にはかなりお得なコーティングと言えます!
シリカにポリエチレン樹脂が配合されてる為に、
人工的光沢感が増しますので、
いかにもコーティング施行車輌的雰囲気が醸し出されます。
親水力もかなり強いですので、
セルフクリーニング力により雨天走行後の汚れ方もかなり抑えられます!
このお車は完全露天駐車ですし、
基本的には平日は乗られないそうですので、
ほぼほぼ放置状態となってしまいますから、
保険として“レジントップコート・コクーン”も施行頂く事となりましたが、
今回のご選択は“SP"です!
と言うのも、
ご予算的にはオーバーされていますが、
選択頂きましたマーベラスフィニッシュの基本耐久は保険適応期間は1年となります。
実際露天駐車車輌でも2年以上はコーティングは存在可能だと思われますが、
スタンダードのご選択では、
ベースコーティングの寿命延長にはなりませんが、
SPですと最低でも6ヶ月上手くすれば1年間くらいのベースコーティングの寿命延長の可能性があります!
こう考えると、
SPのご選択でのコストパフォーマンスは非常に意味を持ってきます!
逆に、車庫保管車などですと、此処までの選択は?
的ともいえますが、
SP自体が経年劣化しにくくなりますので、
それだけベースコーティングの寿命は延びますから、
逸れはそれで有用な選択ともいえるでしょう!
この度は、ご予算的にご無理頂きまして、恐縮です。
車輌選択において、対外的な目を考慮されてのゴルフの選択とのことでしたが、確かに目立ちにくいことは事実かもしれませんが、この時代もうそれほど外車アレルギー的な目は差ほどでは無いと思います。
サラリーマンでもベンツやレクサス乗る時代ですから。
とは言え、ゴルフと言えどもRですから、そのパフォーマンスは別次元のものがありますので、これからも週末の楽しみとして、大事にお乗り下さい。
これからは、降雪も頻繁になりますからなかなかお乗りになれる機会も少ないでしょうが、放置状態でも洗車は定期的には行なうようにして下さい。
ご利用いただきまして、ありがとうございました。
よき新年を、お迎え下さい。
車輌クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード・ソフト磨きコース(使用過程車向け=傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSP
施行料金:152.858円税込み(代車使用無し割引―10%・淡色車割引磨き―5%・ソリッド塗装割増磨き+10%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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