2018年02月26日公開|ホンダ
常連の準会員様ですが、
今年も早速新車入れ替えでのご依頼を頂きました!
3年ほど前に前のお車で施行頂いておりますが、初回車検前での入れ替えは以前は弊社お客様では結構いらっしゃいましたけれど、
この数年ではこの様な短期入れ替えをなさる方は大分減ってきています。
但し逆に、事業所が点在されているような大手企業にお勤めの方は、
転勤や事業所の統廃合により通勤距離が一気に長距離になられてしまい、
通勤での走行距離が1年で数万キロにもなってしまわれるため、
このオーナー様のように短期入れ替えを余儀なくされていらっしゃる方も結構いらっしゃるようです・・・
大手企業ですのでその分の減価償却費はある程度の補助はあるそうですが、
流石に全額が補填されるわけではないそうですので、
通勤にかかる時間が増えることも加味すると、
かなりの負担増とはなるそうです・・・
とは言え、
安定した生涯雇用と高収入を考え合わせれば、
そのくらいの苦労も我慢できるのでしょう。
今回お詫びしなければならないのが、
数週間前のインフルエンザ発症から施行工程の詰め込み状態&再度の体調不良が重なり、
其処に来店者が非常に多かったことで大部パニクッてしまっていた為、
施行前後の重要な写真を皆撮り忘れてしまっておりました・・・
以後気をつけます、御免なさい。
常連様これで多分5代目の施行となられますので、
既にご予約頂いた段階で、
施行の内容は固まっておられました。
磨きのご依頼は、
いつもの様に、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”です!
納車になられて数週間が経過されている状態でしたが、
トップの状態は程度良好です!
肌感の状態も、
大きなグランドに関してはトヨタなどよりも小さめですが、
細かなグランドに関しては塗装密度が低い為か荒れた感じは否めません・・・
これが多くの施行店さんたちが、
「ホンダの車は磨きたくない・・・」
と言う、
施工困難と言うレッテルを貼られてしまっている理由です・・・
先日も、ドイツ・イタリアの磨きツールを輸入されている商社の方が見えられました際、
此処で何台もの新たな磨きツールが新登場してきた理由は、
ホンダ・スズキ車がまともに磨けないと言う理由からだそうです・・・
が、この商社弊社担当者の方との話でも結論的話として、
「幾ら改良されたツールを導入しても、起きている現象の根本的理由を理解していなければ、以前よりも作業効率は上がったとしても、
施行レベルの改善にはならないでしょうね・・・」
等と話をしつつ、
結局は弊社も此処で新登場のポリッシャー総ての3台の購入をしてしまいました・・・
但し、弊社がこの導入を決めたのは、上記した理由とは全く異なります!
2台の新ポリッシャーは、
オプションの部分傷取り磨きを行なう際、今まではエアーポリッシャーを使用していましたが、
研磨力は強力でも回転速度が安定しないデメリットがありましたが、
新ポリッシャーは電動でありながら強力モーターを搭載している為、
同等の研磨力を持ちつつ安定した連続研磨が可能になる為、
より高い意匠性での磨きこみが可能に成ります。
更には、
付属の多彩なアタッチメント選択が可能になる為、
今まで磨き困難であった狭所部や細かな凹凸部にも対応可能になるので、
今まで以上に細かな部分まで意匠性を上げた磨きが可能に成ります!
もう一台は、基本的には濃色車の最終仕上げに使用するダブルアクションポリッシャーですが、殆どのダブルアクションポリシャーのデメリットとして、
局所的負荷がかかると回転が止まってしまうことが問題でした・・・
この様な状態が起きると、
研磨力不足によりオーロラ傷残り等のリスクもありますし、
艶出しの不足と言うデメリットも生じてきます。
然し、この新ポリッシャーは、
従来型の上級モデルと比較して30%も高出力のモーターを搭載していますし、
オービットと言う回転振れ幅は逆に―30%となることで、
強力な研磨力と緻密な仕上げと言う、
本来は相反している問題を1台で解決可能に成ります!
これにより、局所的負荷が掛かる部分でも、平面を磨くのと同じ仕上げが容易に成りますので、
よりお客様方にご提供する意匠性の向上が可能に成ります。
とは言え、ドイツ・イタリアの老舗メーカーの新製品ですので、
価格はかなりの高価格・・・
金欠病に常に喘ぐ弊社の状態からは、
"清水の舞台から飛び降りる覚悟”での購入です。
払えるのかしら?
しかも、今後の京都出店となると、現在常時使用のポリッシャーを含め、
もう1セットの購入と故障時のスペア器械の用意も必要ですので、
新ポリッシャーは都合2セット必要となりますのから、
最終的には今後ポリッシャーだけでも100万は軽く越える出費となるでしょう・・・
けれども、
磨き屋として他店様方とは“一線を画する”ことを目標として今までやって来ている以上、
よりハイクオリティーな意匠性をご提供し続けるには、
腕を磨く以外にも、
この様な優れた性能を持つ最新機材の導入はある意味企業使命とも思いますので、
今後も知識・技術だけではなく、
設備投資も行なってまいります!
その分他店様施行価格より高価格となってしまうことは、
ご理解いただけない方もいらっしゃることでしょう・・・
高飛車な言い方には成りますが、弊社が目指すところは、万民に受け入れて頂けるものではなく、
拘りぬいているオーナー様にご満足いただけるクオリティーの提供が使命だと思っております!
先日施行のオデッセイと同じ、
ダブルアクションポリッシャーによるオーロラ傷が付いています・・・
オデッセイとは購入ディーラーグループが違いながら、
同じ状態が起きていますので、
これはディーラーやPDIではなく、
製造ラインから起きている問題の可能性が高いです。
オーナー様は今までの新車で殆どが“新車割引磨き”対象となっておりましたので、
当然今回も!
と思われていたのですが、
残念ながらこの様な新車補修痕跡が短時間の点検でで発見できてしまう状態では、
割引適応外となってしまいます・・・
正直な印象として、弊社入庫の此処のところのホンダ新車のクオリティーは、
以前に比べかなり悪くなっている印象です・・・
数年前には、
マツダ車でこの様なことが全国的に起きましたが、
マツダではこの様な問題に対しての改善は1年掛からずに完全に改善されましたから、
ホンダでもメーカーとして取り組むでしょうから、
いち早い改善実施を期待します!
弊社としては、
手間が増えるだけですので大きな問題ではありませんが、
購入されたオーナー様にとっては、
同じ金額を支払って納車時のクオリティーが低下しているではかなわないでしょうから、
オーナー様のためにこそ改善を急いで欲しいものです!
先日のオデッセイに比べれば、
オーロラ傷は簡単に除去できましたが、
これはそもそもオーダーいただいている磨きコースが違いますので、除去作業の負担は変わってきます。
こちらのオーナー様は何時も磨きコースのご依頼は、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”ですので、
ファーストポリシュは傷取りのための磨きが含まれていますから、
この程度のオーロラ傷でしたら1回のポリッシングでは難しかったとしても、
規定の3回の磨きの中では100%除去可能です!
当然このお車も除去は完全に出来ましたが、
今回の01スタンダード・ソフト磨きコースではこの後更に2工程の磨きを行ないますけれど、
次のセカンドポリッシュは、
ファーストポリッシュで見えないレベルで残っているオーロラ傷を処理して、
最後のサードポリッシュで、
より光の反射が正反射に近づくようにより表面の滑面性を高めます!
このお車のように、
納車時問題有りきでも、
磨きがセットになった施行をなされることで根本的に改善され意匠性が整えられますが、
ディーラー施行の磨き無しの場合や、
簡易施行の磨き自体にあまり意味を持たない施工では、
このように納車状態に問題を抱えたお車では、
施工費用は低額で済むでしょうけれど、
施行自体に意味を持たなくなってしまう為に、
逆に私から見ると“捨て銭”になってしまっていて、
どうせなら完全未施行のほうがましのような気がします・・・
このパネルには縦にガッツリ線傷が付いてしまっていますが、
この様な垂直に近い縦傷が狭い間隔で複数は行っていることは稀です・・・
これは傷が入ってしまった経緯は一寸分からない?
元々ホンダの塗装は軟らかい塗装ですので、
ガラスコーティング未施行状態では傷は入りやすいですが、
柔らかい塗装は逆に弾力性も多少ありますから、
ほんの軽度の圧縮傷ですと柔らかい塗装が故に、
極軽度であればスクラッチ傷を防ぐ効果がありえますが、
切断傷に関しては今の国産耐擦り傷塗装と同じで柔らかいが故に、
簡単に一寸したことで傷が入ってしまいます・・・
この傷に関してこそ、01スタンダード・ソフト磨きコースでの磨きオーダーであったことの恩恵として、
完全除去が可能に成りました!
これ以下の磨きコースでは改善は出来て見えづらくはなったとしても、
完全除去は難しかったでしょう・・・
ご入庫時の磨きコースの選定は、
大きく施行価格自体に影響しますので、
低予算で押さえたい方には軽度の磨きを選択されることはメリットともなるでしょうが、
改善率は当然下がりますので、
傷残りを受け入れなければならないデメリットも背負い込むこととなります・・・
場合によっては、
その残る傷をオプションのスポット磨きで処理するという選択もありですが、
数箇所にそのような傷が散在してしまっていた場合は、
逆に追加料金が嵩んで高額施行となってしまうリスクもあります。
結局は、
施工費=仕上がりの完全さ、
という構図になってしまいますので、ご自身が施行にするにあたって、
一体何を目的に何処までの仕上がり完全性を求められていらっしゃるのか?
を、
施行に求められていることの意味を考えてはっきりした方向性をもたれることでしょう!
低価格で何となく、
「コーティングって、やっておけば傷が入りづらくなるし、洗車も楽になるでしょう?」
的な、
根拠のない都市伝説的な思いで行なう施工なら、
恐らく施工後暫らくすれば施行したこと事態に疑問を持ち始め、
「結局コーティングなんて詐欺みたいなもので、眉唾物だった・・・」
となる確立が高いでしょう・・・
実際弊社に施行依頼にいらっしゃるご新規のお客様の多くは、
過去に他店にてコーティング経験がお有りの方が殆どですが、
そのほぼ全員の方が仰るのは、
「今まで施行してきたコーティングは、
殆ど意味を感じなかったし、逆に施行したことで見栄えが悪くなった・・・」
「コーティングって、安かろう悪かろうなの?」
みたいな事を仰いますが、結局施行価格自体どれだけの手を入れて施行するか?
に基本的には比例しますので、
低価格で価値のあるものを手に入れようとする考え方自体に無理があります・・・
尤も、手を掛けて高額であっても、
設備が整っていなかったり、
根本的施行知識や技術が低ければ、
これも意味をなさないですが・・・
こればっかりは、
1回施行をして見ないことには検証できませんからねー
偶に、
「施行済みのデモ車見せてくれませんか?」
みたいな方いらっしゃいますが、
これも施行前の状態との比較では無いですし、
実施行とデモ車とが同じ基準で施行されている保障もありません・・・
過去にあった話として、
ある施工店さんのデモ車、
実は有名な施行店さんにお金を支払って仕上げてもらい、
いかにも自身の店でそこまでの施行ができると見せかけていた施工店さんすらあったくらいですから。
HONDA ホンダ N-BOXカスタム G・EX ターボ Honda
SENSING 4WD(JF4)コーティング終了
本来此処には施行終了車両の完成写真が掲載されるのですが、
ごたごたの中写真をとり忘れてしまいました・・・
今回ご指定のコーティングは、過去にも施行いただいている、
弊社では正にスタンダードな“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”です!
このコーティングは、
初期設計自体はかなり古いものとなりますが、
長い年月の中施行車両の経年変化を観察することで、
徐々に改善を加えられて来ることで、
最新の同ランクコーティングと比較しても決して引けを取るものではありません。
逆に施行実績が長く且つ多い事の、
安心感はあります!
ですので、弊社の古くからの常連様方には、
「このコーティングが結局一番だね!」
と言われる方も、何人もいらっしゃいます!
基本性能がしっかりしていると言う事です!
この度も、施工ご依頼ありがとうございました。
又、弊社施行が押してしまってきていた為に、お引取り日時をご変更頂き、平日の会社帰りにお立ち寄り頂く事に快諾いただけましたことは、非常に助かりました。
基本会員制での営業とさせて頂いているメリットは、顔見知りで既に信頼関係が構築されていることは、ありがたいことです。
先日も警察の方と話をしていて、高速道路上のあおり運転は大分減ってきたと思われるけれど、危険運転はあまり減っていなし、事故件数自体もほぼ変わらないのは、今の新車の性能が向上していることから過信運転になっているとも考えられます。
との話も有りましたので、毎日高速道路通勤をされている現状、通勤での運転はお気を付け下さい。
何時もご贔屓にして頂き、ありがとうございます。
会員クラス:正会員昇格
車輌クラス:クラスS
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
施行料金:100.930円税込み(準会員新規施行車輌割引―5%・淡色車割引ルーフ以外―5%・濃色車割り増し磨きルーフランク1+20%・波板形状ルーフ割増磨き+10% 適応)
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