2018年04月12日公開|AMG
ご新規のお客様ですが、
又凄いお車を購入された物です!
他のお車も検討されたそうですが、
ハイパワーでしかもいざと言う時大人4人が乗れるクーペであることが条件としてあったようです。
そのような車と言えば、BMWのM・マセラティ・フェラーリ・ポルシェ911こんな物でしょうが、
実用性を考慮すればまずはフェラーリはいなくなりますし、
ボディサイズではマセラティも脱落、
BMWでは特別感が無いですし、
ポルシェでは後部座席が狭すぎる・・・
確かに、
ある意味可もなく不可もなくと言う選択だとAMGとなりますが、
上記した車種の中では一番直線番長的存在で、
ワインディングでは一番恐ろしい車でしょう・・・
然しこれ等の車らも、
一部の車種を除いてダウンサイジングされ過給機付きとなって来ていますが、
このお車も名前は63でありますが既に4.000ccターボです・・・
私的にはNAであったころが懐かしいですねー
ただでさえ昔から壊れると言われるAMGのエンジンですが、
ダウンサイジングされてエンジン自体は小さくなっても、
それを取り巻く過給関係などの補器類でエンジンルームは埋め尽くされています。
ただでさえ高温になり易いターボがあり、
これだけ隙間が無いのでは熱の逃げ場もなくなりますから、
幾ら最新の技術がつまっていると言っても、
壊れるんでしょうねー
63と63Sにだけ、
前後フェンダーが約7cmオーバーフェンダー化されています!
一寸前のブラックシリーズや昔のE55などでも行なわれている手法ですが、
足回りのトレッドの基本構造自体からトレッドを広くしているわけではなく、どうもハブとホイルのオフセットで稼いでいるような?
恐らくは強大なパワーを路面に伝える為の措置でしょうが、
直進時にはそれなりの効果を及ぼしたとしても、
逆にコーナリング時には付け焼刃的手法が裏目に出る可能性があるのでは?
とも感じてしまいますが、
トヨタと同じように利益第一主義となってしまっている今のメルセデスベンツにには、
これ以上を望むのも無理なのでしょう・・・
63&63Sではナッパレザーが標準装備となっていますが、
1.363万円であればこれは当然です!
一時期のベンツと言えばブラックレザーが定番でしたが、1970年代以前や最近のモデルではレザーカラーも結構派手です。
このレザーカラーは、
レッドではなくオレンジと言うところは味噌ですねー
シート形状もかなりのバケット形状になっていますからホールド感はしっかりしていますが、
長距離移動の旅行などの時には助手席の方は一寸窮屈感感じるかもしれません・・・
とは言え、このクラスのクーペ買われる方ですと、
別に高級セダンもお持ちですから、
そのような時はそちらのお車を使われるでしょう!
私だって、オンシーズンのデートカーはジャガー、冬季はレンジローバー、オンシーズンのビジネス&足車はベンツと使い分けていますし、ワインディングでスッキリしたい時はアングリア。
なんて書くとお金持ちのようですが、
一番新しい物で2003年一番古いものでは1950年ですから、
ただの貧乏人です・・・
そんな私の車趣味からすると、このお車Burmester®サラウンドサウンドシステム等は、
派手なだけで全然魅力を感じられません・・・
他の内装部分でも感じますが、
ベンツと言えば質実剛健が魅力でしたが、
現代のベンツオーナー達の、
選択要素はこの様な派手なデザイン性だそうですので、
時代も変わった物ですが、
私のような過去に執着するようなベンツ乗りの方々はネオクラッシックのベンツに回帰していっている方が多い!
今時スポーツの定番であるカーボンは採用せず、
渋い色で艶感も抑えたウッドトリム内装にしているのは良いですねー
これは飽きの来ない良いセンスなのですが、
光物が多すぎます・・・
これで一気にチャラ男・輩的で品が無くなってしまっています。
この固定式の大型モニターも、
如何な物か?
通常モデルのCクラスであれば、
優先すべきは実用性ですからこれで良いと思いますが、
やはりAMGでは実用性よりもデザイン性優先でもっとスッキリしたと言うか、
センスの良い方法を選択して欲しかった・・・
Cクラスはまだアナログ的メーターが残っていました!
Eクラスみたいになっていたら悲しかったですが、
唯この様なメーターも次期モデルではなくなるのでしょうね・・・
時代はドンドンと私に新車の選択を奪って行きます・・・
尤もそんなお金もないですが。
これから京都出張所の永きに渡る借金返済が始まりますから、
借金終わって新車買える頃には免許証返納時期ですかね・・・
と言うか、その頃の車社会ってどうなっているのでしょう?
きっと、
楽しく無い気がします・・・
何故か最近の大型サンルーフ付きは国産輸入車共に、
サンルーフ以外の部分もソリッドブラックにしたがりますが、
これカッコイイとは思えないのですが・・・
しかも当然傷入れはし易く、
イオンデポジットも出来易い。
私からみると良い所無し・・・
と感じますが、
実際このお車でも傷はまだたいした事はないですが、
新車でありながら既にイオンデポジット出来てきています。
唯でさえ磨けない素材ですから、
それをこのように上面部に使用するのは愚の骨頂と私は思うのですが・・・
傷も大分処理できましたし、
イオンデポジットもそこそこ処理出来ましたが、
完全には至りませんでした・・・
まだ特別モデルであるAMGですので、ライン出荷から納車までの工程での、
扱いは注意されてきているでしょうから、
この程度にまでは回復できうる程度が保たれていましたが、
これが一般モデルであれば、
幾らベンツと言えどもそれなりの状態にしかならなかったでしょう・・・
ボンネットには傷は1本も確認できませんでした!
最近では久々に新車の磨き割引が適応できたお車です。
程度は良好ですので、
今回予算はタイトな事から、
磨きは“01ライト・ハード磨きコース”です!
尤も此処まで程度がよければ、
十分ともいえますが、
但し今のベンツの激しい柚子肌感だけは全く改善はされません・・・
この価格帯のお車であっても、
今は塗装修了後補修以外ではポリッシャーが掛けられる事はありませんので、
やはり多少クリア表面のくすみ感は感じられます・・・
唯一傷らしい傷があったのは、
左クォーターのプレスライン付近だけです。
プレスが突出したような激しいプレスラインですので、此処に体を擦り付けたり、
服が一寸強めに擦れれば傷は入り易い形状です・・・
幾ら国産車に比べ相当硬い塗装と言っても、
この様な突出部は一寸したことで傷が入り易いので、
特に洗車の際などには体を密着させないように注意が必要です!
結構深いように感じた傷でしたが、
01ライト・ハード磨きコースでも、
ギリギリ傷の完全除去は達成できました!
01ライト・ハード磨きコースは、
2段階の磨きですが、
今回はファーストポリッシュはスタンダードと同じポリッシャー・バフを選択し、
コンパウンドはドイツ車専用コンパウンドの重研磨用を選択し、
ブライティングポリッシュはポリッシャーはシングルポリッシャーでバフはスタンダード磨きでよく使用するセカンドポリッシュ用、
コンパウンドのみドイツ車専用仕上げ磨き用を選択しました。
今回の場合、
この選択が上手く嵌ったと言う事でしょう!
磨きは持ちうる選択肢、
ポリッシャー・バフ・コンパウンドの選択の是非と、
回転速度・プレス圧・プレス角度等磨き手法の組み合わせの如何によって傷の除去レベルや仕上がりの艶が大きく変わってきますが、
問題はこの組み合わせを車両の塗装硬度や程度や何を目的とするか?
により、
1台1台選択していかなければなりません。
選択肢が多ければ、
それだけ対応範囲も広がりますが、
その選択組み合わせ数も二乗的に増えていきますから、
技術・知識が未熟若しくは根本的に考える力が低ければ、
選択肢の多さは逆に答えが見つからなくなってしまいます・・・
現在弊社では、
ポリッシャーとバフの選択肢を増やし、
ポリッシャーは5年ほど前に比べ約2倍の15台ほどをラインナップし、
バフにおいては40種類ほどを準備していますが、
逆にコンパウンドに関しましては50→30種類程度と減少させています。
これは、
ポリッシャーやバフの持つ特徴がかなり以前より幅が広がった為、
より高度な磨き対応する為にはこれ等機材の適材適所が早道で、
逆にコンパウンドは機材選択の幅が広がったことで塗装種類に応じて、
5通りくらいの筋を作りその中で2~5段階位の粒度調整された物を揃える方が、
効率的にしかも初期研磨から仕上げ磨きまでよりパーフェクトな対応が出来うるようになりました!
昨今コーティング屋や磨き屋を謳う新規出店も目立ちますが、
施行者がどの程度の経験・知識・技術を持ち合わせているかははなはだ?
ですが、
職人としての究極を目指すなら、
上記したような機材の選択肢を多く持つことは必須です!
それにはこの個人企業レベルばかりの貧乏店舗では投資もままならないでしょう・・・
儲ける事は複利として、
食うか食わずで完成度の追求に生活をつぎ込めるだけの意欲を持った施行者は、
殆んど存在しないでしょう・・・
暇だから、
雪かき請け負って儲かったと喜んでいる馬鹿な店舗もあるくらいだそうですし。
だから、
この業界“詐欺業界”と言われてしまうんです。
施行者の方々、
これが限界です・・・
ではなく、
破産覚悟で究極を追い求めてみる勇気を持ちましょう!
言いようによっては、
ラインでの塗料の吹きっぱなしの状態は、
塗装表面状態が剣山のような状態とも言えます。
つまり決して新車の塗装表面状態はベストの状態とはお世辞にも言えません・・・
今回の磨きの場合、
柚子肌は殆んど改善変化はありませんが、
上記した剣山は除去され滑面状態になる為、
艶感も全く変わってきますし、
滑面状態の上にコーティングを施行することで、
コーティングもより滑面性の高いコーティングとなる為、
コーティング効果も高まります!
Mercedes-AMG メルセデスエーエムジー C63Sクーペ
(205387)コーティング終了
以前お乗りのベンツは、
かなりの値引きがなされての購入だったそうですが、
あとで発覚したことは実は生産年月が2年前の長期在庫車だったとか・・・
これディーラーは伏せての販売だったそうで、
当然発覚してからはディーラーへの信頼感は0。
そこで今回は、
長野ヤナセさんに購入先を変更して購入されたそうですが、
私も懇意にして頂いていますが、
確かに某販売系列よりも物は確かです!
と言うのも、
地元母体企業ですので社員はほぼ全員地元出身者ですから、
適当な販売をして後は知らんの売り逃げができないことは大きいでしょうねー
今回はお引取り前に偶々別件でこのお車の担当セールスがメカニックとともに弊社に訪れましたが、このお車の施行終了状態をみられて、
「やっぱり本物の磨きを行なわれた車は、全然質感が違うよね!」
「エンド直で施行されている車も何台もみてきている中で、
今後スペシャル施行を望まれるお客様の対応をして欲しい旨の上席意向も有るから、協力関係を検討していきません?」
みたいなお話も頂戴いたしました!
果たして、
京都出張所開店と長野ヤナセさんとの新規展開は可能なのか?
今一人目星を付けている知人いますので、
彼次第ですかねー
私一人のキャパでは無理ですから・・・
今回は前記しましたように予算がタイトな為、
選ばれたコーティングは“エクセレントフィニッシュ・スノーガード”です!
弊社では、
この様に撥水を望まれるお客様は1割にも満たないですが、
理由は水染み(イオンデポジット)をできるだけ回避されたいのが選択されない理由ですが、
こちらのオーナー様は完全車庫保管ですし、
基本足車としては使われず、果たして年に何回稼動するのか?
と言うレベルだそうですから、
そのようなリスクも殆ど考える必要はありません!
実際私の3台の足車の内2台と娘の車は濃色車で超撥水を施工してありますが、
基本完全車庫保管ですし、
出かけたときにも長時間の露天駐車をすることも避けていますし、
洗車も短時間で行い水渇きが起こらないように洗車管理もしていますので、
洗車自体は数ヶ月に一度しかしませんが、
水染みなど一切出来ていません!
コーティング選びは、
個人的好みもありますが、
保管管理状況や使用頻度などを考慮して、
一番適するものを選び出すことが、
塗装保護の為に行うコーティングですから、
その時初めてコーティングの施行意味も生まれて来るでしょう。
ですので、
施工店のお仕着せ的勧めや、
単にカッコイイから的理由で安易にコーティングをしてみても、
コーティングの施行意味がないどころか、
逆に塗装にダメージを入れやすくするための、
“捨て銭施行”となりかねません・・・
簡易施工店やディーラー施行の多くは正にこのようなリスクだらけというか、
やらない方が良かったのでは?
と思うことが、
お客様の体験談を聞いていても多いようです・・・
このたびは、弊社施行をご指定いただき、ありがとうございました。
今回ご購入のお車は、お世辞抜きに極上車といえます。
正直ご予算をお聞きした段階では、もし程度が悪いようであれば、どうしようとの危惧もありましたが、取り越し苦労でよかったです。
基本殆どお乗りになることもないとのことで、既にセカンドオーナーもほぼ決定しているそうですが、そのセカンドオーナー実はツーリング倶楽部メンバーですので、此処で又別次元の車が増えると、ますます私の肩身は狭くなってしまいます。
ので、私もセカンドオーナーに手を上げようかな、等とも又悪い虫が疼いてしまいます。
どちらにしても、かなり過激なお車ですから、安全運転だけはお守りください。
一瞬の快楽を求めた結果、次の瞬間地獄と言う危険性もありますから。
何はともあれ、ご利用いただきまして、ありがとうございました。
車輌クラス:クラスX-1
施行コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01ライト・ハード磨きコース(程度良好新車向け=軽度の傷取り・滑面形成磨き)
施行料金:150.715円税込み(新車割引磨き―10%・淡色車割引磨き―5%・輸入車割増磨き+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー