2018年04月01日公開|トヨタ
7年ほど前に初回施行を頂、
2年ほど前に再施行を頂いているお車ですが、
今回会社の駐車場で同僚の方からドアパンチを受けてしまわれ、
賠償保険修理でご入庫頂きました!
が、
今回保険会社かなり疑いの眼でみられてしまうことに・・・
と言うのも、まずは保険会社のアジャスターが損害状況確認で板金塗装工場に訪れた際、
コーティングの施行証明書がお車に積んでなかったこと。
次に2年前に再施行したにしては、
あまりに車の意匠性が悪いこと・・・
そこで疑いが生じ、
弊社の施行車ギャラリーを総て調べても2年前の施行が掲載されていないことで、
疑いはMAXです。
これは、
「奥様に施行金額を内緒で施行した為に、
掲載をやめて欲しいと言うオーナー様の申し出に因るものです。」
と説明しても、
全く信じません・・・
最終的に、その時の領収書控え受注時の見積もり明細書までを証拠書類として提出して、
やっと認めて頂けましたが、
まだまだ半信半疑のようで、
板金塗装費用・代車料・弊社施工費共にかなりの値引きを今回は強いられました。
今回はアジャスターが知り合いでしたのでこれで済みましたが、
全く知らないアジャスターであれば、
認めてもらえなかった可能性は大です・・・
オーナー様方には何時もお願いしていますが、
コーティング関連の詐欺が頻発している為に、
施行証明書がアジャスター立会い時に現物確認できないと、
未施行であるのに事故後に偽造したと判断され、
賠償対象から外される可能性が高いです。
施行証明書は、
必ず車検証と一緒に車内に保管していてください!
ドアパンチですので、
損害程度は極軽度です・・・
この程度でしたら、同僚の方も知らん振りしていたとしても、
車もドロドロ状態でしたので、
オーナー様は気付かなかったでしょうが、
今時正直な方です!
最近では、
かなりの破損程度でも当て逃げが頻発していますから・・・
実際、
弊社近隣に住む若者や老人には、
任意保険未加入の方結構いますし、
現在の保険使用時の保険料アップは大きいですので、
自腹負担を恐れて逃げてしまうことが多いようです。
この様な事から自己防衛する為には、
ご自身の任意保険は車両保険と弁護士特約に加入しておくことが必須です!
出来ればドライブレコーダーも駐車中も録画するタイプを前後に装着されたほうが良いでしょう。
そうすれば、
加害車輌特定できますから、
後は保険会社立て替えなり、
弁護士を使っての損害請求も可能になります!
現代のように、
社会モラルが崩壊し始めている状況では、
自分自身を守る為には、
守れる備えを自身でしておく必要が有ります!
2年間経過している割には、
鉄粉の付着は極少量です!
駐車環境的にも恵まれていらっしゃることもあるでしょうし、冬季洗車を小まめなされているのかも知れません?
但し、
触手感触的にはかなりざらつき感ありますが、
これは黄砂やPM2.5の付着かもしれません・・・
保険会社すら言うように、
全体的意匠性はかなり酷いですから、
正直不思議ではあります?
板金塗装したパネルに隣接する、右フロントフェンダー・右サイドロッカー・右リアドアが板金塗装パネル以外に、
追加施行パネルとなります!
が、
既存パネルの状態本当に酷い・・・
イオンデポジットと傷に覆われてしまっています・・・
隣接パネルを施行するのは、
板金塗装パネルと既存パネルの意匠性をグラデーションすることで、
修理パネルだけが変に目立たなくすることが目的となりますが、
此処まで酷い状態となると、
隣接パネルの既存パネルとのグラデーションしようがありません。
既存パネルこまかな傷とイオンでポットは除去できましたが、
↑の写真でも判るように凸部分になる丸いエッジ部は、
深い傷が相当入っています・・・
これは洗車時にご自身やGSが入れたものか?
GSにて給油時にフロントガラスの拭き上げでGSが入れたものか?
どちらにしても、
恐らくは人間の体の服の擦れにより入れたものでしょう・・・
保険会社支払いではなく、
再施行でのご依頼であれば極力処理をするように勤めますが、
今回はあくまで既存パネルの磨きはグラデーションが目的の為これで終了となります・・・
グラデーション施行したパネルと、
未施行パネル此処まで意匠性変わってしまいますので、
逆にこれ以上の完璧さを追求した施行をしてしまうと、
正に“阿修羅男爵”となってしまいます・・・
と言うより、
今でもそうですねー
理想的には、
折角4パネル分の施行料が保険会社から出ますので、
残りの11パネル分を自己負担頂き再施行をすれば、
このやつれはリセットできるのですが、
既にそのような愛情も無いのでしょうねー
弊社が契約している板金塗装会社は、
私がみる限り長野県内ではトップレベルと思いますが、
流石に202となると、
バッチリ磨き傷残っています・・・
一般の方ではなかなかわからない事でしょうが、
板金塗装屋さんの磨きと、コーティング屋さんの磨きと、
磨き屋の磨きは全く磨きが異なります。
当然技術・知識と言う差もありますが、
何よりも磨く目的若しくは仕上がりの基準点が異なります。
板金塗装屋さんは、肌調整が磨きの目的。
コーティング屋さんは、艶出しと納車時ポリッシャー傷が隠れていればOK。
磨き屋は、艶出しは当然として、肌調整と既存傷&ポリッシャー傷の完全除去。
この違いは、
技術的なことを言い出せば限がないですが、
単純にポリッシャー・バフ・コンパウンド等使用するものが全く違いますから、
このような違いが生じるのは当たり前です。
100%の傷除去達成いたしました!
これは、
事故修理板金塗装からのご依頼ですので、
板金塗装は外注業の作業でありましても、
責任は弊社一元となりますから、
方法論は別として、
傷0納車は弊社の絶対的責任としてご納車いたします。
これが、
板金塗装はオーナー様手配で弊社契約業者にて行なわれないでの弊社ご入庫ですと、
板金塗装の仕上がりレベルにより、
弊社での完成クオリティーは変わってきてしまいます・・・
つまり責任は弊社では持ちかねると言う事になります。
仮にこの様な入庫において、
板金塗装の仕上がりが悪く、
されどもオーナー様のクオリティーレベルは最高の物を望まれるとなると、
保険修理の場合は保険会社支払いと差額が生じてしまい、
その部分はオーナー様負担となってしまいます・・・
弊社が、
オーナー様が施行ご依頼された板金塗装屋さんと交渉をすることも出来ません。
以前施行いただいているコーティングは、
“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション+光触媒ボディコーティング”ですので、
保険賠償基準に従って、
同じコーティングを再施行させていただきました!
光触媒は、
酸化チタンが持つ酸化還元反応により、
有機物のセルフクリーニングつまり分解が可能になります!
しかもこのWコーティングのメリットは、
ベースコートにガラスコーティングが施行されていることにあります。
光触媒ボディコーティングは、分子間結合引力により膜化しているものですので、
膜硬度は非常に低い物ですので、
特に洗車機などをご使用になられる場合などは、
摩擦減少してしまいますが、
ベースコートに親水性ガラスコーティングが存在しますので、
トップコートとベースコートを合わせた耐久性は5年は継続できると思います!
TOYOTA トヨタ クラウン 3.5アスリート(GRS204)
コーティング補修終了
今回ご入庫いただく中で、
大トラブルが発生してしまい、
マジに冷や汗物でした・・・
と言うのは、
板金塗装が終了し弊社に納車しようとした際に、
メーターが動かない。
テスター掛けて見てもエラー信号は拾えない・・・
トヨタに持ち込んで診断してもらっても1週間近く掛かっても問題がはっきりしない。
つまり、
メータの異常の原因が特定できない以上、
壊れた原因が板金塗装工場の作業?
と言う、
疑いが払拭できない・・・
さすがに1週間も弄っていた末に、
メーター自体の経年故障と診断が下り、
トヨタとオーナー様で話をして頂いた結果、
オーナー様がリビルト交換で修理代をお支払いして頂けることになりました!
この事もしオーナー様が、
「修理中の故障だからそちらで責任を取れ。」
と、言い張られるような方でしたら、
自動車管理賠償保険を使ったとしても、
免責代と翌年の保険料の値上がりで結構な損害が出るところでした。
弊社お客様は、クレームとして正等な事と、
ただのクレーマーとなってしまうことの分別がつかれる方ばかりですので、
今回のようなことはたまに有りますが、
幸いにも一度も揉め事となったことはありません!
人間性の良いお客様ばかりに恵まれていることは、
本当に感謝に耐えません。
このたびは、事故修理からのご依頼、ありがとうございました。
但し、施行証明書が車両においてなかったことは、非常に不信感をもたれてしまい、賠償もあわやとなりかねませんんでしたので、これからは必ず車内に保管しておいてください。
又、予期せぬメーター故障により高額の出費となってしまいましたが、ご理解いただけて大変助かりました。
更には、故障修理工程に時間が掛かった為に、弊社作業も押してしまい、結果お引渡し日がズレ込み出張中に時間やり繰りをして頂きお忙しい中、お引き取りいただき済みませんでした。
その際、出張先よりお土産までいただきまして感謝に耐えません。
早速娘と共にいただきました。
ありがとうございました。
PS:お車の外装手入れ、もう一寸小まめにされるようにしてください。
車輌クラス:クラスL
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション+光触媒ボディコーティング(右フロントフェンダー・右フロントドア・右リアドア・右サイドロッカー)
磨きコース=02スタンダード・ソフト磨きコース(保険修理指定磨き=上記範囲)
外注施行=板金塗装(右フロントドア)
施行料金:保険会社支払いの為非公開
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