2018年05月26日公開|トヨタ
プレミアム会員様ですが、
メンテナンスでご入庫いただきましたが、
入庫確認中に発見してしまいました、
かなり派手な“飛び石痕”です・・・
ボンネットは凹みまでできるほどの大物との衝突ですし、
その際砕けた破片がフロントガラスに衝突し数箇所にガラスの凹みができてしまっています。
これだけのものは相当の衝撃と音がしたはずですが、
オーナー様まさか此処までの事になっているとは思いもしなかったそうです。
飛び石は度々あることですが、
確かに此処までダメージの大きい事は珍しいです・・・
オーナー様にお聞きしてみると、
保険は当然車両保険ご加入ですし、
20等級免責0ですので飛び石修理での保険等級ダウンは1等級ですが、
当然次回更新時から保険料は値上がりしますけれど、
破損による査定落ちを考慮すると此処で修理をしておいたほうが得であろうとの判断で、
保険使用での修理のご依頼を頂きました!
此処で注意をしていただきたいのが、
このような損害も今話題になっているあおり運転に起因する原因でその行為自体が行政処分対象になっていた場合、
犯罪行為に保険金は支払われません・・・
但し、
此処で煽り運転に対しての厳しい処罰が下される事は、
当然危険運転ですので遅かりしとも言えますが、
場合によっては煽り運転にいたる経緯も考慮する必要もあるのでは?
とも、日々運転する中で思うことが多々あります。
よくあるパターンが、
等は、
特に高速道路上で目にしますが、
この手の運転をするのは主に老齢者や女性や若年の輩系に多いようですが、
この様な運転をされることで煽り運転にエスカレートしている場合は、
この様な運転をしている方にも責任は有るとも思います。
自身が周囲に迷惑をかけるような自己中心的運転をしていながら、
煽る側だけが犯罪者扱いになる取締り方針ですと、
上記した運転事態も法規違反となる可能性がありながらこの行為は守られるようでは、
この手の自己中運転は余計増えてくることも懸念されます・・・
実際この様な運転から後続車がイライラを募らせ、
結果車間距離が短くなり何かの拍子に事故になるというパターンも正直少なくないと思います。
然し、
今までこの様な事故原因を作り出したある意味張本人が問題となった事はほぼ皆無だと思いますので、
これでは片手落ちではないでしょうか?
ガラス交換作業は私はできませんので、
弊社では決まった外注業者さんに、
弊社工場内にて作業を行って頂いています。
ですがこの業者さんガラス屋さんではありませんが、
今までガラス屋さんの作業もみて来ていますが、
この業者さんのほうが確実に作業は丁寧です!
何故専門業者より上手いのか?
それはこの業者さん専門はデントリペアなのですが、
必要とされる作業スキルは遙かにデント作業のほうが高度ですので、
作業内容が変ってもその細かい作業姿勢は変りません!
同じように板金塗装も当然外注依頼ですが、
やはり弊社では決まった1社の板金塗装屋さんに依頼をしております!
もう長いお付き合いですので、
弊社の顧客層も理解されており、
当然オーナー様弊社が求めるクォリティーも把握されていますから、
修理範囲のみを打ち合わせれば最善の方法で最高の材料を使用して、
最高の仕上がりを実現してくれます。
通年常時弊社依頼車両が入庫しているような状態ですので、
専用の作業スペースも確保されていますから、
一般の作業依頼とは違い弊社依頼車両の入れ替えで作業工程組まれますので、
かなり早い作業終了もして頂けます!
本当はないに越した事はないですが、
仮に仕上がりクオリティーに問題があった場合でも、
直に再施行に応じて頂けますので、
これもお客様ファーストの仕上がりレベルの維持には欠かせない条件です!
板金塗装業界正直なところあまり儲かる職種では無いですから、
再作業となると確実に赤に転落しますし、
意外と職人は頑固でクオリティーの捉え方もなかなか顧客側の言い分を聞かないところが多いですが、
長年経営者と必要なクォリティーに関して討論を繰り返してきていますので、
今では弊社の考え方やオーナー様方の納得されるクオリティーを十分理解しておりますので、
“以心伝心”みたいな感じです。
今回は引き受け保険会社は東京海上日動海上火災損害保険でしたが、
どうもここの所修理費の引き締めが行なわれているらしく、
昨年くらいからかなり協定金額で揉める事が多くなりましたが、
今回はかなり酷い・・・
板金塗装屋さんとも協議しましたが、
修理に必要な正等金額はとても支払ってもらえそうもない。
とは言え、
此れはオーナー様には関係のないことですので、
だからと言って工数や方法や材料を落とす事は出来ませんので、
今回は大赤字では有りますが、
今までと同じクォリティーで仕上げてくれました!
今回の板金塗装はボンネットのみですみましたので、
コーティング補修範囲は隣接パネルとなる左右フロントフェンダーを含む3パネルとなります!
何故に施工範囲外をマスカーで総て包むか?
当然施行前に準備洗車を行ないますが、磨き修了後に再度施行範囲外を洗うのは、
傷入れのリスクとなる為、
少しでもそのリスクを回避する為です。
プロ洗車と言っても傷入れのリスクは0では無いですから・・・
今回の塗装はかなり良いですねー
物0・傷0・色合わせバッチリ!
肌調整だけはします。
4年前の施行ですが、
露天駐車でオール洗車機ですが、
その割には水染み・傷共にひかくてき良い状態は保たれていると言えます!
小まめにメンテナンスしてくださった効果は出てますねー
施行いただいているコーティングは、
エクセレントフィニッシュ・ヴァンキッシュですので、
撥水の洗車機専用コーティングですが、
洗車機の摩擦により発生する電化を利用して撥水力を回復する珍しいコーティングです!
但し、常に洗車機だけですと、大気中に浮遊するシリコンや洗車機に付着している不純物などが、
徐々に薄膜付着してしまい撥水機能が低下してしまいますので、
ごく偶にで結構ですが、
手洗いのシャンプー洗車はしていただいたほうが良いです。
但し、
シャンプー洗い流しも流水かけながらスポンジ等で洗わないと、
結局は界面活性剤の膜を作ってしまいます・・・
隣接パネルは保険会社との協定上、
以前施行の磨きコースが基本となりますので、
今回は“01スタンダード・ソフト磨きコース”となります!
本来は新車向けの磨きコースですので、
傷処理は極端な改善は望めませんが、
傷無くなっちゃいました。
つまり殆どの傷は、
コーティング範囲に収まっていた。
コーティングの大きな役割である、
“傷入れ防止”役目を果たしています!
フロントウインドウ交換作業が終了して、以前施行いただいている、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”の再施行ですが、
施行証明書耐久期間内ですので、
これも当然“保険修理範囲内”となります!
コーティング前の下処理は、
当然その丁寧さで意匠性やコーティング密着力などに差が出ますが、
コーティングの塗り込みの良否が耐久性に大きな影響を及ぼします。
ボトル開栓をして、
大気中の水分に反応して急速酸化してしまうため素早い施行が必要ですし、
撥水性が高い為塗り込み時に弾き性が出やすいですが、
それをいかに短時間で満遍なく拡げて均等に塗りこむかは、
意外と難しいです。
塗り込み量が多すぎれば弾きも強くなり、
少なすぎれば延ばしきれない・・・
この微妙なさじ加減は、
経験を積まないと判断は出来ません!
1年ぶりの“鉄粉クリーニング”ですが、
そこそこの量の鉄粉は付着していますが、
今回気になったのはかなり大粒の鉄粉付着が目立つことです・・・
こまかな鉄粉は付着したまま酸化しても、
コーティングも施行されておりますから、
早々塗装到達に至る物は少ないでしょうが、
大きなものが酸化してしまいますと、
コーティング→塗装→鉄板→酸化拡大→内部から塗装酸化という、
大きなダメージに発展する危険性もありますし、
そこまで至らないにしても大きなピンホールになってしまいますので、
そこから新たな問題も引き起こすこととなります。
この様な淡色系車両でしたらオーナー様も視覚的に直に気付かれますが、
濃色車となると視覚的にはまず判断は付きませんので、
症状進行を知らず知らずしている危険性が高くなります・・・
ですので、
手洗い洗車や拭取りの際、
道具に何となくざらつき感があれば、
其れは恐らく鉄粉の付着です。
鉄粉付着は酸化ダメージ以外にも、
洗車時の鉄粉引き摺りに因る傷入れのリスクも相当増大させます・・・
ですので、視覚的・触感的に鉄粉付着が発見されたら、
なるべく早い段階で鉄粉除去はなされた方が良いでしょう!
中にはお金の節約で、
DIYにて施行される方もいるでしょうが、
此れは逆に言うと節約が“本末転倒”となりかねないリスクをはらみます・・・
トラップ粘土を使用すれば確実に線傷や曇りを生み出します・・・
最近は専用のスムーサー剤など使うタイプもありますが、
先日ある施工店でそのような作業を拝見する機会がありまして施工者からは、
「この機材を使用して行なえば殆ど傷入っていませんから、どうですか?」
とのことで、持参していた弊社のライトで照らしてみると、
しっかり傷だらけになっていました・・・
市販の鉄粉クリーナーによるDIYの場合、
最低でも流水使用が常時可能な状態確保と、
直射日光が当たらない環境が必要ですし、
自宅等で行なう場合は周囲に錆びるものや植物などがあると、
クリーナー液によるトラブルが起き得る可能性があります・・・
又非常に強い成分ですので、
取り扱い説明書どおりの施行がなされないと、
ゴムや樹脂などの変質は当然として、
塗装自体に深刻なダメージを入れてしまう可能性もありますし、
そうなれば簡易的補修は不可能ですので、
再塗装となってしまうほどのリスクも抱えることとなります。
コーティング施工車輌で、ポリマーが含まれているような場合には、
確実にコーティングは溶かされます、
ガラスコーティングの場合でも、
内部成分反応して意匠性変化をしたり機能喪失してしまう可能性は8割以上の確率で有るでしょう・・・
つまり“安物買いの銭失い”となるリスクが高いと言う事です・・・
グリル等に有るプラメッキ部分ですが、一度水染みをつけてしまうと、
国産車でも意外と水染みは付着しやすくなってしまいます・・・
その状態で時間経過させてしまうと洗車等のDIY作業では、
なかなか水染みの除去は困難になりますので、
今回は弊社での除去をご依頼を頂きましたけれど、
国産プラメッキは品質は優れてはいますが、
逆に高品質であるがゆえに薄膜過ぎて金属メッキのような強引な磨きは出来ませんので、
安全性を考えるとこの位が限界です。
これ以上となると酸性洗剤などを使用しますが、
酸はクロムを溶解させるリスクがあるためこれ以上は博打となってしまいます・・・
水染み処理は終了いたしましたが、
このままでは又同じように水染みに犯されていきますから、
表面保護の為会員様限定施行である“ラジカル・コーティング”を施行いたしました!
熱変性シリカをバーナーで焼付けコーティングすることで、
この後施行するシリカトップコートの密着のための官能基バインダー層を形成させます。
一般的施工店でよくメッキ専用コーティングと謳った広告がありますが、
官能基の存在しない素材へは密着は不可能ですので、
せいぜいもって半年~1年です・・・
つまり、
お金を払ったなりの効果持続は期待できません。
然し、
弊社のようにバインダー(ベースコーティング)を施行してから、
“メッキ専用Wコーティング”を施行すれば長期密着が可能になります。
通常のコーティングでは意味を持たないWコーティングも、
ラジカル・コーティングの効果で厚膜Wコーティングとなります!
TOYOTA トヨタ ノア Si(ZRR85WAPXSP )
コーティング補修&オプション施工終了
総ての作業が終了しました!
こちらのお客様1台のお車をかなり永くお乗りになりますから、
その間良い状態を保つ為に小まめにメンテナンスされてきてくださっておいでですので、
恐らくどなたがみても4年経過車には見えないでしょう。
多くの施工店さんのと違いメンテナンスを保障継承条件には弊社はしておりませんが、
ランニングコストをかけて状態維持を図るか?
意匠性・機能低下は許容範囲内と考えて、
メンテナンスコストはかけずにDIYで出来るだけの管理をなされるか?
は、
個々の考え方ですので是非の問題ではないでしょう。
この度は、長期のお預かりとなりご迷惑をお掛けいたしました。
が、その分板金塗装も非常に綺麗に仕上がり、ご満足いただけて何よりです。
ガラス交換時に、ガラス屋さんより指摘がありましたが、Aピラー内部植毛が非常に日焼けしているとのことですけれど、駐車方向は日当たり方向を後部にした方が良いと思います。
ワイパートレイやダッシュボードにも大分影響が出てきています。
紫外線による傷みは馬鹿になりません。
何時も何時も、ご利用いただきまして、ありがとうございます。
会員クラス:プレミアム会員
車輌クラス:クラスLL
施行コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ(保険修理=ボンネット・左右フロントフェンダー)
磨きコース1=02スタンダード・ソフト磨きコース(板金塗装保険指定磨き=ボンネット)
磨きコース2=01スタンダード・ソフト磨きコース(隣接パネルグラデーション保険指定磨き=左右フロントフェンダー)
オプション施工1=鉄粉クリーニング(ボンネット以外)
オプション施工2=メタルクリーン(フロント・リアプラメッキ部=スーパーライトポリッシュ)
オプション施工3=ラジカル・コーティング(上記範囲=会員限定施行)
オプション施工4=メッキ・ガラスコーティング(上記範囲=Wコーティング×会員限定施行)
オプション施工5=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(保険支払い=フロントウインドウ×ライトポリッシュ)
外注施行1=フロントガラス・地デジアンテナ交換(保険支払い)
外注施行2=板金塗装(ボンネット=保険支払い)
施行料金:46.971円税込み(プレミアム会員オプション割引―10% 適応・保険支払い分非公開)
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