2018年07月12日公開|メルセデスベンツ
ご新規のお客様ですが、
お話をお聞きしていると過去に何回も弊社にご連絡を頂いていたそうですが、
実際施行には至らなかったそうです・・・
理由は納車時期と弊社施行可能予約日が合わなかったためとのことですが、
其処に行って多少の時期ブランクが生じても大きな問題が生じるとも思えませんから、他に根本的理由があるのでしょう。
其れは私の予想ですと、
多分“施行価格”でしょう・・・
このお車も弊社入庫前日に納車されていますが、
既にヤナセのパールフィニッシュ施行済みですので、
恐らくは値引き対象施行かサービス施行になっていたと思われます。
お話を伺っていると、現在奥様がお乗りのレクサスと、
このお車の前にお乗りのベンツのディーラーコーティング施行に非常にご不満がお有りだったとのことですが、
それでも今回ヤナセ施行をされている事は、
価格は関係無しにクォリティーを求められているのであれば、
依頼なされないでしょう・・・
そんな中弊社に入庫されている理由は、
ヘッドライトカバーへの保護措置を取りたかったためです!
多分これは、
ヤナセさんでは行なっていない為弊社にご依頼なされただけの理由でしょう。
今回のヘッドライト保護措置は、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”での施行となりましたが、
その際にも格安サングンフィルムのお話しも出ましたから、
やはり価格に対する拘りが大きいのでしょう・・・
それは経済観念がしっかりなされている事になりますが、
其処ばかりが重要となってしまうと、
結果費用対効果では損をする選択になる場合も多々あります。
例えば今回サングンの格安フィルムを選択された場合、
耐擦り傷性や衝撃吸収性はエクスペルフィルムと変りませんが、
紫外線や水によるきばみ劣化に関しては明らかにエクスペルほどの意匠性保持はしないでしょう・・・
どのくらいのスパンでの買い替えをされるかは?
ですが、仮に10年お乗りだとすると、
確実にサングンフィルムでは1回の貼り替えが必要になりますが、
エクスペルフィルムであればその必要は生じません!
お持込時、外で簡単に車輌点検をさせていただいている時に、
↑の写真の赤矢印部分のルーフのシェルに歪みを発見してしまいました・・・
映り込みしている風景がそこで湾曲します。
初めは、
ヤナセでの洗車時かコーティング施行時に手のひらでも乗せて凹ましたのか?
と思いましたが、
良くみているとどうもボディ成型上の引っ張られによる個体特性のような?
ヤナセ担当営業マン確認の為弊社に訪れましたが、
初め30分位歪みすら発見できていませんでしたが、
ようやく見つけることが出来ましたけれど、
このレベルでは直し様もないであろうとの意見ですが、
確かに私もそうは思います。
会社に帰り、
在庫のCワゴン確認してみると他の車も同じ状態だとか。
結果はCワゴンの成型上特性と言う事で決着したそうです!
これだけ大きなものをプレスや溶接で作り組み上げていくのですから、
多少の誤差が生じる事は量産車ですから当たり前のことですし、
ましてや輸入車となると外見上の細かなクォリティーに関しては、
日本人の重箱の隅突く感覚ありませんから、
こんなものです。
日本人は、
ベンツ=高級車みたいに思っていますが、
欧州ではタクシーとして使用される一番多い車種であることも認識する必要はあるでしょうねー
貼り込み可能形状としてはほぼほぼ限界形状です・・・
ついにベンツもLEDを効果的に見せるが為の、
機能とは無縁のデザインになってしまっています。
型取りを終え貼り込んでみると、
全くフィルムの糊がくっついていかない・・・
はじかれている感じ?
専用ゲル・アルコール・水、
何を使ってみても状況は変らない・・・
思い当たりました、
施行されているヤナセパールフィニッシュの撥水フッ素が邪魔をして糊が粘着しないのです・・・
そこで、ドライヤーを使用して、
フィルムの糊が多少溶ける程度に熱を入れることで粘着生まれましたが、
今度は其処をスキージーで無理やり押し付けていくので、
糊ズレが生じてしまう。
見た目が良く無いので結局は一度貼ったフィルムを廃棄して、
再度型自体も寸法調整後貼り直してみましたが、
やはり多少の糊ズレは生じてしまいました・・・
このように他店コーティング施工車輌で、特にヘッドライトカバーへのプロテクションフィルムの貼り込みを行なう場合は、
一度“ヘッドライトカバーをライトポリッシュ”して、
完全に既存コーティングを除去する必要があるようです!
つまり、
フィルム施工費+ライトポリッシュ施工費となり、
かなり高額となってしまいます・・・
やはり、
他店施行車輌には手を出さないほうが無難ですねー
Mercedes-Benz メルセデスベンツ C200ステーションワゴン
スポーツ(205242)エクスペル・ペイントプロテクションフィルム貼り込み終了
多分まだ30代中盤くらいのオーナー様でしょうが、
この年齢でご夫婦でベンツとレクサスお乗りとはかなりリッチなセレブ族と言えるでしょう!
年々所得格差と言うか、
階層格差が広がってきてアメリカのようになって来てしまっています・・・
それを反映するように、
犯罪もアメリカ的なものが急増して来ていますし。
久々にヤナセコーティング施工車輌拝見する機会を得ましたが、
他ディーラー施行に比べれば明らかに艶は有りますし施行感も前面に出ています!
但し、
磨きが甘くクリア肌調整がなされていない為、
いかにもの人工的艶感である事はやもえないでしょう・・・
とは言え、多くの一般ユーザーの方はこのような人工的艶感の方が、
いかにものコーティング施行車輌と判りますから、
一般受けはすることでしょう!
但し、弊社の常連様方の様なニッチな方たちは、
逆このような意匠性を嫌いますが、
これは施工に対して何を望まれているのか?
求める意匠性の方向はどちらを向かれているのか?
によりますから、
個人の好みと価値観の問題で、
根本的是非はない事でしょう!
この度は、ご利用頂きありがとうございました。
お話させていただきました様に、本年年末を持ちまして、既施行経験者・会員様・会員様ご紹介者以外のお客様の施工ご予約はお受けできなくなります。
今回のフィルム施行は既施工対象とはなりませんのでご了承ください。
ご依頼ありがとうございました。
車輌クラス:クラスL
施行コース:
オプション施工=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用=ヘッドライトカバー)
施行料金:21.600円税込み
メーカー別
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