2018年08月04日公開|トヨタ
昨年末に新車で施行頂き、
既に準会員様となられているお客様ですが、
不注意でフロントバンパー下部を擦ってしまわれたとの事で、
保険修理に合わせてメンテナンスも含みご入庫となりました!
破損はみた感じでは多少擦った程度に見えましたが、
いざ実際バンパーを外して見るとインナーパーツにも破損がみられ、
当初新品バンパーへの交換は保険会社が難色を示すことも心配されましたが、
パーツ破損(割れ)があった事でスムーズに認定していただけました!
が、問題はその細かなパーツがGRで特殊な為なかなか出てこない・・・
トヨタでも特種パーツはなかなか在庫していないようです。
話しは一寸逸れますが、
先日あわや当て逃げになる寸前での身柄確保が出来た賠償事故で、
保険会社との修理協定も終了し、
オーナー様にお車も引き渡して数週間しても修理代の振込みがない・・・
どうなっているのかと保険会社に問い合わせをすると、
「加害者が示談に応じない・・・」
100-0事故ですから過失相殺もなく、
加害者は対物保険にも入っていますから、
損害金は保険会社が全額支払いするのに何故示談に応じないのか?
修理代が高く、
金額が納得できないとごねているとか・・・
上席曰く、
「このような場合、最悪いつまで経っても示談に応じない可能性があり、
そうなると修理代の支払いが出来なくなってしまいます・・・」
そうなると、
被害者側が弁護士特約を使うか?
被害者側の車両保険(全損害担保)を使うか?
となりますが、
弁護士特約では処理終了に莫大な時間が必要になりますから、
被害者からの修理金の立替をお願いすることになってしまいます・・・
車両保険を使用した場合は、
3等級ダウンの事故割増となってしまいますから、
被害者は大損害となってしまいます・・・
このような被害者負担の賠償はいまだ判例で認められていないそうです。
然し、
車両保険とセットで加入できる“車両保険無過失事故特約”に入っていれば、
今回のような場合に、
相手方の保険会社に代わりご自身の保険会社が修理費用を仮払いしてくれ、
ご自身の保険等級にも変動はありません!
ただし、
相手が特定できていない当て逃げでは使用できませんし、
保険会社によってはこの特約がない場合もありますので、
ご注意ください。
ご自身の損害を担保するためには、
ご自身の保険で守る必要がありますし、
急増している当て逃げを防ぐためには、
自車への前後ドライブレコーダーの装着が必要です!
思ったよりも鉄粉は付着しています・・・
現在お勤めが北信とのことですので、
やはり冬季のエンカル・除雪の影響は大きいようです。
現在露天駐車と言う事で、
管理には気をつけられてることとは思いますが、
軽度のイオンデポジットと虫糞と思われる酸化痕跡は出来てしまっています・・・
ただし、
今回事故修理だけでなくメンテナンスもご依頼ただいておりますので、
この程度の初期症状であれば殆ど除去可能でしょう!
一般的な多くのコーティング施行車輌では、
ディーラー等の保障継承有償メンテナンスくらいしか受けられていないでしょうし、
このようなメンテナンス自体に全く効果や意味はありません・・・
GS・洗車屋・簡易施工店などで行なう洗車メインのメンテナンスも、
2~3ヶ月に一度くらいのペースであれば、
それなりの効果もあるかもしれませんが、
付着鉄粉を引き摺られて傷入れを招くリスクは否定できないでしょう・・・
結局は、
ランニングコストをかけたくなければ、
コーティングの傷みや意匠性低下は許容するしか無いですし、
最善の状態を維持したければそこそこのランニングコストをかけるしかありません。
ただし逸れも、
メンテナンスで改善できることには限りがありますので、
時間経過させすぎてしまいヘビーダメージになられてでは、
コストパフォーマンスは発揮されず無駄施行となりますから、
その場合は再施行の方が有用と言う事もあります!
お金かける事は嫌だけど、
車は最上の状態を望まれるのであれば、
屋内に保管して乗らないことですねー
今回修理自体はフロントバンパーのみでしたが、
弊社保険修理基準によりフロントバンパー隣接パネルとなる、
左右フロントフェンダー・ボンネットが磨き&再コーティングの対象となります!
他店でのこのような保険修理では、まず隣接施行は認められません・・・
当然ですが、
他店でのコーティング施行車両であれば、
弊社でも隣接施行は保険会社に提案できませんし、
基本的に弊社では他店施行車両のお引き受けもいたしておりません。
ご注意頂きたいのは、弊社施行車両であっても、
車種によってはヘッドライトとグリルによりカラー隣接していない場合は、
ボンネットは施工対象から外れます。
やはり露天駐車車輌ですので、
既に軽度のイオンデポジットは出来てしまっていますが、
幸いにもクレーターに至ってしまっているものは1つもなかったですけれど、
虫糞と思われる酸化痕は出来てしまっています・・・
虫糞の酸化痕は、
主に駐車場所近辺に外灯などがある場合飛んできた虫から落とされたり、
蜘蛛の巣が近くにある場合も同じような事が起こりえますので、
外灯をLEDに変えたり立ち木の近くに止めないようにすることで、
この様な被害は最小限に防ぐことが可能になります!
ルーフはイオンデポジットクレーター数箇所出来てしまっていますが、
保険補修範囲外は“メンテナンス磨き”磨きとなり、
コース的に当てはめると、
01スーパーライト・ソフト磨きコースレベルの磨きですので、
イオンデポジットであれば処理可能ですが、
クレーターは多少意匠性は改善されても、
クレーター自体を除去する事は不可能です・・・
同じように虫糞による酸化痕も、
表面の酸化された薄膜は除去は出来ますが、
深度を持って酸化されてしまっているクレーター状のものは、
多少意匠性改善が可能なレベルに留まってしまいます・・・
鳥糞もそうですが、
特に虫糞の酸化力は恐ろしく強いですので、
幾ら強力なコーティングが施工してあったとしても、
1昼夜で酸化進行してしまう可能性が高いですから、
付着確認をしたら即除去をしてください。
外出先等で適当な対処が難しい場合は、
水を掛けて酸を薄めておいててあげるだけでも相当酸化は止められるはずです!
やはりメンテナンス磨きですので、
大幅なリセットにはなり得ません・・・
当然イオンデポジット程度の除去は、
スケールリムーバーに比べ確実な処理は出来ておりますが、
イオンデポジットクレーターに進行してしまってる部分や、
酸化痕に関しては、
白く堆積している不純物位は除去できていますので、
意匠性的には改善されている事は見て取れます!
個々にご事情はあられることから露天駐車となられている事はしょうがないですが、
駐車条件改善が不可能であれば、
やはり車を購入される際のボディカラーの選択は以降の御車の状態には多大な影響を与えてしまいます。
何時も綺麗なお車の状態を維持したいとか、
洗車管理などを楽にしたい、
維持管理ランニングコストをかけたくないとお考えならば、
ボディカラーは淡色を選ばれるべきでしょう!
ボンネットの酸化痕跡は2箇所ほどは完全にクリアにクレーター化してしまっておりました・・・
これはスポット磨きを行なったとしてもまず無理で、
インジェクション磨きなら対応可能ですが、
一般車でそこまですることに意味があるのか?
となるとかなり疑問です・・・
と言うのは、インジェクション磨きは3~5cm位をペーパーで極端に膜厚を下げ、その周囲0.1㎡をスポット磨きで肌調整グラデーションしますが、
この行為自体で極端に言えば大きな盆地を作ってしまいますので、
上面部ボンネット・ルーフ・トランクですと水が残り易くなりますから、
イオンデポジットができ易くなります・・・
つまり、
日常的に使用していれば、
雨水乾きや洗車時の拭き上げ遅れにより、
その部分のリスクが高くなってしまうからです。
趣味車で、
洗車を殆ど行なわないとか雨天使用もまずない様なお車であれば、
リスクは非常に低くなりますから、
この様な施工で絶対的意匠性を保持する意味もあるでしょう!
TOYOTA トヨタ マークX DRS“GR SPORT"
(GRX133-VLJBTT) メンテナンス&コーティング補修終了
保険会社賠償では、
フロントバンパー・左右フロントフェンダー・ボンネットの4パネルが施行対象となりましたので、
オーナー様ご負担はそれを除くパネルがメンテナンス対象となりました。
たまたま修理があったタイミングとも言えますが、
そのような時にメンテナンス若しくは再施行を組み入れれば、
保険対象範囲にもよりますが3/4~1/3の自己負担で施行できますからお得と言えます!
然しお引渡しの前日にとんでもないことが起きました。
今回の加入保険会社は“あいおいニッセイ同和損害保険”でしたが担当者からTELで、
「コーティング補修範囲が約款上認められないので、
フロントバンパー分しか払えませんが、
請求差額はオーナー様にお支払いをお願いしたところお支払いいただけるそうです!」
はっきり言って出鱈目です・・・
オーナー様ご入庫時に、
既にアジャスターに弊社施行範囲規定はお伝えし了承はもらっていますし、
施行金額においても施行前には協定終了していますので、
弊社は施工を行ないました。
それを納車前日になり、
文句を付け出しましてやオーナー様に差額支払いをお願いするとは・・・
過去にこのような事例はただの1件もありません。
オーナー様が支払いに応じている事で、弊社の請求金額が補填されると言う問題ではなく、
保険会社が1度認定したことを覆して支払いをしないことには道理が通りません・・・
こうなると、
オーナー様に御車の引き渡しは出来なくなってしまいます。
丸1日揉めに揉めた結果、
見積りの仕方を変えることで多少の減額提示での上席との話し合いの結果、
支払いを認めましたが結局は支払い金額が減額されれば払うと言う事は、
減額したいだけの理由となります・・・
更に酷いのは、今回代車がレンタカー特約でしたので、保険会社からレンタカーが出ていますが、弊社作業終了からお引取りまで3日間のブランク分を、
オーナー様に請求すると言い出す始末・・・
こんな事言った保険会社は初めて。
ただしレンタカー代のオーナー様請求だけは断念させましたが!
業界内では以前から、
あいおいニッセイ同和損害保険は支払いが悪い事ではダントツと言われてきていましたが、
今回は別格的な酷さです・・・
恐らくオーナー様は新車購入時にローンセットで保険加入なされていると思われますが、
これが落とし穴で満期になるまで保険会社を基本的に変更はできませんので、
あいおい側が強気に出るのもこの様な縛りが生じているからです。
実際フリー加入されているのであれば、
このような出し渋りにあえばすぐに保険会社変更されてしまいますから、
今回のような横暴な行為には出れません。
現在あいおいニッセイ同和損害保険に加入されている方は、
ローンセット縛りがないのでしたら、
すぐに他社さんに変更したほうが良いですよ!
保険は支払い時に、
どれだけ加入者の意向に沿ってスムーズに支払いに応じるかが一番大事な事ですから、
協定終了後不払い金をオーナー様に払うように則したり、
レンタカー代を請求かけるような会社は保険としての意味がまったくありません・・・
今後あいおいニッセイ同和損害保険での車輌保険使用でのご入庫は、
基本的には弊社ではお受けする事はできません・・・
支払いに確実性がないと言う事は、
結果オーナー様にご迷惑をお掛けすることに繋がりますので、
其れは避けたいですので。
今回メンテナンス範囲を拝見して見て気がついた事が、洗車時の拭き上げ順序が大体想像がつきます。
恐らくトップはボンネット→ルーフ→トランク→左側面→右側面と思われますが、
トップではトランクのイオンデポジットは既に軽度のクレーターに進行していて、
まだコーティング範囲内には止まっていますが、
同じ管理状態では既に原因箇所ができてしまっている以上進行はしていってしまうでしょう・・・
側面も右側の特にクォーターには、
イオンデポジットクレーター軽度が特にCピラー近辺に目立ちますので、
これも拭き上げが間に合わず乾燥されてしまっているのでしょう・・・
恐らく洗車されている時間が太陽が出ている時間帯の露天でされているのでしょうが、
特にこの様な今年の気候では日中洗車は車を傷めるために行なっているようなものです。
イオンデポジット→イオンデポジットクレーターに進行させてしまうなら、
スクラッチ傷は入るリスクは冒しても洗車機洗車で水染みの付着を防ぐほうが、
メンテナンスor再施工時にも軽度の施行でのリセットが可能になりますから、
現在はこのような管理をお勧めしています!
実際私自身の車でも、
完全に日陰で気温上昇していない時以外は洗車はしませんし、
日中でどうしても洗車が必要なときは洗車機で洗っていますからねー
現実的に、こちらのオーナー様のお車の状態を拝見すると、
施行からの期間からすればかなり意匠性低下は顕著と言えます・・・
イオンデポジットクレーターや酸化痕以外にも、
手洗い洗車時に付けていると思われる深い線傷が目立ちます。
環境的にこのような管理になってしまわれる場合は、
いっそのことコーティングはハイグレードなものは避けてスタンダードなクラスに止め、
再施行サイクルを短くされたほうが、
お車の状態は保たれる可能性が高いかと思われます!
今回のメンテナンスの内容は、
まずは鉄粉クリーニング次いでメンテナンス磨きとなりますが、
会員様でリフィックス・コートコースをご選択いただいている場合は、
鉄粉クリーニングはメインテナンス磨きに含まれますので、
かなりお得と言えるでしょう!
メインテナンス磨き終了後は、
“リフィックス・コート”となりますが、
現在製品不良のため出荷が停止されてしまっているため、
再出荷までの期間は既施行コーティングの上塗りで対処いたしております。
とは言え、上塗りでは再施行コーティングとは違い、
長期密着は取れませんので、
現実的には1年程度の耐久性とリフィックス・コートと同じような耐久性とはなります。
今回は保険修理でのご入庫がメインですから、弊社規定での保険補修コーティングでは、トップコートとしてレジントップコート・コクーンを施行いただいている場合は、
丸ごと1台のレジントップコート・コクーンの再施行が認められています!
以前施行で、
“レジントップコート・コクーンSP"を施行いただいておりますので、
当然今回もレジントップコート・コクーンSPでの丸ごと1台再施行をおこなわさせて頂いております。
この度は、板金修理が立て込んでしまっておりましたので、ご入庫時期を調整いただきまして助かりました。
又、部品入荷にも時間が掛かってしまったために、予想よりも長らくお預かりとなってしまいご迷惑をお掛けいたしてしまい、申し訳ございませんでした。
本文中でも触れておりますが、現状のイオンデポジットクレーターや酸化痕の状態からして、洗車管理の方法や頻度は改善されることが望ましいと思われますし、メンテナンス再施行を含め今までとは違う観点からの考え方の方が、良い状態が保たれると思います。
然し、今回のあいおいニッセイ同和損害保険の対応は、常識やモラルを逸脱した完全に輩的やり方です。
保険料も高いですし、支払いも悪いでは何の意味も在りませんので、他社変更は必須と思います。
気分を害されたこととは思いますが、ご負担になら内容には出来る限りの努力交渉排他しました。
ご入庫いただきまして、ありがとうございました。
PS:ピータンの印象変られたようで、今後は高級中華屋さんにいかれた際には是非注文してみて下さい。
会員クラス:準会員
車輌クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース(保険修理)=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(ボンネット・フロントバンパー・左右フロントフェンダー)
磨きコース1(保険修理)=02パーフェクト・ソフト磨きコース(フロントバンパー)
磨きコース2(保険修理)=01パーフェクト・ソフト磨きコース(グラデーション磨き=ボンネット・左右フロントフェンダー)
磨きコース3(自費施行)=メンテナンス磨き(磨きコース1&2外パネル)
オプション施工1(保険修理)=レジントップコート・コクーンSP(全体施行)
オプション施工2(自費施行)=リフィックス・コート(保険コーティング再施行パネル以外)
物販=超特大拭き上げ専用クロス
外注=部品交換(色付きフロントバンパー・LHインナーフェンダー)
施工料金(保険修理):保険支払いのため非公開
施行料金(自費施行):52.304円税込み(メンテナンス&物販準会員価格 適応)
メーカー別
月別バックナンバー