2018年10月12日公開|トヨタ
常連の正会員様ですが、
走行中の飛来物での損傷を受けられ、
車両保険を使用なされての修理にご入庫いただきました!
ついでと言う事で、
鉄粉除去のメンテナンスもご依頼いただきました。
今迄は東京海上日動損害保険に加入されていらっしゃいましたが、
今年の更新で同じグループであるイーデザイン損保に変更さされているとのことですけれど、
アジャスター業務は東京海上に委託されるために、
損保基準で対応してもらえると思っていましたら、
全然違いました・・・
割れや変形はありませんでしたが、
素材まで部分的に彫れている個所もありますので、
今までの弊社の修理基準としてはバンパー交換となります!
理由は、
修理ですと掘れてしまっている部分にPPパテを入れるか?
サフェーサーを厚吹きして埋めるか?
となりますが、確かにどちらの方法で修理を行なっても、
修理直後は完全に直ったように見えますが、
経年変化によりその修復痕がわかるようになる可能性は否定できません・・・
そのため弊社では保険使用の修理の場合は、
このような損傷に関しては完全をきすために、
バンパー交換で対応させていただいて来ましたが、
今回はアジャスターより連絡があり、
「イーデザイン損保より、バンパー交換は認められないし、
オーナー様も修理に応じる許可をもらっていると言ってるよ!」
と言ってきましたが、オーナー様永くお付き合いをさせていただいているなかで、
この様な事を簡単に応じるわけがないとの疑念から、
オーナー様にお聞きしてみると、
「そんな話しは一切出ていないし、
コーティングのメンテナンス経歴書がないからコーティング補修を認めないと言っているけど・・・」
とのことで、その真偽をアジャスターに問いただすと、
いきなりイーデザイン損保は担当者を変えて話をうやむやにしようとしてきているとか・・・
新たなイーデザイン損保の担当者は、
弊社や板金塗装工場やアジャスターを飛び越えオーナー様にバンパー交換は認めないのと、
コーティング補修も認めない旨を一方的に通告してきたそうです・・・
しかも、アジャスターより弊社及び板金塗装工場に説明のTELを入れるようにと通達をしても、
結局はお引渡しまでの間1回もイーデザイン損保からは連絡はありませんでした。
この流れに流石に業を煮やした板金塗装工場がイーデザイン損保の担当者に連絡を取り説明を求めると、
素人もどきのマニュアルをみながら返答するレベルで、
きちんとした理屈になる返答は最後までなかったそうです・・・
この状態では修理着手もできませんので、
アジャスターも対応のおかしさを指摘してかなり詰め寄ってくれた結果、
最終的にアジャスターに一任することとなり、
やっとバンパー交換とコーティング補修の許可が下りました!
今回の一連のイーデザイン損保の動きを見直してみると、
根幹はお金を1円でも払いたくないという会社方針が見えてきます・・・
TV広告では、
いかにもプロが誠意的に対応をするかの如く見せかけていますが、
現在ダイレクト系では最安値のようですけれど、
裏を返せば結局は掛け金が安い分支払いは閉めるという、
ただの使えない保険と言う事になります。
保障内容や修理内容の深い部分に拘られる場合は、安直に掛け金の安さだけで選ばれてしまえば、
今回のようなことは起きえるでしょう・・・
保険はいざという時に、
どれだけスムーズに賠償支払いに応じるかの方が重要です!
昨年の春に鉄粉のクリーニングは行なっていますから、
約1年半ぶりになりますが、
物凄い付着量です・・・
走行時付着が多い場合、
このような形状のお車の場合はリアハッチとバンパーが一番付着量は多くなりますが、
このお車の場合はルーフの付着量がすざましいですから、
駐車中の鉄粉付着が多いとなります。
予定ではオーナー様は来年の春“鉄粉クリーニング”を行なう予定だったとのことですが、
この状態でさらに一冬越えられてしまえば、
コーティングだけでなく塗装にもかなりのダメージは入っていたことでしょう・・・
冬前に鉄粉除去のタイミングになったことは、
ある意味ラッキーだったかもしれません!
TOYOTA トヨタ アルファード ハイブリッド SR4WD(ATH20W)
コーティング補修&メンテナンス終了
今回の保険修理ではフロントバンパー交換とアンダーグリルが交換となりましたので、
隣接パネルとなるフロント左右フェンダーまでの3パネルが再コーティング範囲となります!
ボンネットも一部フロントバンパーとの隣接部分はありますが、隣接範囲が10cmたらずですので、この程度の隣接では、
意匠性影響性は低いとなりますので施工範囲には含まれません・・・
これが三井住友であれば認めるかもしれませんが?
例によってコーティング施工修了後に、
前回施工時に“レジントップコート・コクーンSTD”の施工を頂いておりますので、
今回も“丸ごと1台施工”となります!
レジントップコート自体には耐久期限は設けておりませんし、今回使用のSTDでは実際3ヶ月程度で完全に被膜性は失われますが、レジントップコートはポリマーが主成分となる為、
再コーティングパネルのみ施行した場合、
未施行部分との艶のバランスが取れなくなってしまいますので、
意匠性保持のため全保険会社に認めていただいております。
この度もご利用いただきまして、ありがとうございます。
今回の保険交渉は今迄で一番手こずったケースと言えるでしょう。
弊社でのイーデザイン損保取り扱いは初でしたが、まさかここまでアジャスターに口出しをしたり、言ってもいないことを虚偽発言してまで修理費用を抑えようとするとは、驚きでした。
最後まで担当者は私を避け一度も連絡をしてこなかったことも、過去に例をみません。
既にサンデー毎日になられていらっしゃいますので、少しでも生活のランニングコストを落としたいお気持ちは解りますが、保険の保障内容の充実度や誠意性は、ある意味掛け金と並行することが多いと思います。
過去私が入院手術した際にも、とあるダイレクト外資系の生命保険だけが、手術費用の支払いを拒否してきました。
最終的には、取りまとめしていた某カード会社に不服申し立てをして後、あっさり認めて来ましたが、結局保険の支払いはグレーゾーンが多いですので、最後は力関係になる不透明な世界です。
私としましては、次回更新まで待たずに保険会社は変更されたほうが良いと思います。
事故はいつ起きるか判らないですから。
会員クラス:正会員
車輌クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース(保険支払い)=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング(フロントバンパー・左右フロントフェンダー)
磨きコース1(保健支払い)=02スタンダード・ソフト磨きコース(交換部品用=傷取り・鏡面仕上げ×フロントバンパー)
磨きコース2(保険支払い)=01スタンダード・ソフト磨きコース(隣接パネル=グラデーション磨き×左右フロントフェンダー)
オプション施工1(保険支払い)=鉄粉クリーニング(左右フロントフェンダー)
オプション施工2(自費施工)=鉄粉クリーニング(フロントバンパー・フロント左右フェンダー以外)
施工料金(保険支払い):非公開
施工料金(自費施工):14.359円税込み(正会員オプション割引―10パーセント 適応)
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