2019年06月28日公開|ホンダ
法人正会員の客様のお孫さんのお車です!
今回の施工は社長さんであるお爺ちゃんからのプレゼントだそうですが、
もしかしたらこのお車自体も就職祝いのプレゼントなのかも?
先日見積もりにいらした常連様とも話題になりましたが、
最近では初めての車は殆んどは親や祖父母が買い与え、
女の子の場合は車両維持費(保険・税金・整備車検費用)まで負担してあげている事が多いようです。
が、
私たちの時代には周囲にそんなことしてもらっている人は一人もいませんでした。
これ完全に親離れ・子離れ出来ていない依存関係の象徴のように感じます・・・
私の友人も、
先日大学生の子供にBMWミニジョンクーパーを買い与えているし、
他の友人も30歳近い長女にレクサスを買ってあげるとか言っていましたが、
何故そこまでしてあげる必要があるのか?
皆目理解に苦しみます・・・
幾ら親が金持ちでも、
大学生はバイクで十分ですし、
働いて収入があるのであればその範囲内で自分で買うべきでしょう。
弊社の建築事業部での住宅の新築見ていても、
親から500万・1.000万補助を貰って家を建てたとか、
先日も小父が娘夫婦のために調布に7.000万の土地を買ってあげたなど聞きましたが、
「何故そんな事をするのか?」
と聞いてみると口を揃えて、
「子供たちの経済力では無理だから・・・」
と答えかえってきますが、
無理なのが実力なのですからそれ以上のことをしてあげても、
そこから先はどうするのでしょう?
自分の老後を看取って欲しいがためなのか?
物とお金で繋ぎ止めようとしているのか?
こうして補助を受けていて、いずれ親が亡くなってから自立できるのでしょうか?
多分こんな事が当たり前になっているのは、
世界広といえども日本だけでしょう・・・
祖父母も親も子供も、
精神的にも経済的にも自立しなければ、
いずれこの国滅びますわ。
タコメータのみアナログ表示でスピードはデジタル表示という車増えているようですが、これが現代の流行?
これがカッコイイとも機能的とも思えないのですが・・・
メーターの点灯時も、
なんかゲーム機のような立ち上がりかたしますが、
購買層主体がゲーム機世代に合わせたギミックなんでしょうねー
普通で十分いいと思うのですがね。
視界内スイッチ類は、
非常に簡素にまとめられています!
これは非常にシンプルで好印象です。
デザインイギリス人が行っているかは?
ですが、
昔の英国大衆車並みに贅肉そぎ落とされています!
現代の派手内装を見慣れてしまうと、
約280万円の車にしては質素すぎる印象を受ける方も多いでしょうが、
これくらいの方が逆に飽きは来ません!
何事もやり過ぎは駄目です・・・
写真ではホワイトオーキッドパールのため上手く写っていませんが、ボンネットに細かなポリッシャー傷が、
手のひらほどの範囲にガッツリ入ってしまっています・・・
恐らく塗装不良を補修した際入れてしまい、
そのままスルーされたと思われますが、
UKブリティッシュホンダ製として輸入車となりますけれど、
これが日本製であれば、
間違いなくこの様な傷は見過ごされる事は無いでしょう!
見た感じではクリアの厚み以上の深さがありますから、
傷として削れたのではなく傷を叩き込んだ感じです・・・
間違いなくダブルアクションポリッシャーを回転運動が止まるほどのプレス圧を掛けた為に、
摩擦熱で塗装軟化しているところにポリッシャーが上下運動して付けたのでしょう。
一般的にダブルアクションポリッシャーは素人でも安全に使えると思われがちですが、
能力を超えた無茶な使い方をすると、
場合によってはシングルポリッシャーよりも致命的な傷を入れることも珍しくありません・・・
この傷は、残念ながらどのような磨き方法を用いたとしても、
傷を除去する事は不可能です・・・
直すためには再塗装以外方法はありませんが、
ホワイトパールであるがため目立ち難いのが救いです。
最近プロも素人もユーチューブなどにポリッシングの動画をアップしているもの目にしますが、
正直まともな扱いが出来ていると感じるもものはありません・・・
回転が異常に高かったり、
同じところ必要に磨いていたり、
凄いスピードでポリッシャーを動かしていたりですが、
この様な磨き方はどのタイプのポリッシャーでも一番駄目な行為です。
そもそもそのような動画アップして何をしたいのか?
自己顕示だとすればただの馬鹿ですね・・・
このお車、PP素材にソリッドブラックのパーツ、
いたるところに配置されています・・・
フロントバンパー・リアバンパー・サイドシル・Bピラー・再度リアガラス後部・リアスポイラー等ですが、
兎に角傷の入り方が半端無いです。
救われるのは練りプラではなく塗装ですので、
まだ多少は練りプラより磨く事が可能ですけれど、
デザインといえどもこの様に傷だらけになること考えれば、
デザインよりも意匠性が保てる事を優先するべきでしょう!
実際、
深い傷もありますが、
細かなスクラッチに覆われてしまっているので曇った黒にしか見えません・・・
納車から約1ヶ月が経過していますから、
その間のオーナー様の洗車管理で付けた可能性が高いですが、
何故そう感じるかというと、
既にサイドバイザーやテールレンズカバーまでもがスクラッチだらけだからです。
これを見る限り、今後よほど洗車管理を正しい方法で行わない限り、幾ら今回ガラスコーティングを施工したとは言え、
守りきれないでしょう・・・
大分ましにはなりましたが、
完全に傷を取りきるには至りません・・・
塗装もガラスコーティングもそうですが、
素材自体が軟らかいと、
上に乗る被膜硬度はその硬度に比例しますので、
幾ら塗装をしたといっても金属下地に塗装したものと比べれば、
恐らく塗装の硬さは半分も無いでしょうから、
1~1.5H程度でしょう。
そんな硬度ですから指紋でさえ傷は入ります・・・
それでもパールやメタリックにでもしてくれていれば、
ここまで目立つ事は無いのですが、
どうやらこの車は動力性能・シャーシ剛性にお金をかけすぎて、
他がおろそかになっているという評価を受けているようです。
ボディ本体は多少の傷はありましたが、
新車標準の、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”にて、
ほぼ傷0までになりました!
但し、お持込頂いた際に、
ボンネットとルーフに鳥糞が付着していましたが、
ボンネットはまだ酸化されていませんでしたけれど、
ルーフは既に酸化されてしまっておりました・・・
先日も常連様で長期の出張に行かれていて、
帰ってみるとドア上部に鳥糞が付着していて除去してみると、
なんとその部分既に塗装自体が溶けてなくなっていたとか。
ガラスコーティングでも、
強酸のしみ出る鳥糞は守りきれず、
塗装がスクラッチシールドと軟らかい塗装でしたので、
一気に塗装も酸化されてしまったのでしょう・・・
とは言え、これまでの事は弊社でも始めて聞きました。
但しこれには続きがあり、
その塗装修理にディーラーに持ち込んで、
仕上がり確認してみると、まあ色暈しは小範囲ですから普通ですが、
クリア暈しをしてあり暈かし痕が既にはっきり見て取れるそうですし、
隣接パネルはその作業で付けた傷だらけになってしまっていたそうです・・・
それらをクレーム入れると、
ディーラーの磨き等を担当している社員が、
「そんな細かなこと言うお客さんはいませんよ・・・」
的発言があり、弊社に相談がありましたが、
そもそもこの様な相談自体が筋違いですけれど、
常連様ですし京都出店でもお世話になっている方ですので、
アドバイスはさせて頂きましたが、
その後の顛末は連絡ないですからどうなったかは?
オーナー様曰く、
金額よりもクォリティーを優先しているとの事でしたが、
とは言え弊社に相談無くディーラーに持ち込まれたのは、
やはり金額が優先されていたのでしょうから、
きつい言い方をすれば“自業自得”です・・・
ディーラーのスキルの低さはある程度理解されているはずですから、
それでも敢えてディーラーに依頼して、
相談だけを持ち込み結果報告もしないのは、
信頼関係的に言えばかなり後退してしまってもしょうが無いでしょうねー
正直な印象、
ディーラーもオーナー様もどっちもどっちという感じですね・・・
HONDA ホンダ シビック ハッチバック(FK7)
磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
弊社は基本1週間お預かりですので、
日曜日お持込をいただいておりますから本来は翌週日曜日お引取りなのですが、私の個人的都合により、金曜日夜から月曜日午前中まで旅行の予定があったため、
ご無理お願いして金曜日お仕事終わりの足でお爺さん(社長)とお引取りにいらして頂きました!
ご都合調整して頂き感謝しております。
まだお若い方ですので、
この様な施工経験もあられませんから、正直施工終了後感想として、変化率を感じて頂けるか?
という一抹の不安はありましたが、
パット見るなりその変化には驚いて頂けました!
いくつかの問題箇所残存もご説明し確認も頂ましたが、
「私たちの目ではまったくわからないですから、
問題にもなりませんが、百瀬さん何故見えるの?」
との事でしたが、
これがひとつの修練の賜物でもあり、
もって生まれた身体特性でもあるのでしょう!
昔県の運転適正試験で、
特殊な動体視力検査を行う機会があり、
障害物回避のような試験機でしたが、
唯一完全クリアーだったそうで、
逆に検査官から、
「どういう動体視力と反射神経なの?」
と言われましたが、
今これが役に立っているような気がします!
違う道を選択して、
ボクサー選択していたら世界チャンピオンなれたかも?
根性無しですから、
そもそも無理ですね・・・
前記しましたように今回の施工はお祖父さんのプレゼントですので、
会社の経理上予算がありますので、
ガラスコーティングは機能性だけご選択頂き、
お車の程度にあわせ磨きを行った結果、
弊社で予算に適合するガラスコーティングを選ばせて頂くことといたしました。
結果、
お住まいはアパートで当然露天駐車となりますので、
“レジントップコート・コクーン”は必須となりますから、
それも考慮した上で“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”とさせて頂きました!
が、いざガラスコーティングを始めようとして、
ガラスコーティング保管棚に行くと溶剤が無い・・・
京都店に持っていってしまっていました。
しかし神は見放しませんでした、
他のガラスコーティングの後ろに一本だけ隠れていました!
助かった、
危うく旅行キャンセルしなければでしたが、
今回の旅行はオネイの区切りのお誕生日プレゼント旅行でしたので、
怒りはしないでしょうが落ち込むのは目に見えていますから、
間一髪でした。
急遽揉めていたのが引き取り→オープンとなったため、
準備もばたばたでしたので、
もう一度在庫管理をし直して、
本店・京都店とも万全を期します!
このガラスコーティングは一寸特殊で、
一膜製膜でありながら、
製膜硬度と結合分子構造が膜の中で表面と密着面で変化しています。
ボディ側は硬く、上面部分は柔らかくなっており、
軽度のスクラッチは表面の弾力性により傷入れを防ぎ、
きつい傷は下層面の固さにより塗装面到達を阻みます!
あるコーティング屋さんが、
最近酸性雨の問題について自社は対策に万全を期しているような書き込みがありましたが、
現実は真逆で海水・土壌の高ミネラル化により、
雨水・地下水・水道水とも急速にアルキル金属基含有量が増大していますので、
PHの問題とは別に水自体はアルカリ化している脅威の方が問題です・・・
今回のガラスコーティングは、
この問題に対応したアルキル金属基付着阻害対策品です!
1ランク上のハイブリッドクラスは正にこれら問題に特化していますが、
このブリリアントフィニッシュ・プレミアムはより低価格でこの対策も出来ています。
しかもより密着性を高めるため、
磨き工程の最終仕上げでも使用コンパウンドは専用コンパウンドを使用する事で、
密着をより強固にするためのバインダー層形成もされますが、
多くの施工店が使用するような傷隠蔽物質は一切入っておりませんし、
当然コーティング作業前には、
他のコーティングと同じく“水洗脱脂”も行いますので、
数週間したら傷だらけみたいな良く他店様では起きえる事も、
弊社では起きえません!
このたびは、ご都合をお付け頂き、本当に助かりました。
ありがとうございました。
施工前でしたので、洗車管理も敢えて避けられていたのかもしれませんが、確かに洗う行為は両刃の剣ではありますけれど、汚れや不純物付着を長期間放置はもっと大きな問題を引き起こしますので、これからは状態判断をされる中で、適時洗車はしてください。
但し、今回のように鳥糞付着だけは、発見されたら忙しい時でも即時行ってください。
虫の付着は鳥糞よりもリスクは低いですが、体液は酸ですので当然リスクはありますから、できるだけ早期除去はしたほうが良いです。
そこら辺は、お爺様や伯父様が良くご理解されていますので、判断に困られたら聞かれてみれば良いと思います。
きっと、お爺さんや伯父さんのように車好きになられることでしょうから、このお車を存分に操れるように、安全には配慮したうえで存分にお楽しみください。
会員クラス:法人正会員
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング(疎水・滑水=アルキル金属基付着対策ガラスコーティング)
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(程度良好新車向け=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工=レジントップコート・コクーンSTD
施工料金:126,318円税込み(正会員新規施工割引―10%・代車使用無し割引き―5%・淡色車割引磨き―5% 適応)
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