2019年09月03日公開|トヨタ
新車施工から丁度3年が過ぎ再施工のご依頼を頂きました!
この間何回かG’ZOXハイドロフィニッシュ専用メンテンス剤を購入にいらっしゃいましたが、
平日はお車の使用は無く露天駐車ですので、
拝見するごとに意匠性低下は顕著でした・・・
この間にメンテナンス入庫のお話もありましたけれど、急な出費等もあり結局はここまできてしまいましたが、
塗装色が202で露天駐車でしかも殆んど放置状態では、
幾らガラスコーティングを施工してあるといっても、
塗装保護はしきれません・・・
そしてこまめに行っていたセルフメンテナンスが、
逆に悪影響を及ぼす結果に繋がってしまっていたような感じです。
このG’ZOXハイドロフィニッシュ専用メンテナンス剤は、市場にある殆んどのメンテナンス剤と同じで、
主成分はポリマーでそれにより疎水・滑水機能を回復させる事を目的として、
その機能により水染み付着を防ぐ効果があるのですが、
放置期間が長くなると、
ポリマー自体は油脂ですから大気中のシリコンや花粉などを吸着し、
機能阻害膜を形成してしまいます・・・
そうなると、
疎水・滑水機能が働かず、
逆に不純物を吸着させるために行っている作業となってしまいます。
この手のメンテナンス剤は、車庫保管車や洗車をこまめに行われ、
機能阻害膜を作らないような管理が可能な方には有用ですが、
こちらのオーナー様のような状況ですと、頻繁にメンテナンス剤を塗りこむのは、
逆効果になる可能性が高いです・・・
メーカーが推奨しているのは半年に一度くらい。
1回の使用量も20cc程が適量ですが、
弊社への購入ペースを考えると、
かなり短期間で再塗りこみを行っているうえに、
1回の使用量も多すぎて、
余剰分の拭き上げが甘く、
ボディに油脂の被膜を上掛けしていっていたと思われます・・・
この行為、
古いWAXを落とさずにWAXの上掛けをしているのと同じですので、
ドンドン不純被膜をご自身で積み重ねている行為になってしまいます。
ではこのお車の場合の最適なセルフメンテは?
ですが、
露天駐車ですから洗車~洗車期間が1週間程度なら、
洗車3~4回に一度シャンプー洗車をして、
不純物を洗い流していれば不純物被膜形成もそれほど進行しないでしょう。
洗車間隔が2週間とかに及ぶ場合は、
この間にかなりの不純物被膜化も進みますから、
洗車時には毎回シャンプー洗車をするべきです!
その洗車を繰り返していく中で、
徐々にトップコート(メンテナンス剤)の効果が低下していきますから、
明らかに機能性が低下したと言うタイミングでセルフメンテナンスを行うと、
不純物被膜の形成も最小限にとどめる事が出来るはずです。
よく巷のコーティング屋さんたちは、
「コーティング施工後は水洗いだけでも綺麗が長持ちします!」
見たいな事を言っていますが、
これは車庫保管であったり、
洗車頻度が短期間である場合には、
コーティングの上に不純物被膜が形成され難いですから、
水洗いでも綺麗は持続しますが、
それでも数ヶ月に一度はシャンプー洗車はされたほうが良いです!
シリコンオイルを含んだ付着堆積被膜は、
水洗いだけでの完全除去は難しいですので、
シリコンオイルなどの油脂除去のためにはシャンプー洗車は必要です。
手洗いでなく、洗車機洗車をなされている方は、
手洗いに比べシャンプー洗車の頻度は半分でも大丈夫でしょう!
但し、洗車機によるシャンプー洗車は、シャンプー終了後に流水をかけながら再度洗いがされないシステムの洗車機でしたら、
今度は界面活性剤の被膜を形成してしまいます・・・
シャンプーの主成分の界面活性剤は、
水を掛け流しただけでは除去されませんから、
必ず界面活性剤を落とすための洗い(擦り)が必要です!
以前はフロント中心に施工した、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”ですが、
今回全体に水染み付着がかなり進行してしまっていたため、
今回は“フル施工”です!
しかし状態を見ると、既存施工場所も純正撥水であるフロントドアウインドウも未施工場所も、
3年しか経過していない中で幾ら露天駐車と言えどもここまでなるか?
状態でしたがオーナー様に話をお聞きしてみると、
「ちゃんとハイドロフィニッシュ専用メンテナンス剤をウインドにも塗りこんでいたよ!」
と言っていますが、
それが原因でこうなってしまった・・・
メンテナンス剤油脂ポリマーが主成分ですから、
ウインドウに敢えて油膜作ってやっているような行為ですから、
こうなるはずですわ・・・
こんなことしなければ、
ここまでの水染み付かなかったですし、
純正撥水部分の施工も必要なかった。
素人考え時に突飛な行動するもんですねー
フロント基本セットは“ライトポリッシュ”ですが、
ライトポリッシュ用コンパウンドでは歯が立たず、
ミディアム用コンパウンドを使用してしかも複数回のポリッシングが必要となってしまいました・・・
鱗落し部分も、
通常の鱗落とし剤の倍量使用で何とか9割がた水染み処理できましたが、
双方とも予定施工時間の倍は時間消費もしてしまいました。
ルーフも鱗落しでの施工でしたが、
これはルーフ塗装面と同じで既に打つ手なし状態に近いです・・・
とは言え、塗装部分とは違い、
ヘビーポリッシュまで行えば9割回復くらいまで行き着けそうですが、
幾ら友人とは言え、
工法変更をするまでのサービス施工は出来ませんし、
ヘビーポリッシュの追加施工も言えませんでした。
と言うのも、
施工入庫直前に仕事先でミスを犯して大型冷蔵庫を破損してしまい、
その弁償金が40万円くらい掛かるとか・・・
個人事業主のリスクです。
個人事業主の方の多くは、
仕事上の賠償保険入られていないようです・・・
この様な保険実際掛け金かなり高いですからねー
自動車関連の工場などは、
自管賠と言われる賠償保険となりますが、
小規模の中古車販売店や修理工場、弊社のようなディテーリング業では、
掛け金が高すぎ加入されていないところが大半です・・・
お客様の代車使用専用のような代車の場合も、
任意保険未加入が殆んどのようです。
何か大事が起きれば、
オーナー様や相手方への賠償は出来ずに逃げてしまいます・・・
但し、
ご安心ください!
弊社は入れる限りの保険には総て加入しておりますので、
不注意・自然災害・第三者の故意による弊社賠償対象が生じても、
きちんと総て保険で賠償可能なまでの安全性は担保されています。
起こらないことが一番ですが!
ただ、
代車貸し出し中の事故に関しては、
車両整備上の弊社責任で無い場合以外は、
ご使用になられているお客様の責任となりますから、
ご自身の任意保険での事故対応をしていただく事となります。
ですので、
弊社代車使用は他車運転賠償特約付の任意保険に自車が加入されている事が、
貸し出し条件の必須となります!
過去に任意保険に加入されていないのに、
加入していると嘘を付いて貸し出しを受け事故をされてしまった事例ありましたが、
この様な場合はお預かりしているお車の返却は賠償が終わるまで出来ませんし、
それ以外にも弊社の預かり車両管理手数料として1日3,000円が加算されます・・・
他人のお車をお預かりするとか、借り受けるには、
それ相応の覚悟と責任を持つことは、
事業者・大人としての最低限のモラルです!
今回更に、
“レザーメンテナンス”の、
“スタンダードコース”のご依頼も頂きました!
スタンダードではレザークリーニング時に、
“イタリア・ユニタス社”製のレザークリーナーを使用しますが、
使用されているレザー材質や汚れの状態に応じ、
最良のクリーナーでクリーニングを行います!
つまり、
アニリンレザー・プロテクトレザー・合成革・ヌバック・スエード等総ての材質に対応可能です。
クリーニング終了後は、
保護保湿クリームを塗りこみますが、
マッドクリーム(すべりやテカリを押さえる)・ユニタスSTDクリーム・ベントレークリーム・ジャガークリーム等から、
お好みのクリームをご選択頂けます!
このお車は、
“マッドクリーム”です。
今回サードシートの施工をしていて、初めて気付きましたが、
サードシートの出し入れは電動ですし、
立派なシートが上手い具合に収納時荷室がフルフラットになるように工夫されて作られています!
動きはトランスフォーマー並み?
ここまでの工夫された作りは、
国産車・トヨタだからこそと言えるかも?
久しぶりにトヨタを尊敬できました!
3年間の付着食い込みや隙間へ侵入した鉄粉の鉄粉クリーナーによる溶け出し量は、
かなり多いです・・・
車自体の稼働時間や距離は左程ではないですから、
露天駐車中に飛散してきて付着している量が多いこととなります。
これは車としては避けられない事で、
車は駐車中も微弱電流流れていますから、常に車のボディには静電気が帯電していて、
その静電気が鉄粉を引き寄せてしまいます・・・
この様な静電気の鉄粉付着を軽減するためには、
駐車中は完全に電源をOFFにする。
つまりバッテリーのターミナルを外すなりキルスイッチで電源OFFと言う方法がありますが、
セキュリティーも解除されてしまいますし、
データーもリセットされてしまうデメリットもあります・・・
後は、弊社でもご用意ありますが、
静電気抑制シャンプーを定期的に使用することでも、
大分静電気の発生は抑えることができます!
それ以外には、
施工するガラスコーティングを静電気の発生し難いタイプのものを選択されることですが、
基本的にはポリシザラン系とフッ素撥水タイプのガラスコーティングは、
静電気発生リスクは高くなります・・・
露天駐車であれば、
そこで吸着してきた鉄粉は短期間で酸化を始めてしまいますが、
酸化し始めると酸の力でコーティングを溶かし塗装に突き刺さり、
最終的にはスチールにまで到達していってしまいます・・・
そこに、
花粉や黄砂などの酸性付着物が加わると、
相乗効果でコーティングの酸化が促進されてしまいます。
更には、
洗車に使用している水道水・地下水等が硬水系であったり鉄分含有量が多ければ、
これもコーティング酸化を助長します・・・
逆に軟水の場合は、
アルキル金属基(ミネラルなど)の付着リスクが高まりますが、
これは水染み(イオンデポジット)の形成を促進します・・・
202で露天駐車であれば、
3年間でトップはこの様になってしまうのはある意味しょうがありません・・・
前記しているメンテナンス剤の過剰塗り込みも原因にはなっていますが、
どの程度クレーターになってしまっているのか?
が問題です。
オーナー様は傷に関しては完全に除去までは望んでいらっしゃいませんが、
流石にこのイオンデポジットクレーターは出来る限り処理をしたいとのご希望で、
予算はオーバーしてしまいますが、
今回は“03スタンダード磨きコース”にて施工を希望されました!
多くの使用過程車は、
よほど程度に問題があるか、
かなりの高いリセット率を望まれなければ02磨きコースが一般的ですが、
02磨きコースはファーストポリッシュが粗めのスポンジバフスタートのため、
傷の処理はある程度可能でも、
この様なイオンデポジットクレーターの処理は苦手です・・・
03磨きコースは、ファーストポリッシュが羊毛ロングウールバフのスタートですので、
当然スポンジバフよりも研磨力は高いですから、
研磨厚も一気に稼げますので、
相当深いイオンデポジットクレーター以外は大抵は処理可能です!
今の多くの施工店さんは、
ウールバフでの施工を嫌い、
行ったとしてもダブルアクションポリッシャーで磨くようですが、
これではある程度の深さのある塗装ダメージの改善は出来ません・・・
ポリッシャー傷のリスクを恐れて、
シングルポリッシャーでスポンジバフでの研磨も、
摩擦熱が上がりやすいですから、
熟練者でないと塗装を高温にしてしまいクリアの熱ボケ曇りを起こしてしまいます。
一回この症状を起こしてしまうと、
クリア底部まで曇りが及ぶため磨きでの修復は出来ません・・・
露天駐車だけでしたら、ここまで側面にもイオンデポジットクレーター化はしなかったでしょう。
これもメンテナンス剤の過剰使用が原因です・・・
傷もびっしり洗車線傷に覆われていますが、
中には相当深い線傷もありますから、
この様な傷は手洗い洗車の際、
細かな砂埃などを洗車道具に咬み込んでつけているか?
付着鉄粉を引きずっているか?
ですが、手洗いでここまで傷を入れてしまう洗車になってしまうのであれば、
いっそ洗車機洗車にしても同じです。
と言うか、洗車機洗車であれば、
深い引きずり線傷は入りませんし、
かなり付着鉄粉も除去されますし、
洗車中のイオンデポジット(水染み)形成も防げますから!
但し、手洗いに比べ摩擦量は多くなりますから、
ガラスコーティング自体の寿命は短縮されます・・・
これも、
高膜厚タイプのガラスコーティングにすれば、
寿命は稼ぐ事は可能にはなりますが、
高額コーティングとはなってしまいます。
ファーストポリシュであるロングウールバフをシングルポリッシャーにての研磨後の状態ですが、黒の塗装が、
グレーに見えるほどの磨き傷に覆われています・・・
この様な状態のとき、
お客様が訪れてこの状態を見られると、
大抵のお客様は表情が曇ります。
素人目からすれば、
この状態から本当に戻せるの?
と思われるようです。
ですが、ここまでするからこそ、
深い傷やクレーターも処理できるのです!
今回のファーストポリッシュで手こずったのは、
コンパウンドの絡みです・・・
写真上部にコンパウンドがところどころ白く付着していますが、
これがコンパウンドの絡みですけれど、
この絡みのきっかけは食い込んだ大粒の鉄粉です。
普通は磨き前に行う鉄粉クリーニングで大半の鉄粉は除去され、
多少の残存があってもクリーナーにより軟化されていますから、
バフの摩擦力で削られるか抜き取られるのですが、
食い込みが深く大きな鉄粉ですので、
それがコンパウンドを引っ掛けて絡みを起こすのです・・・
今回使用しているコンパウンドは、
ほどんど油脂系摩擦軽減剤の入っていない、研磨剤主成分が珪藻土の水溶性コンパウンドですので、
余計にこの様な絡みが起きやすいのです。
であれば、絡みにくい油性成分の多いコンパウンド使えば?
と思われるかもしれませんが、そうするとその油脂がポリッシャー傷に入り込み、
傷を隠蔽してしまいますので、
ポリッシャー傷の状態把握が難しくなってしまうのです。
そうすると、
最終的にガラスコーティング施工時にオーロラ出現したり、
施工後しばらくして急に傷が目立ったりと言う事が起きかねません・・・
特に、
この202のような熱塑性型耐擦り傷塗装では、
いちばん注意しなければならないことです。
今施工店の多くでは、
この様なリスク回避のために、
傷隠蔽型コンパウンドを8~9割使用しているようですが、
今のこの手のコンパウンドは高性能化して、
2~3ヶ月くらいはポリッシャー傷隠蔽します!
2~3ヶ月過ぎて傷が露出しても施工側は、
「これ洗車で付いてしまったものですよ・・・」
と、
言い訳するのが常套手段のようですが、
こう言われてしまうと素人では洗車傷とポリッシャー傷の判別は難しいですから、
引き下がるしかなくなってしまいます・・・
この様な事をされないための一番簡単な方法は、
施工されるガラスコーティング剤を、
ポリシザラン系にすればこのごまかしは出来なくなります!
と言うのは、
ポリシザランは傷を埋めている有機成分を瞬間的に溶かしてしまいますので、
ポリッシャー傷が残っていればその場で傷露出してしまいますから・・・
202の使用過程車で、
ダメージ除去がなされた上で、
例えばハイモースコート(トップコート施工前)が施工されていて、
ポリッシャー傷(オーロラ等)が確認できなければ、
まともな施工店といえるでしょう!
但し、この手のガラスコーティング施工しても、
レジンやポリマー系トップコート施工されたあとでは、
ポリッシャー傷ある程度隠蔽されている可能性はありますが・・・
ファーストポリッシュのロングウールバフ含め、
4段階の磨きを経て磨き終わりですが、
どうしても除去不能な、
イオンデポジットクレーターと線傷残りは、
1/1000以下には仕上がっています!
これだけの車体の大きさで、
ここまでの施工をすると、
腕の筋肉痛半端ではありません・・・
これは、前半3工程ではポリッシャーを押し付けるのではなく、
プレス角度を一定に保つための姿勢制御で、
後半1工程ではポリッシャー自体の重量が総てかからないように持ち上げ気味に磨くため、
相当の上半身の筋肉への負担が生じます。
巷の多くのポリッシャーマンは、
ポリッシャーを押し付ける事で強い研磨力を出そうとしてしまっていますが、
これはクリアの熱ボケの原因やオーロラ傷を残してしまう原因を自ら作ってしまっています・・・
ここが弊社磨きとは根本的に違うところですが、
所謂板金磨きでも艶出し磨きでもない、
弊社の磨きは塗装肌を整え既存のダメージを改善する磨きとの違いです。
それが結果として、
最高のクリアのクリア感を生み出します!
お持込いただいたときの状態からすれば、
私的には思ったより改善レベル達成できています!
磨きを行う際は大体50~60c㎡位を一区画と区切って磨いていくのですが、
今回は03スタンダード磨きコースですから4工程の磨きを行いましたが、
少ない区画でも8回は磨いていますし、
多いところでは10回は磨いていますから、
ここまで手間をかければほぼ完璧な仕上がりにはなります。
但し、前記しましたように磨き方が間違っていれば、この様に多く磨けば磨くほど、
当然膜厚消費もしてしまいますし、
塗装に熱を加えすぎてしまいますから、
意匠性的には悪くなる場合もありえます・・・
特にこの様な熱塑性型塗装の場合は、
改善するはずが逆に塗装自体を駄目にしてしまう施工店さんも多いとか。
コーティング施工において、
磨きの重要性を理解していて施工店を探しておられるのであれば、
どの様な磨きをするのか?
何故その磨き方が良いのか?
具体的にそれによりどの様な改善が成されるのか?
等を、
物理的に理論立てして説明で来うる施工店さんを探しましょう!
感覚的な説明しか出来ないところは止めましょう・・・
後、
オーナー様自身が磨きの仕上がりに拘られるのであれば、
予算優先での選択だけは止めたほうがいいですよ。
上の写真の小さな白い点は埃です。
上の写真ではボーっとした感じの薄グレーに見える部分が、
とりきれずに残っているイオンデポジットクレーターです・・・
ボンネットに関しては、
洗車傷残りはありません!
施工後半でいらしたお客様方は、
この状態をパット見で新車施工と勘違いされていたほどですから。
しかしルーフだけはこれ以上の手の施しようはありません・・・
イオンデポジットクレーターは恐らくクリア底面部近くまで既に塗装侵食してしまっていますし、
酸化痕も完全にクリアを酸化させて白く変色してしまっています。
これは手洗い洗車の際、
車高も高く洗いにくいため手を抜いた洗い方をされていたでしょうし、
全体洗車が終了するまで拭き上げをせずに放置して、
洗車時の水を乾燥させていたのでしょう・・・
これも、
オーナー様的には手洗い洗車で大事にしているつもりが、
結果としては取り返しの付かないダメージを入れることになってしまっていますので、
こうならない様にする為には、
やはりこまめに短時間で洗車可能な洗車機洗車の方が低リスクと言えるでしょう!
くどいようですが、
完璧な手洗い洗車が出来る自信が無いのであれば、
スクラッチ傷のリスクには目を瞑って、
洗車機洗車を選択されたほうが無難です。
例え202と言えどもです。
TOYOTA トヨタ ランドクルーザー・プラド TX Lパッケージ
(GDJ150W-GKTEY)
磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
後輩で古くからの知り合いですから、
気兼ねはありませんが、
弊社システムで友人特別料金枠対象ですから、
今回の施工では10万円を越える値引きになっていますので、
正直ここまでギチギチに手間をかけまくってしまうと、
採算は合いません・・・
途中で、
「価格なりに回復が難しい部分はスルーしようか?」
なんて事も正直頭よぎりましたが、
どうしても職人気質出てきてしまい、
施工コース範囲(施工方法)を超えない手間と時間はかけてしまいます。
それには、
引取りの際のオーナー様の満足の笑顔を思い浮かべてしまうと、
ついつい途中リタイヤが出来なくなってしまいます。
現在のディテーリング専業になる前は、住宅基礎工事職人として現場に出ていましたが、多くの現場ではお施主様に会うことも無く現場終了しますけれど、
ハウスメーカー基準の仕上がりや精度以上のことを目指してしまうため、
儲かりませんでしたねー
元受さん達からは、
「長野県で単価ダントツ高いけど、それでもそこまでしていたら合わないだろう?」
「安心してまかせっきりには出来るから楽な分、
元受やお施主様にはメリットあるけど、経営的にはどうなの?」
今でもこれよく言われますが、性格なんでしょうね、
妥協はなかなか出来ません・・・
よって何時まで経っても金欠状態抜け出せませんわー
今回ガラスコーティングの選択は、オーナー様多少の迷いはあられたようですが、
初回施工のガラスコーティングよりはランクダウンの選択は無いですし、
かといって先日昔は懇意だったご友人が弊社で施工されたような、
高級ガラスコーティングまでの予算余裕はありませんし、
等々検討していくと、
やはり選択肢は初回施工のガラスコーティング付近となりますが、
駐車環境を考慮して考えると疎水・滑水は外せませんし、
今後洗車機洗車も行うと仮定すれば、
落しどころはやはり以前と同じ、
“G'ZOXハイドロフィニッシュ”となります!
具体的理由としては、
露天駐車ですからレジン施工は必須となりますが、
ハイドロフィニッシュでは施工にレジン剤(トップコート)の施工が含まれますから、
レジン施工費が不要ですし、
既に専用のメンテナンスBOXは購入済ですので、
その費用も必要ありません。
又、
洗車機洗車の問題のひとつである摩擦による耐久性の低減も、
セルフメンテナンスで専用メンテナンス剤を定期的に施工してあれば、
ガラスコーティング部分への摩擦犠牲被膜となりますから、
1膜性のガラスコーティングよりは摩擦減少は抑えられるでしょう!
今回フロントエアロの再塗装も一緒にご希望でしたが、板金塗装工場がお盆中の事故でパンク状態になっていて、同時修理が出来なくなり、事前の段取り不足で申し訳ありませんでした。
来来週週末のご入庫、ご面倒ですがよろしくお願いいたします。
しかし今回は昔話関連で、昔の知人の名前や近況聞けましたが、半分以上は名前すら忘れていましたし、覚えていても顔が出てきませんでしたが、良くそこまで覚えていますすね。
私の場合20歳くらいから十数年まったく地元の人たちと接触していませんでしたら、その間に記憶から消えたんでしょうね。
ただ聞く範囲では、結構多くの知人が甦生されていたのにはホットしましたが、未だに継続中の人もいるのは残念です。
私は先日の同級会でも言われましたが、一番本物になっていても不思議なかった奴が、今では社長かよ。
見たいに言われましたが、これ十数年地元との関わりを断ち切ってしがらみ捨てたのが良かったと思います。
知っての通り人間嫌いですから、今後疎遠になった旧知人たちと交流を再開したいとか人間関係広げたいとかまったく思っていませんから、私の話題は出さないでくださいよ。
このままひっそりあの世で良いですから。
今回思いのほか状態が悪かったため、大幅に予算オーバーになってしまいましたが、これはひとえに管理ミスに原因がありますから、よく分からない時や事はまずは質問してきてください。
後日のご入庫お待ちいたしております。
ありがとうございました。
PS:お母さんの事は置いておいて、それも踏まえたうえで了承されているのであれば、僕は早く決断したほうが良いと思いますよ。
私は、今回の事でこりごりですから、回復も新規もするつもりはありませんけど。
会員クラス:知人友人特別枠
車両クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース=G'ZOXハイドロフィニッシュ(疎水・滑水ガラスコーティング)
磨きコース=03スタンダード磨きコース(ダメージの深い使用過程車向け=イオンデポジットクレーター&傷除去・肌調整・鏡面仕上げ)
オプション施工1=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドア+ルーフ×鱗落し)
オプション施工2=レザーメインテナンスSTD(標準3列シート=ストロングクリーナー+マッドクリーム)
物販=拭き上げ専用超大判クロス
施工料金:311.972円税込み(知人特別割引―25%・ソリッド塗装割り増し磨き+10%・濃色車割り増し磨きランク1+20%・耐擦り傷塗装割り増し磨き+20%・波型ルーフ割り増し磨き+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー