2019年10月05日公開|GM
ご新規のお客様ですが、
やはり県外出身で三重県だそうですけれど、
長らく神戸にもいらして、
今は長野県内で事業をなされていらっしゃるそうですが、
何の足がかりもコネも無い中で地元でもないところで、
新規に事業を始められることは凄い事です!
私が懇意にしている人の中にも一人四国出身者がいますが、
地元でもないですから交友範囲も限られますし、
彼の場合開業資金も誰からも援助受けたわけではない中で、
自身の蓄えと金融機関の借り入れだけで事業を起こせる事自体だけでも凄いですが、
今では長野県内中南信においてのシェアはいちにを争うほどに成長しています!
私の知人の半数は企業経営者ですが、
数人を除けば皆地元出身ですし、
その9割は家業継承ですが、
この方たちが県外で事業を新規で起こしえたのか?
と考えると確実にNOでしょう・・・
なんだかんだ言っても、
周囲のコネや継承する個人・会社の財産があればこそであって、
そうそう0スタートを切る度胸を持つ人はいません。
実際私自身も20代で1回新潟県で店舗経営していますが、
これはオーナーから経営を委譲され且つ初期資金も応援いただけたので出来えた事ですし、
情けない事に僅か2年で撤退しています・・・
その後二十数年前に現在の法人を設立していますが、
事業地も資金も実家があればこそ可能でしたし、
主要取引先の1社は経営者一族の役員2名が高校時代の知り合いだったため取引にいたりました。
私の能力では、
地元と言うバックボーン無しでは到底今はありません・・・
そう考えると、
こちらのオーナー様は県外から移住され事業を起こし、
住居も構えこの様な高級車も乗り継がれ、
弊社に施工依頼なされるまでの資金余裕ももたれるまでになられたのは凄いですし、
ましてや私と同じ歳だそうです!
私等は、
二十数年間の会社経営の中で一時は急成長も遂げましたが、
色々の失敗も続き現在に至っては過去一番縮小状態ですし、
今後の成長もまずありえませんから、
会社・私共に終活状態な様なものです・・・
激戦のCセグメントに打って出たキャデラックですが、
標的はメルセデスベンツCクラスだそうですけれど、
新車価格からすれば150万円近く安価に設定されていますし、
AMGスポーツパッケージに対抗してでしょうか、このお車はパフォーマンスと言うグレードですが、
車高も低くキャリパーもブレンボの4ポットが装着されていますので、
相当お買い得な車と言えるでしょう!
しかもC250スポーツと比較した場合、
パワーで70PS近く勝っているのは更に驚きですが、
残念年な事に今年で既に生産終了となってしまい、
後継モデルは出ていないようです・・・
やはり激戦区売れ行きが芳しくなかったのでしょうねー
欧州や日本では未だにアメ車の印象はあまりよくないですから・・・
センターコントロールパネルトリムはピアノブラックプラスチックではありますが、
日本車よりも質感は明らかに上です!
しかもデザインがトランスフォーマーのようです、
スイッチ類の配置も使いやすそうで、
オチャラケてしまったベンツよりも落ち着いた雰囲気あります。
4年ほど前のお車ですから、
メーターもアナログ表示ですからこれも好印象ですねー
今となってはオプション等の資料が判らないですが、
リアルカーボンのトリムが装備されていますが、
ブラックカーボンとシルバーカーボンの中間的な色合いですけれど、
ドア内張りの臙脂と非常にマッチングが良いです!
BOSEの10スピーカーサラウンドシステムも標準ですから、
本当にお買い得な車です。
小型セダンは私は乗りませんが、この上のモデルであるCTSもこの位お得感があれば選択肢にはなりますけれど、
流石に黒ですとベタな感じになってしまいますから、
ホワイトパールなら品もあって良いと思いますねー
アメ車では昔から定番である臙脂系のレザーですが、
車の雰囲気とよく調和しています!
但し、
革質がドイツ車に比べシボが弱くソファー的質感ですから、
革のお手入れを怠ると、
傷みは結構早く来るでしょう・・・
既に乗り込み側の側面レザーはかなりテカリ始めてしまっています・・・
これはシボの弱いレザーの特徴です。
当初ご相談に見えられた際には、ボディの施工のみのご依頼でしたが、
後日“スプラッシュビュー・ウインドフッ素コーティング”も,
“全面施工”で追加ご依頼頂きました!
非常に良く手入れされてあり、
パット見では殆んど水染みも出来ていないように見えましたが、思いっきり濃いスモークを貼られている後部ウインドウは鱗落とし剤を塗りこんでみると、
流石に初期の水染みは形成されていました・・・
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング施工後は、現在装着されているワイパーが生ゴムのものであれば、
シリコンorグラファイトワイパーへの交換をお願いいたしておりますが、
恐らくはこのお車ではメーカーオプションや社外品でも入手困難だと思われますので、
液体グラファイトをご購入頂き,
既存のワイパーにDIYで塗りこんで頂く方法しか選択肢がなさそうです・・・
ですので、
今回はサービスにて初回のグラファイト塗りこみはさせて頂きますが、
以降はワイパーのビビリなどが発生し始めましたら、
ご自身で塗りこんで頂く事となります!
その際あまり車いじりに不慣れの方は、
ワイパーブレードをワイパーアームから外す際に接続部分を壊してしまったり、
それらで車を傷つけてしまったりのリスクがありますので、
お引渡しの時に、
外し方を実際に見ていただきつつ実際に試してみて頂きます!
外さずに塗りこむのは、
液ダレもしやすくなりますし、
塗りこみ面も均一に塗りこむのが難しいですから、
面倒でも“急がば回れ”です。
施工コース内に含まれるサービス施工として、
マフラーエンドの磨き上げがありますが、
カッターエンド内側の排気煤の付着は凄い事になっています・・・
普通はフェルトリューターとコンパウンド併用で簡単に除去できるのですが、
一体化してしまっているの?
と言うくらい頑固な付着で、
結局は#500のペーパーを掛け除去し、
ステンレスの光沢を復活させるために更にフェルトリューターで磨きなおしました・・・
意外とこのお車マフラーエンド目立ちますので、
印象がシャープになりました!
オーナー様、
「結構塗装面ザラツキがあるから、それなりに鉄粉は付着しているような?」
と仰っておいででしたが、
クリーナー作業で溶け出してくる鉄粉量は左程では無いですし、
リブからの溶け出しも殆んど見受けられませんでした!
殆んど週末しかお乗りにならないそうですし、
完全車庫保管されていらっしゃるとの事ですが、
洗車もかなり丁寧になされてるからと思われます!
トップ部分は,
全面的にイオンデポジットに覆われていますが、
一部は既にクレーター化しているようですし、
酸化痕による白濁箇所も見受けられますので、
できる限りトップは綺麗にリセットされたいとのご希望でしたので、
トップ部分の3パネルボンネット・ルーフ・トランクは、
“03スタンダード磨きコース”にて磨かせて頂く事となりました!
深い線傷の洗車傷は目に付きませんが、
スクラッチ的傷は結構しっかり入っていますけれど、
確信はありませんが恐らくは納車時に磨きがディーラーで行われていて、
その際のポリッシャー傷だと思われます・・・
全体的には,
側面はイオンデポジットも殆んどありませんでしたが、
この部分には,
縦に一定間隔で短い横方向の傷が入っています・・・
駐車中に何か金属で擦られたのでしょう。
ご予算の都合上側面は,
“02スタンダード・ソフト磨きコース”ですので、
この傷以外は大方除去できるでしょうが、
この傷は?
ですかね。
最近弊社のお客様で、
この様な駐車中の当て逃げ的ご入庫は少なくなりましたが、
駐車監視機能付ドライブレコーダーが普及してきたからですかね?
先日も大阪方面で何十台もの悪戯で逮捕者でましたが、
逮捕のきっかけは駐車監視機能付ドライブレコーダーの映像だそうですから、
今の時代必需品ですね!
02スタンダード・ソフト磨きコースでは、
↑の傷取りきれないかも?
と思っていましたが、
意外とあっさり除去できてしまいました!
一寸残念なのが、
フロントバンパーに飛び石痕があり、
衝撃で塗装が浮いてしまっていたようで、
バフの摩擦で5mmくらい剥離してしまいました・・・
そのままと言うわけにも行かないですから、似た色のタッチペン入れて、乾燥させてから磨いたところ、
ほぼ目立たなくはなりました!
良くご質問で、
「飛び石痕って、磨けば目立たなくなりますか?」
言う方多いですが、
多くの場合ただ磨くだけですと逆に目立つようになることの方が多いです・・・
タッチペン入れてペーパーで表面を均せば大分違いますが、
そもそも純正タッチペンでもボディとは色完全に合わないですから、
私はそこまでお金や手間を掛けるのは必然性薄いと思います。
と言いつつ、
弊社メニューにはインジェクション磨きなる、
飛び石痕を補修するメニューありますが、
今は殆んどお断りしています・・・
正直コストパフォーマンス的に私が意味をあまり感じないからです。
どうしてもと言う場合は行いますが、
もう一寸予算を足して再塗装の方が良いと思っちゃうんですよねー
殆んどのイオンデポジットクレーターは、
ボンネットは除去できましたが、
かなり浸透深度の深いものは若干残りました・・・
ルーフは中央部分の一番水の流れない部分は、
相当深く食い込まれてしまっているため、
7割改善くらいですが、
トランクは完全に除去できました!
トランクにビルトインされているストップランプは、
レンズ上にかなり水染み頑固に形成されていましたが、オーナー様から、
「ついでに磨いてみて!」
と頼まれましたので、マスキング除去後軽くダブルアクションポリッシャーで磨いてみると、
完全に除去出来ました!
因みに水銀灯からスクラッチのような線が延びていますが、
これはガラスコーティング終了後のため、
トップコートの余剰成分がギラツキを起こしているだけで、
1回洗車をすれば無くなります!
GM ジーエム Cadillac キャデラック ATS パフォーマンス(A1SL)
磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
ブラックダイヤモンドトゥリコートと言うかなり変わった塗装色で、
メタリックやパールと言うよりラメに近い印象でしたが、
施工終わってみるとぜんぜん感じが変わり、
ラメ感無くなりました!
どうやら施工前にコーティングがなされていた感じですが、
そのコーティングが悪戯していたと思われます・・・
と言うのも、
ドアカップを手磨きしてみると、
磨いたところは黒がハッキリしてきますが、
磨き前の部分はなんとなく曇った感じがありましたので、
恐らくは施工してあったコーティングが、
表面反射が強くそのため塗装本来の意匠性を変えてしまっていたと思われます。
これは好みの問題もありますが、
磨き屋としては意匠性がコーティングで左右されるのはおかしいと思いますし、
私からするとまやかしと感じてしまいます・・・
このたびお選び頂いたガラスコーティングは、
かなり久々に施工する、
“マーベラスフィニッシュ・スパー ガラスコーティング”です!
これは予算的な問題もあり、
レジントップコート・コクーンまでとなるとオーバーしてしまうため、
レジン剤のトップコートをせずに済ませることが可能なガラスコーティングと言う事で、
レジン剤がセットになっているこのガラスコーティングに白羽の矢が立ったわけです。
但しこのガラスコーティングは、
一般地仕様という事でエンカルへの耐候性が脆弱であるため、
積雪地域での使用は避けるべきものですが、
オーナー様スタッドレスタイヤも履かれず冬季は殆んど運転はなされないそうですので、
そのような条件でしたらOKとなりました!
ですので、
私の記憶ですと長野県在住の方では多分初施工だと思います。
正直な話実は私はこのガラスコーティングの施工は嫌いです・・・
トップコートの拭き上げが非常に重く、
特にソリッドブラックなどでは拭き上げ傷が入るのでは、
とビクビクしてしまいます。
但し、
コーティングとしてはかなり優秀で、
耐スクラッチ性も高いですし、
素材を選ばず施工可能です!
久々に施工しましたが、
やはり拭き上げで筋肉痛です・・・
お持込の際にお土産までお心使いいただきまして恐縮です。
ありがとうございました。
京都店の施工のときもお持込時にお土産を頂くのですが、これは関西方面の習慣なのですかね。
施工の期間東南アジアへの家族旅行に行かれていたとの事でしたが、18号の台風は影響なかったのでしょうか。
私も一度はバリのチャチャチャと言う踊り見てみたいのですが、パスポートも失効していますし、暇とお金も無いですから、いけないでしょうね。
そもそも相当の出不精ですので、一生涯日本から出ることは無いでしょう。
お仕事柄、消費税の値上がりと減税措置のバランスで今後の受注動行はどうなのでしょう。
弊社の元受は、下期受注かなり絶望視していますが、コンスタントにお仕事あれば良いですね。
今後のオプションメニューの施工のご相談も頂きましたが、徐々に完全な状態にもって行きましょう。
この度は、ご新規でのご依頼、ありがとうございました。
PS:ホイルのガリ傷、弊社提携先かなり上手で価格も安いですから、又ご検討ください。
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スパー ガラスコーティング(親水性ガラスコーティング+初期製膜保護トップコート=Wコーティング)
磨きコース1=03スタンダード磨きコース(ダメージの大きな使用過程車向け=傷取り・グランド調整・鏡面仕上げ=ボンネット・ルーフ・トランク)
磨きコース2=02スタンダード・ソフト磨きコース(標準的使用過程車向け=傷取り・鏡面仕上げ=上記範囲以外)
オプション施工=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット×鱗落し)
施工料金:214,500円税込み(輸入車割り増し磨き+10%・濃色車割り増し磨きランク1+20% 適応・高速料金バック別途)
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