2020年02月09日公開|BMW
新車施工時中信地区の自称プロショップで施工をされ、
その後弊社にヘッドライトカバーへのプロテクションフィルムの施行ご依頼を頂き施行させて頂きましたお客様です!
そのプロショップ?
ご自宅に近くですし、
自信を持って勧めているヘッドライトカバーのリペア・ガード施行もあられる中、
そこそこの遠方である弊社に何故?
スパイか?
とも思いましたら、
理由をお聞きして納得できました!
商品・施行の説明根拠や化学的・物理的説明が、
冷静になり再検証してみると、
まったく理論的におかしいことに気付かれたそうです・・・
ディティーリングは一般のお客様が一番簡単に情報を得られるのはネットからとなりますが、
多くのメーカーさんですら自画自賛的広告に終始していて、
判断材料として一番重要なことは表に出していません。
施行店もそのようなメーカーさんの表面的説明だけで取り扱い施行をしてしまっているので、
嘘を付いている自覚はなく踊らされている感は強いですね。
それでも、ディーラー・修理工場・GS・量販店などに比べれば、
専門的なことは事実ですから、
知識のない一般人の方は鵜呑みになってしまうのもしょうがないですが・・・
実際現在営業されている磨きやコーティングのPROショップで、
所謂生え抜き・丁稚奉公の修行を経ての職人と言えるような経営者や施行者は、
恐らく1割にも満たず、
殆んどの経営者の方は異業種からの脱サラですし、
現場施行者も経験年数10年を超える方はまれです。
実際には、
PROショップと言いながら素人集団(業界)でしかありません・・・
又、
車業界は輩業界と言われるほど、
脛に傷を持つ人が多く、
都市部の輸入車ディーラーでは企業舎弟も珍しくはありません・・・
ですので当然ディテーリング業界も同じ様なもので、
何もものにならず転職を繰り返してきたものや、
犯罪歴があったり、
ブラックリスト登録者であったり、
馬鹿ボン・馬鹿婿みたいに人のふんどし当てにしていたりと、
社会非適合者率が多いのが実情です。
ですので、
新規開店店舗は雨後の筍のように出来てきても、
何十年と継続経営される店舗はまれですし、
現場施行者もコロコロ顔ぶれは入れ替わります・・・
多分オーナー様ご自信が求める内容を満たす店舗にたどり着くことが一番困難な業種だと思いますので、
施行店舗を探す際には、
経営者の経歴や会社の沿革などはもとより、
設備の整い方や、
車両預け中のいざと言う時の賠償対応準備が出来ているのかとかまで、
検討要素には入れる慎重さが必要でしょう!
私がユーザーであればまず最大重要事項として捉えるのは、
価格根拠=信憑性があるのか?
無茶なキャンペーンを打ち出していないか?
価格交渉に直に食いついてくるのか?
求めているサービス以外を勧めてくるのか?
説明が化学的・物理的根拠を持ってなされ、
質問事項にも即答で明確に答えられるのか?
などですかね。
今回のご入庫は、
弊社が施行させて頂いた“ヘッドライトカバーのプロテクションフィルム”の、
再施工です!
ご依頼頂いた際にもご説明いたしましたが、
ヘッドライト形状的に難易度が高く、
糊ズレやフィルムの角浮きのリスクがあることをご納得の上施行させて頂きましたが、
心配したように施工直後に角浮きが生じ、
補修(当然無料)をさせていただき一度は収めさせて頂きましたが、
その後もやはり角浮きを起こしてしまわれ、
今回貼り直しでご入庫となった訳です・・・
お手間とお取りしてしまいました。
初回施工時はエクスペル・アルティメット+と言う、
エクスペルフィルムのトップブランドで貼り込みをいたしましたが、
このフィルムは意匠性特化している為、
スタンダードのアルティメットより糊が弱いと言うデメリットもあります・・・
その為、
今回はスタンダードのアルティメットを使わせて頂くことといたしました!
角浮きはヘッドライトカバー頂上部で起きている為、
今回はフィルムの型の形状と貼り込み順序を変えてみる事で、
フィルムテンションと3次曲面のフィルムあまり方向を逆転して貼り込みを行って見ます!
これでも角浮きが起こるようでしたら、
最終手段はエッジ部で2分割にして貼る方法しかないでしょう・・・
今回は以前よりも横方向のフィルムを短くし、ヘッドライトカバーの横方向のエッジにテンションが掛かるように貼り込み始める事で、
3次曲面のフィルムのたわみを上下に分散するように貼り込みましたが、
前回角浮きが多発してしまった上面部は難なく貼り込めましたけれど、
逆に下側のたわみ量は非常に大きく、
且つこの時期室内温度を20℃以上にしていても、
どうしてもフィルムは硬くなりたわみの処理で折れが出やすくなります・・・
その為、今回は通常の専用ゲルとアルコールは使用せず、
ケルヒャーの蒸気スチームを当てながら、
フィルムに柔軟性が出る様にして貼り込みましたところ、
フィルムの糊も蒸気によりフレキシビリティーが上がりますので、スキージーで無理やりたわみを押さえ込んで行っても、
貼り込み中に角浮きは最小限に貼り込めました!
ただし、
たわみを無理やり押し込んでいく為、
どうしてもフィルムエッジは延ばし量の斑が出ますので波打ってしまいますから、
最後にカッターでラインを整える為にフィルムを切断します。
この際、
カッター刃がライトカバーに傷を入れないように切込みを入れなければなりませんが、
フィルムの構造が複層構造になっていますので、
表面の上部に切り込みを入れ引っ張ると、
自然に下まで切り取られてきます!
とは言え、
かなり恐いです・・・
BMW ビーエムダブリュー M420i グランクーペMスポーツ
(DBA-4D20)
ヘッドライトカバー=プロテクションフィルム・アルティメット貼り込み終了
何回も足を運んで頂くことになってしまい、
ご迷惑をお掛けしてしまったことは、
非常に申し訳なく感じております・・・
が、今回の入庫のご相談を頂いた際には、
「再施工費全額お支払いします!」
との事でしたが、
当然そのような施工費頂けませんから、
話し合いの結果フィルムの材料代だけ頂く事で納得いただきました!
過去ヘッドライトカバーの施行では、
形状的に施行困難であり糊ズレ・角浮き・ライン隙間等のリスク説明をしての施工でも、
いざその状態が起こってしまうと、
「これでは納得できないから、貼り直して!」
と、
強引に無料の貼り直しを主張されたり、
返金を求めてきたりされたお客様も3例くらいはありましたが、
返金することには一向に依存はないのですが、
社会の当然の常識として返金する以上商品であるフィルムは剥がさせて頂く事となりますが、
それは嫌と言われます・・・
今回は貼り直しを行いましたが、
基本的には私の施工ミスでの貼り直しの必要性がある場合以外は、
貼り直しはお断りしています・・・
と言うのは、
形状的に貼り込みの無理があることを、
複数回数行っても現状改善する保障はありません。
つまりエンドレスになってしまいます・・・・
今回貼り直しに応じさせて頂いたのは、
前記しましたように貼り込み手順の変更と、
使用機材の変更で何とか綺麗に貼れる可能性が見えたからです!
とは言え絶対に前回と同じことが起き得ないか?
と言うと、
この時期気温変化が20℃近くありますので、
気温変化でヘッドライトカバーが膨張収縮しますが、材質の違うフィルムの膨張収縮率は違いますので、
これを繰り返す事でフィルムの糊の密着力が負けてしまう可能性は否定できません・・・
又同じことが起こってしまった場合は、
前記しました様に2分割で貼り込むか?
他社3Mとかのように意匠姓は落ちますが、
糊が極端に強いフィルムを使用するか?
今は生産中止となってしまっている、
FIA認定エクスペル・ヘッドライト専用プロテクションフィルムにするか?
なのですが、
このフィルム既にクリアーはメーカー在庫すらありませんから、
弊社に在庫しているライトスモーク・ブルー・イエローと言うカラーフィルムになってしまいます・・・
個人的には、
ブルーですと減光率も少ないですし、
ガキ・輩ぽくもならないので私だったらこの選択をします!
が、これは個人的好みがありますから、
微妙ですが・・・
職場内移動をされ、今までよりも忙しくなられた上に通勤時間も非常に掛かるようになられてお時間のない中、やりくり頂きお越しいただきまして、ありがとうございました。
上記しましたように、ヘッドライトカバーフィルム施行では無理ごりクレーマーの被害にも遭っていますので、あまり私は進んで施行はしていませんが、今回のように譲歩いただけると安心して施行できます。
今回は以前のように角浮きは起こりにくいとは思いますが、正直100%大丈夫とも言い切れませんので、これで更に問題が起きてしまった場合は、上記した方法で対応を検討いたしましょう。
その際は料金は頂きませんが、それを気にされて言い難くなられる必要は無いですから。
交通機関の料金かからないようでしたら、暖かくなったら是非京都店に遊びにいらして下さい。
BBQでもやりましょう。
降雪の中、お越しいただきまして、ありがとうございました。
会員クラス:非会員
車両クラス:クラスM
施行コース:
オプション施行=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ヘッドライトカバー=既存フィルム除去+アルティメットフィルム再貼り込み)
注)通常条件でのプロテクションフィルム再貼り込みは、旧フィルム剥がしと糊除去は、時間レパレート工賃が追加費用として必要になります。
施行料金:12,375円税込み(プロテクションフィルム・アルティメット材料代のみ)
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