2010年02月13日|マイスターブログ
今までは私は現行もしくはそれに近い車であれば絶対に新車だと考えていました。
理由は簡単です、車体代で1割2割安くなる程度で他人のお手つきを買うくらいなら多少高くても自分がファーストオーナーのほうがいいというマア見栄が優先していました。
しかし最近ディーラーの認定中古車を見ていても現行ましてや走行距離が数百キロのものでも乗り出し価格で2割3割は当たり前に安くなっています。
こうなると新車の価格が馬鹿みたいに感じられます、売りで2~3割安いのですから下取りや買取に出せば1年落ちでも半値は覚悟しなければならないことになってしまいます。
たとえばAMGのE 63ステーションワゴンでしたら車体価格で約1450万円乗り出しでオプションにもよりますが約1600万円位するでしょうが一年落ちの走行1000キロ程度のものでも乗り出し1150万円程度で買えてしまいます、新車より450万円も安いのです。
これが旧型の3~4年落ちの車となると乗り出し600万円程度で買えてしまいます。
この車の場合で考えてみると一年落ちで下取り850万、3~4年落ちで450万円程度の価値と言うことになってしまいます。
では1年でいくら損をするのでしょうか?
新車から1年で約750万円、3~4年で1.1150万円1年当たり380万~290万円程度の損をすることになります、この差額だけでも国産高級車や輸入車のMクラスの新車が買えてしまいます。
見栄や虚栄心だけでは納得の行く損とは思えません!
本当に金銭的に余裕のある方はこんなことは関係ないとは思いますが、私レベルの生活費を工面して車を購入するものにとっては大問題ですが、逆に言うとチャンスです。
仮に1年落ちの1150万円の車を購入して10年のって下取り100万円だとしても1年あたりの償却は105万円で新車からの償却に比べると45万円少なくなります、3~4年落ちのものですと7年乗ったとして下取り100万円として一年あたりの償却は70万円新車と比べると80万円も少なくなります。
これはAMGを例にしておりますが全部の車がこれだけの差がでるわけではありませんがP・F・M・A・B・J などは車種によってはこれ以上の差がでることもありえます。
このような市場の状態ですから無理に新車にこだわらなければ購入を検討されている金額で1~2ランク上の夢だと思っていた車も射程距離内となってきます。
ただしこのような状態だから新車はだめと言うわけではなく、当然値引きも以前よりは大きくなっていますし輸入車に限っては一時のコストダウン生産からいい物を作ろうとする姿勢が強くなってきましたので、大量消費時代の車より明らかに今の新車は作りこみのグレードは高いと思いますが、事国産車に限っては売れなくなったから更にコストダウンをして1台あたりの利幅でそれを埋めようとする考えのメーカーがあるためになかなかいい車が出てこないことが残念です。
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