2010年11月14日|マイスターブログ
先日施工させていただいたホンダ ビートのお客様からこのようなご感想をFAXでいただきました。
短文では有りますが、それだけにお客様の率直なお気持ちが端的に現れていて読ましていただいてとても感激いたしました!
この仕事にはこれが限界というようなはっきりとした頂点がありません、施工者側がいくら最高の仕上がりだと思ってもお客様のお求めになるクオリティが同じレベルにあるとは限りません。
お預かりさせていただいている時間を最大限に利用して、持てる技術と知識をフルに引き出し施工したとしてもそれが満足につながるとは限らない怖さは、何年この仕事をやっても何百台施工をこなしてもいつも付いて回ります。
お客様によってはお引渡しの際に余りその場では仕上りを確認されない方や、食い入るように点検される方などいろいろです。
特に余り確認をされずお引取りになられたお客様から後日お電話を頂くと、
「ご不満な点があったのか?」
とビクビクしながら電話に出ることもしばしばです。
幸いにもほとんどの電話はご不明点の再確認や、メインテナンス商品のご注文で取り越し苦労ですんではいますが、この仕事をしている限りこの不安から開放されることは無いと思います。
しかしこの常に不安感を持つことが自信の満にならぬようにする、常に更なる上があることへの切磋琢磨につながることだと思います。
お客様がお持込される車は新車からクラッシック、何千万円もするものから何十万円程度のものまでいろいろですが、共通するのはそのお車を”少しでもきれいにしたい”
とか”手入れを楽にしたい”とか”今の状態を長くキープしたい”などお車を大切にしたいお気持ちから施工を決断されていることです。
私たち専門施工店はこのようなお客様がいらっしゃることで商売として成り立っていますが、往々にしてこのお客様のお気持ちを逆手に取り顔色を見ながら時価のような価格の決め方をされている悪徳施工店が多く存在するのも事実です。
お客様とお話をしている中でこのようなことをよく耳にします、
「今まで何回も磨きやコーティングを施工したけれども1回として満足の行く仕上がりであったことはない!」
「はじめに聞いていたコーティング剤の耐久性など全くなく、メインテナンスとしてそのつどお金ばかりかかってしまう」
「説明された施工内容が実際おこなわれたかどうかの検証の仕様がないものなので、まやかしの様なものではないの?」
などかなり厳しいご意見を頂くことがたびたびあります。
このような疑問を感じさせてしまうのは先にも触れた施工レベルのランク付けが出来ないことにあり、これを逆手に取ったような施工や料金を取ることから不信感を持たれる様になってしまっているのだと思います。
少なくとも車磨き研究所ではこのような業界の悪しき習慣には染まらず、明確な料金システムと施工内容のご説明、当然頂く価格に見合うそれ以上のクオリティーを目指し全てのお客様にご満足頂ける施工を目指します。
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