2010年12月04日|マイスターブログ
先日施工させていただきましたロータス エキシージの黒でJPSラインの入ったお車のお客様からメールをいただきました。
こちらのお客様はもともとロータス仲間としてサーキットや飲み会などプライベートでも長年お付き合いさせていただいてきた方ですが、現在転勤でご実家のある県外に転居されてしまっておりますがわざわざ車磨き研究所までお越しいただき施工させていただきました。
ありがたい限りです!
とにかく無類のロータス好きでその知識たるや下手な雑誌のライターをしのぐ生き字引のような情報量です。
私の知り合いのロータス乗りには勝るとも劣らないつわものがまだ数人いらっしゃいますが、皆さん共通するところはロータスにかける愛情の深さです。
こだわる形は人それぞれですが車の話、特にロータスの話となれば時間を忘れ何時間話しても話はつきません、去年行われた白馬のロータス乗りの方が経営されるホテルでの忘年会でも皆さんで明け方近くまでもビデオを見ながら盛り上がり続けました。
自動車メーカーとしては決して大きな会社ではなく、バックヤードビルダーの延長にある程度の会社ですが合併などせずにこの自動車業界の冬の時代を乗り切ってこられたのはこのような熱心なオーナー様たちが居たからに相違ありません。
しかしロータスもフェラーリより迎えられた新CEOにより2013年のニューモデルを境に大きくラインナップは変わろうとしています、馬力や価格は現在の二倍以上に一気に跳ね上がることから手ごろな価格のライトウエイトスポーツカーというジャンルからは飛び出し、一気にフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカージャンルに入っていってしまいます。
今までのロータスオーナーの多くはリッチ層ではなく普通の方が大半を占めていましたが、新ロータスに生まれ変わることによりラインナップも顧客層もまったく違ったものへと替わって行ってしまうでしょう。
つまり現在ロータスにお乗りのオーナー様たちは、大半の方は今の車が最後のロータスとなることになりますのでいかに大事に乗り続けるかが大きな命題となってきます。
ここで大きな問題があります?
スーパーカーとは違い飾って楽しむための車ではなく、走ってそのファンなフィーリングを楽しんでこそ価値ある車ということと、耐候性と耐久性に問題のあるFRPボデイをいかに長持ちさせるかという相反する課題を克服しなければいけません。
車磨き研究所ではそのお手伝いを少しでもさせていただければと思っております!
月別バックナンバー