2010年12月28日|マイスターブログ
私のブログの内容はほかの同業者のブログと比較すると逸脱した内容のものが多かったと思います。
いいか悪いかは別として読んでいただいて面白いこともそうですが、業界内部が非常に閉鎖的で本当の施工内容や料金システムの根拠などがあいまいなためお客様が不信感をお持ちであることをお聞きして、私の知るところやお聞きした部分などを公開してきました。
近隣の車関係の方からは、
「こんなことは書いてはまずいだろう!」
などのご意見もいただきましたがお客様からは、
「今まで知らずに不信感の中で施工依頼をしてきたことが納得の上で依頼ができるようになった」
とのお話もいただきました。
私自身もこの業界に入る以前はお客として車業界の色々な方々と接してきましたが、内容や価格などに関していつも不信感の中で納得とは程遠い気持ちを抱いていました。
いざこの業界の一人となって見ると、想像していたよりもさらに嘘と誤魔化しが横行していることにびっくりしてしまいました。
それと人を見て施工の内容や料金を決めるということも当たり前で、すし屋で言うところの時価のようなでたらめも当たり前であることを知りました。
確かにお得意様と一見のお客様とでは料金が違うのは当たり前ですが、取れる客や払う客からは取れるだけ取れという姿勢も商売ですからある意味間違ってはいないのかもしれませんが、それよりも商売だから全てのお客様に対して条件を加味した上でのルールにのっとった公平さをもつことが大切だと感じます。
このように書いたから全ての業者がそうという訳では決してありません、本当に妥当な価格と誠意を持った施工をされている方もたくさんいらっしゃいます。
ただその判別をする基準すら一般の方には分からないようにしている事に問題があります。
私の業界内部暴露がその判断の少しでもお役に立てばというだけの気持ちです。
また施工車ギャラリーではメーカーや車種によりかなり辛辣な表現もあるかと思いますが、これはあくまで私個人の感覚として思っているままを表現しているつもりです。
特定のメーカーや車種をバッシングすることは目的とはしておりませんので、雑誌などでライターがインプレッションを書いているのと同じとお考えください。
このような書き方をせずに全てを好く褒めて書くこともできますが、それでは私自身又は車磨き研究所のスタンスや方向がお客様に伝わりにくいのではということからあえて個人の志向性を前に出して書かせて頂いております。
確かにこのような意見を前に出した書き方に、
「そこまで書いてオーナーの方から怒られないの?」
とか、逆に施工依頼いただいたお客様から、
「遠慮しないで感じたことをそのままかいてよ!」
など色々なご意見や感想をいただきます。
商売ですから全てのお客様にご賛同いただけることが理想なのは当然ですが、残念ながら特にこのような職種では非常に難しいことだと思います。
御者として生意気な言い方では有りますが、商売の前に職人であることが大事なことだと思います。
職人としてお施主様からいただいたご依頼を気持ちを持ってやらせていただくためにはまず人間関係の信頼が大事なことです。
我々はお客様のことは何も分かりません、ですからこちらからお客様を判断することはできませんので、このように車磨き研究所の考え方や志向性を表に出すことでお客様に判断いただくための材料にしていただこうという理由でもあります。
私のブログの内容にご気分を害された方がいらっしゃいましたら深くお詫びいたします。
ただご理解いただきたいのは悪意から書いているものでは決してございません。
この業界をもっとオープンな誰にでも分かりやすい業界にできればと切に願っております。
月別バックナンバー