2009年10月18日|マイスターブログ
いまだに一部の塗装業者には平気で手抜きをする施工店が居ります。
言い訳として「予算が無いからこんなもんだ!」と平気で言う方もいらっしゃいますが、無いのは技術と気持ちではないのでしょうか?
職人なのですから本当に予算が無くまともなことが出来ないのであれば断るべきではないでしょうか!
「断っていたら仕事が無くなる」これは自分のことだけを考えた言い訳でお客様のことなど考えていない発言です。
同じ予算でも予算なりにきちんとした仕事をされる業者さんも沢山いらっしゃるんですから!
先日入庫したお車のトラブルです!
補修箇所はボンネット3分の1・右ドア3分の1・右フロントフェインダー・リアバンパー・左リアフェインダーとボデイの約4分の1近くに及びます。
このすべてがクリアーの乗っていない塗装でした。しかもオーバーハングしている箇所は柚子肌を通り越し鮫肌状態でした。
このお車は某県のディーラーから出展されたものですが、もしこの補修自体をディラーで受けたものだとするとディラーさえも信じることが出来ないことになってしまいます。
ただお客様自身も安いにこしたことはないと値切ることも少し考えたほうがいいのではないでしょうか?
いい仕事をするには気持ちだけでは出来ません、それなりの設備といい材料は技術と同じで必需品です。それをそろえ使うにはそれなりのコストが当然上積みされるのは必然のことなのです。
ただ一見客だからとぼったくる業者も確かにいるのも事実ですからお客様の判断も難しいのは事実です。
私の考えるいいお店選び
①作業の詳細を説明し細かい見積もりを提示してくれる。
②内製であれば作業場を見せてくれる。
③外注であれば外注先を教えてくれる。
④廃棄部品が山積みされていない。
私の考える失敗しない依頼方法
①予算をきちんと伝えどこまでどのように施工できるかを確認する。
②どこまでのクオリティーを求めているかをはっきりと伝える。
③ご自身から値引きを強要しない。
④施工中もしくは施工終了車両を確認させてもらう。
⑤完成後日中に立会い確認をしクレームは当日に伝える。
絶対とはいえませんがこれでだいぶトラブルは避けれるのではないでしょうか。
話は戻りこのお車もご予算の範囲があり100%の施工とまでは行きませんでしたが我々プロの目から見ても補修箇所がどこかは判らないところまでは到達することができました。
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