2011年12月13日|マイスターブログ
しばらく前の施工車ギャラリーの中で、“国賊トヨタ”との記載をしていたことの解説です。
数年前ある大手グローバル企業の最高顧問の部屋を訪れた際にお聞きした話です。
何でそんな人のところに?
と思われるかもしれませんが、私の妻の親族です。
東京に商用で行った際にはちょくちょくお邪魔していました。
この方が経団連の役員をしておられるときにもう一人の役員がトヨタの社長だったそうで、常に顔を合わせ話をしていたそうです。
両社とも世界中に製造拠点を持ち、製品の販売もやはり世界中に販売網を持っています。
会社の大きさでは明らかにトヨタのほうが大きいですが、分野的にみると世界シェアの確保率はトヨタの10倍近くの世界シェアを持ち、ほぼ世界を牛耳っている会社です。
とりあえず前置きはこのくらいとして本題です。
両社とも本社を日本におき当然のことながら日本の企業です。
そのため企業がどのようにして日本に対して貢献すべきかの話題の際、トヨタの社長は、
「日本にお金を落し日本のためにトヨタはあるのではない、トヨタはグローバル企業であるから本社が日本にあるからといって日本のために存在しているのではない。」
「会社が生み出す利益はトヨタのためのものであるのだから本社が日本にあることでトヨタにとって不利益であればどこの国にでも出ていく。」
現段階ではそう簡単に実行できることではないでしょうが、本音はただ自分たちトヨタさえ守れればいいということを如実に語る一言です!
これは解釈の仕方では、現在日本で働いている社員ですら切り捨てるといっているようなもいのです。
あともうおひとり名古屋の商社の社長様のお宅を弊社の建築部門で工事をさせて頂いた時の話です。
こちらの社長様の会社はほぼ100%トヨタの仕事で成り立っている会社で、部品の調達などの手配を行っていて製造はされてはいませんが、ほぼトヨタの1次下請けと同じスタンスの会社となります。
主に試作品の手配などをされているそうです。
たとえば試作ラインでトラブルがありどうしても部品が一つ足りません。
しかし足りないのはトヨタの発注ミスか破損のために足りなくなったもので、製造した会社や手配をした商社の責任ではありません。
それに対して、
「今すぐ○○の部品を一つ手配するように、○○時までに必ず納入するよう手配しなさい。」
「間に合わないと試作ラインが止まり1日先に進めなくなるので時間は厳守するように。」
このようなことがたびたびあるそうです。
ここまではまだ許容範囲かも知れませんが、ここからは信じられないレベルです。
製造をしている会社は愛知県内とは限りません。
日本国中どこの工場で作られたものかもわからない中、当日に納入しろとは・・・
しかし絶対命令です!
ヘリやセスナをチャーターしてでも対応しなければなりません、部品一つのために!
たとえばその部品が100円の部品だったとしても100万かけてでも納入をするのです。
しかしトヨタに請求できる金額は100円!
999.900円の赤字です・・・
しかもさらに恐ろしいのは、間に合わなかったときです。
ラインを止めたペナルティーとして、今後の単価を下げられたり、発注数を減らされたりの罰が与えられるそうです。
社長曰く、
「一次下請けでこのありさまだから、2次・3次となれば悲惨なものですよ。」
「自分たち以外は奴隷、いくらでも変わりはいるのだからくらいにしか思っていない会社ですよ。」
「確かに会社自体が持つ力はすごいかも知れないけれど、恐ろしいのは社員までもが自分もその力を持っているかのごとき錯覚をしていますからね。」
とのことでした。
このようにして世界でもまれな巨大企業に成長し、莫大な資産と権力を持つにいたったわけです。
そりゃー政治家も政府もトヨタの言いなりになり、トヨタのための国策を行いますわねー
これだけの富と力を得たのはトヨタだけの力でしょうか?
私は違うと思います!
末端の町工場までが必死になり要求される精度や納期を守ってきたからこそではないでしょうか?
しかし現実には上で書いたように切り捨てごめんの感覚で、末端の下請けとなれば利益どころか食っていくが精一杯!
しかし要求されるクオリティーは厳しくなる一方、それにこたえるため常に設備の更新をしていかなくてはならず借金は増える一方!
それとは反比例して、コスト削減でどんどんと単価を切り詰めトヨタの利益率はうなぎのぼり!
それに対して儲からなくなったら日本は捨てる・・・
これでは国賊以外の何物でしょうか?
それでもなおいい車作り、きちんとした車をお客様に渡す姿勢が残っていればいいですが、はっきり言って全国産車メーカーの中でトヨタの納車レベルは最低です!
しかもダントツ!
確かにそのような中販売ディーラの中には自店でそれを何とかしようと努力されているところもありますが、多くの販売店は開き直っているレベルで販売しているのも実態です。
車は壊れないことが確かにとても重要なことです。
確かにトヨタの車は壊れません。
しかしほかのメーカーだったら壊れます?
今の技術レベルにおいて壊れる壊れないでは全く差は各社ないはずです。
トヨタの車が1番?
それただの意思い込みです!
過去の話です!
レグサス=世界に誇る高級車
ただ広告戦略に乗せられているだけです!
同価格帯にあるほかの輸入車と乗り比べてください、車としての本質的良し悪しでは問題にならない程度のものですから!
すでに日本人の多くはトヨタのマインドコントロール下にいるようなものです。
ブランドに振り回されずに本質を掘り下げてみてみてください。
そのようなお客様たちの厳しい目しか、この傲慢になりきったトヨタを変える力にはならないと思います。
トヨタの根本的再生を願います!
月別バックナンバー