2012年12月25日|マイスターブログ
先日雪の中、わざわざ岐阜県よりお越しいただきました、X-トレイルの御客様よりこのようなご感想メールをいただくことが出来ました!
雪の安房峠を超えてくるだけでも大変なことですが、さらにはメールまで頂くことはうれしい限りです。
ありがとうございます!
確かにスクラッチシールドに関しては、世間ではいろいろな憶測・噂が飛び交い、
「スクラッチシールドは一切磨くことが出来ない・・・」
とか、
「スクラッチシールドは、ニッサンの5イヤーコート以外は施工できない・・・」
というようなことが、ミンカラ上でもよく目にすることがありますし、実際弊社へのお問い合わせでもこのような根も葉もない噂に不安になられ、ご相談いただくことが良くあります。
しかしこれ全くの“嘘”ですから!
これ等の情報の発信元は、ディーラーとコーティング屋・・・
デイーラーの場合はスクラッチ塗装という特殊塗装を理由に、
民間にコーティングをさらわれないための防御策。
コーティング屋は、確かに熱蘇生型塗装のため磨くことが困難or手間がかかる、
簡単に言えばリスクが高いためのリスク回避のための断る手段です。
多少の違いはありますが、基本的にはトヨタ・スバル・レクサスなどの耐スリ塗料と大きな違いはありません。
無理をせず、時間をかけながら熱を入れないようにじっくり磨き上げれば、
必ず磨き上げることは可能なのです。
コーティングに関しても、日産の5イヤーコート自体別にスクラッチシールド専用に開発されたものではありませんし、そもそもスクラッチシールドが採用される前からあるコーティング剤です。
コーティングが施工できない!
というこじつけ理由は、おそらく熱蘇生樹脂が、コーティング剤に含まれるキシレンなどの溶剤により溶かされるため塗装の樹脂が劣化または機能がなくなるなどが理由と思われますが、コーティング剤に含まれる混和剤濃度程度で劣化する塗料でしたら、何が飛散しているかわからない屋外を車が走り回ることは無理でしょう。
機能に関しては確かに傷蘇生効果は無くなります。
これは塗装の上に犠牲被膜としてシリカ膜ができますので当然のことです。
スクラッチシールドの代わりにシリカ膜が傷を引き受ける形に替わりますので!
これは5イヤーコートでも全く機能としては同じです。
このような理由からスクラッチシールドであっても、
磨き&コーティング共に全く施工は問題ありませんので、スクラッチシールド オーナー様ご心配なく!
此れから雪の毎日になり、お車に乗れるのも3月雪解けの季節以降まで御預けですね・・・
安房が安心して通行できるようになりましたら、また遊びにいらしてください。
今回は本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください!
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