コーティングをしようかな?
と思われたとき、どのようにコーティングを選ばれていますか?
コーティング施工経験者の7~8割がたは上のどれかで施工なされているでしょう。
然し、この様な選び方でコーティングを施工して、
満足されている方はあまりいらっしゃらないでしょう・・・
と言うのは、当然の結果。
ご自身のお車の駐車条件や洗車方法・頻度や塗装色・塗料種類等々、
コーティングを選ばれる際に選択条件として重要なこれ等を一切考慮せずに選んでしまえば逆に、
「コーティングなどしないほうが車の状態は維持できた・・・」
等と言うことも、
よくある話です・・・
1:ブランド
弊社にもこの様なメーカーや商品ブランドを指定されてこられるお客様が少数ではいらっしゃいますが、
そのほとんどの方の選択理由は、
「広告を見て!」
みたいな事ですが、広告って本当のこと書かれているのでしょうか?
デメリットも書かれている公告見たことないです。
実際に施工経験があり、
そのメリットデメリットをご理解のうえご選択しているのであれば問題無いですが、
宣伝文句をそのまま鵜呑みにされてしまい選択されるのは、
危険な選択です・・・
施工しようとする店舗で、
決定してしまう前にそのコーティングの説明をきちんとしてもらいましょう!
もしその説明が論理的でなく曖昧な説明しか出来ないようでしたら、
ご希望されているコーティングの是非の前に、
施工しようとしてる店舗に問題があるでしょう・・・
2:価格
予算を事前に設定してその範囲内で施工を行なうことは当然大事なことです!
但し、ご自身が希望されるコーティングの性能・機能や意匠性が予算範囲で満足のいくレベルに達するのか?
の、確認は必要です。
例えばある店舗に問い合わせてみると、
ご予定されている予算範囲でも施工可能だったとしても、
施行内容が不十分な工程であるのであれば、
安物買いの銭失い的な施工になってしまいます・・・
又、価格交渉や特別キャンペーン値引などにより無理やり予算範囲内に合わせての施工は、
通常作業を端折った手抜き施工になってしまう可能性も否定できません・・・
1円でも安く施工してくれるところを探されて施工しようとするのであれば、
鼻からキーパープロのような簡易施工にするべきです。
内容が無かったとしても、
支払っている価格が小額ですから後悔もさほど無く済みますから。
3:施工店舗で勧められるがまま
此のパターンでコーティング施工なされている方は非常に多いでしょう。
特に車両購入されたディーラーや販売店舗でサービス施工や言いなり施工と言うことが多いようです。
その際営業マンから多少の説明はあるようですが、そのような施工をなされた方から説明内容をお聞きしてみると、
ほとんど説明内容は嘘に近いものです・・・
故意に嘘をついているかは?
ですが、
基本的な知識がない中で説明している内容は結果として嘘と同じとなってしまいます・・・
お勧め施工自体がダメなわけではありませんが、ご自身の駐車条件や管理条件当然車両特徴等をどのように考慮してそのコーティングを勧めているのか?
の、倫理的な説明は不可欠です!
結論として、どうコーティングを選べばいいの?
ですが、
まずはご自身がコーティングを施工しようとしてる理由をはっきりなされることでしょう。
つまり、
コーティングを施工なさろうとしてそのコーティングに求めていることは何なのか?
が見えてこなければ、正しい選択は出来ません。
あまりコーティングに知識や施工経験の無い方に多いのは、
とにかくコーティング施工のされてる感を求めて強い撥水のものを希望される場合が多いですが、
此れが一番危険な選択です・・・
撥水系コーティングは前記してきているような条件により、
施工したことにより未施工よりもハイリスクを作り出してしまう可能性が高まります。
総ての撥水系コーティングに当てはまりはしないかもしれませんが、
基本的には露天駐車比率が高い場合や濃色車では避けるべきですし、
洗車環境が整っていなかったり洗車の腕前に自身がない方も避けたほうが無難です。
基本的には撥水系コーティングは尤も水染みを作りやすいコーティングですので、
其れは覚悟の上で選択するのであれば施工する必要があります。
つまり、撥水系コーティングを低リスクで施工可能なお車は、
車庫保管率が高く淡色車で洗車環境が整っている場合となります!
ほとんどの方が此の条件には当てはまらないでしょうが、
そうなると選択すべきコーティング機能は親水系もしくは疎水・滑水系となります!
但し、
此の手のコーティングはディーラーや販売店では採用されているところは限られますし、所謂専門店ですらラインナップされていないところが多いのが業界実情です・・・
又、
保障期間やコーティングの耐久性能に拘られる方も多いですが、
此れも?
です。
多くの保障期間ありのコーティングは、
1年毎の有償メインテナンスを義務化することで保障期間を保障していますが、
此れは必然的にランニングコストが乗ってきますので、
トータルすると結構な金額になってしまいます・・・
しかも、
多くの場合この様な定期有償メインナテンスで使用されるメインテナンス剤は、
ただのポリマー。
表面的ごまかしに過ぎません・・・
基本的には長耐久=高価格
となりますが、
コーティング機能自体は多くのコーティングで有機物で作り出していますから、
経年劣化により徐々に機能は低下していきます・・・
フッ素・テフロンなどで撥水を作り出しているものも、
蓮の葉原理で撥水していますから剣山が磨り減ることによりやはり機能低下はして行きます。
其れに伴い、コーティングにも傷が増えていきますから、
意匠性も低下していってしまいます・・・
今までの説明を読めば読むほど何がいいのかが?
になってしまうかもしれませんが、確かにその通りです・・・
どのようなコーティングを選択したとしても、
必ずメリット・デメリットは存在し、
総てに対してパーフェクトなコーティングなど存在し得ないからです。
今までに何回ものコーティング施工を経験されて、
その都度理論立ててその効果を検証してきている方なら、
ご自身での間違えの無いコーティング選びを行なうことも可能でしょうが、
この様な方はほんの一握りでしょう・・・
つまりほとんどの方は、
ご自身の条件にあった後悔しないコーティングを、
ご自身の選択だけで選び出すことは無理です。
最終結論として言えることは、
きちんとした説明を受けることの出来る、
選択肢のあるコーティングラインナップのある店舗をまず探すことです!
そこでご自身のコーティングに求めることや、
諸々の諸条件を伝え施行店と相談しながら後悔しないコーティング剤を選び出すことが、
最良の方法でしょう!