新車で無い限りワイパーの作動する範囲やウインドウの上下する場所には必ず傷がついています。それ以外にもタオルやクロス等で吹き上げる際に傷が入ることがあります。
上の写真でパイパーの稼動範囲が白くなっているのがわかるかと思いますが、この部分が傷です。
通常このし傷はシリコンオイル有機性の汚れ等によって埋められてしまっているため目視しではみえません。
傷が無いように見えるウインドウにスプラッシュクリーナーを塗布すると見る見るこのように傷が露出してきます、この状態がウインドウの裸の姿です。
いくら隠れた傷といってもこれだけの傷が入っていては、雨のひ特に夜間等の対向車のライトに照らされたときや街路灯の下に来たときに光が乱反射して視界不良を起こすのもしょうがありません。
この状態でいくらガラスを拭いても撥水コーティングを施工しても根本的な解決にならないばかりか、有機性の撥水コーティングを施工した場合には時間がたつにつれコーティング剤が劣化し更に視界不良を引き起こす恐れがあります。
根本的にこの状態を解決するには傷を磨いて落とすしかありません。
しかし今まではこの傷を磨いて落とすのは非常に高い工賃を必要としました。
たとえばドイツ製の100万円以上する機械を使い熟練したガラスやさんが施工するためです。
車磨き研究所では独自の研究開発により小型のポリッシャーを使用してこのような傷を落とすことができるようになりました。この技術によりとても安価な料金で傷を落とすことが可能となりました。
上の写真が磨き後のウインドウの状態です。
お気を付けいただきたいのがガラスを溶かすタイプの傷取りです。
ガラスを溶かすのですから逆にゆがみを起こす可能性がありますし、非常に強い溶剤ですのでガラスの変質や劣化を招く可能性もあります。
ウインドウには傷のほかにもう1つ大きなトラブルがあります、「鱗」です。
鱗の付着の原因としては以下のことが考えられます。
①水道水に含まれるイオンやカルキ・カルシュウム等が有機性不純物を巻き込んで固形化したもの。
②雨に含まれるイオンやカルシュウム等が有機性不純物を巻き込んで固形化したもの。特に酸性雨の強い地域では影響が強いようです。
③ガラスの成分が劣化し溶け出してイオンやカルキ・カルシュウム等と有機性不純物を巻き込んで固形化したもの。
鱗が付着し始めたものを放置するとこのように完全に視界障害を伴うレベルにまで生長してしまうことがあります。
車磨き研究所ではこのように頑固に付着してしまった鱗でもスプラッシュビュークリーナーを使用して除去(ポリッシャーを併用する必要が在る場合もあります)することが可能です。
スプラッシュビュークリーナーはカルキ・カルシュウム・有機性不純物等の一部を溶解することにより硬く固着している鱗を除去することが可能になります。
ガラスの成分等や塗装に影響を与える心配はありません。
このようのウインドウガラスの傷や鱗を除去してからウインドウコーティングを施工しないとせっかくお金をかけて施工してもあまり意味がなくなってしまいます。
ボデイのコーティングと同じでウインドウガラスも下処理が大事ということです。