車の磨きにはいろいろなものを使用します。
ポリッシャーを使うもの手で磨くもの、今ではポリッシャーを使用するものがほとんどだと思います。
ポリッシャーにもいろいろな種類がありメリット・デメリットがあるため使い分けが重要です。
動力種類 | 特徴 |
エアー工具 | 機械が熱を持ちにくく長時間の作業機向いている 設備にお金が掛かる 音がうるさい トルクが安定しない 整備性がよい |
電動工具 | モーターが熱を持ちやすい コンセントさえあれば施工できる 音が静か トルクが安定している 整備性が悪い |
などの違いがあります。
更にこの中で作動方法で細かく分かれます。
機械種類 | 特徴 |
シングルポリッシャー | 磨きのメインポリシャーです ウールからスポンジの中間研磨に用います 研磨力が一番強い 一定の回転の為バフ傷やオーロラが出やすい |
ランダムポリッシャー | シングルポリシャーの入門用 ランダムな回転の為オーロラがシングルに比べでにくい |
ギアアクションポリシャー | シングルポリッシャーやランダムポリッシャーのあとに主に使用する スポンジの中間研磨から仕上げにかけて使用します 研磨力はそこそこある バフ傷を散らして傷を置き換える |
ダブルアクションポリッシャー | ギアアクションポリシャーのあとに使用する スポンジの仕上げに使用する 研磨力はあまり無い バフ傷を散らして傷を置き換える かぎ状の深い傷が入ることがある |
ミニポリッシャー | 上記のポリッシャーが入らないところで使用する 研磨力が強い 深いバフ傷が入りやすい |
オービタルサンダー | 角部などで使用する 研磨力は弱い |
一番いいのはシングルポリッシャーのみで仕上げることですが、非常に技術を必要とするために施工できる磨きやさんは限られます。
磨きやさん選びの1つの指標になると思います。
車磨き研究所ではランダムポリッシャーのみで濃色車が仕上げられて初めてマイスターとなりお客様のお車を磨くことができます。
車磨き研究所で使用するシングルポリシャーは特注の高トルクタイプです。
次にはバフです。
タオルバフ | 研磨力は非常にたかいが塗装を傷める可能性が高い |
羊毛バフ | 研磨力が高い 1000番のペーパー目を消すことが出来る |
ウールバフ | 研磨力は強い 2000~3000番程度のペーパー目を消すことが出来る 種類が非常に多い |
スポンジバフ | スポンジの目の荒さや堅さにより研磨力はかなりの違いがある |
クロス | 一部のフランチャイズで使用している 初心者でも安全 研磨力はほとんど無い |
ペーパー | 肌調整に使用する 塗装の劣化の激しい場合に使用する 傷が深い場合に使用する 塗装がなくなるほどの研磨力の為熟練を要す ペーパー傷を消すことが難しい為熟練を要す |
一般的にはウールバフからの磨きが多いですが、GSや量販店・ディーラー内製の場合はスポンジのみの場合が多いようです。
一部の高い技術力のある磨きやさんではペーパーや羊毛を使用する肌調整からの磨きが可能です。
タオルバフの使用はお勧めできません、一昔前の技術です。
クロスにおいては傷を取ることはほとんどきたいできないため簡易的なものとなります。
車磨き研究所ではタオルとクロス以外のバフやペーパーを使用して磨きを行います、
ウールとスポンジについては約20種類のものを車種や年式・色等により使い分けより塗装にやさしい磨きをいたします。
最後にコンパウンドです。
ここが一番のカナメになると思います、磨きやさんが一番秘密にしているところです。
油性コンパウンド | 扱いが簡単 価格が安い 傷を隠す効果がある シリコンを含むものもある |
水性系コンパウンド | 扱いが油性に比べ難しい 価格が高い 多少傷を隠す場合もある |
水性コンパウンド | 扱いが難しい 価格が高い 特殊な流通経路の商品が多く入手が難しい ほとんど傷を隠さない |
このような違いがあります。
使用しているコンパウンドで大体技術レベルがわかるはずです。
このほかにも研磨剤の粒子の大きさや形・材料・配合率等気が遠くなるような種類が存在します。
車磨き研究所では水性コンパウンド以外は使用しておりません、理由は油性コンパウンド磨き終わったときに脱脂を行いますが傷を隠しているとこのとき傷が出てきてしまいますし、更にコーティングの際に車磨き研究所で使用するコーティング剤は繊維が非常に細かい為傷を隠しているコンパウンドの下に入り込み更に傷を出してしまうからです。
環境にもやさしいです。
磨きとは大きく分けて以上の3種類ポリッシャーとバフとコンパウンドの気が遠くなるような組み合わせから出来上がります。
単独店舗の場合この3種類が同じお店はまず存在しないと思いますので、当然おのおの個性が磨きに現れてくると思います。
うまい下手も当然ありますがお客様の好みの仕上がり感や肌感を探してみるのも面白いんではないでしょうか?
車磨き研究所では、磨きのコースにより、ポリッシャーやコンパウンドを細かく使い分けています。磨きの技術だけでなく、道具選びにも実績と経験がいきています。